(株)ホクセイ製作所の加工・製作事例

(株)ホクセイ製作所の加工・製作事例

大阪府摂津市のNC機械加工業のホクセイ製作所です。
今までに特注にて製作した機械の製作事例やNC機械加工の情報を随時更新していきます。

長年ご愛用いただいている弊社面取り機タッチカッター

既存機種である、BTC-300C、BTC-300Dですが、モーター等の部品の生産及び調達が困難になり、少し前から流通ルートには生産終了のお知らせをさせていただいておりました。

今後は修理対応分での対応になります。

 

タッチカッターそのものの販売が終了した訳ではなく、数年前から従来機に変わる新機種を開発しており、ようやく販売する事が可能になったので、この度、お知らせする事になりました。

新しいタッチカッターはBTC-300Eという品番になります。

今まではブラシモーターが使われていましたが、今回からはブラシレスモーターを採用しました。

これにより、従来機の騒音が70dBから60dBへ低くなり、モーターの回転数が変更可能になりました。

モーター自体は4000rpm/minですが、ギアにより4倍に増速させる事でカッター主軸部は16,000rpm/minmまで回転出来ます。

従来機では最大12,000rpm/minまでとなっております。

また、モーターの耐久性も大幅に向上しました。

面取り量の表示は従来機ではハンドル部に目盛りがついた簡素な物ですが、
今回から液晶インジケーターを装備しました。
電源は本体内蔵のソーラーパネルで駆動する為、バッテリー交換等の煩わしさを排除しました。
また、絶対座標にて測定する為、従来機のようなバックラッシュによる面取り量のズレは出ません。
インジケーターの表示通りの加工が可能になりました。
従来機から全て一新している為、内部部品に互換性はありませんが、カッターチップや
ガイドローラー、取り付け用リーマボルトはそのまま利用出来ます。
製品のカタログはこちらをクリックして下さい。

ここ数年、反転機の紹介が多かったのですが、久しぶりに新型面取り機の開発をしたので紹介します。

弊社では曲線などを面取り加工が出来るタッチ・カッターから始まり、6面フライス材向け面取り機である、DPC、SPCシリーズを取扱いをしております。

 

その中でDPC-500をご購入頂いたユーザー様から製品を手で送って加工するのでは無く、加工ヘッド自体が動くタイプの面取り機は作れないでしょうか?

という問い合わせがありました。

 

加工ヘッドを自走させる方式は弊社では自動3軸タイプの製作をした事はありますが、全長2000ミリ程で大きく値段も高い為、なかなか購入に至るケースが少ないかと思われます。

 

そこで加工対象の製品サイズを500ミリで区切り、加工能力もC1.0までに制限する事と制御装置の工夫により長さ745

ミリ、奥行435ミリ、高さ320ミリのサイズに小型化する事に成功しました。

 

 

テーブルの全長は745ミリ

 

 

テーブル奥行は280ミリ、加工サイズは500ミリ角の6面フライス材を想定しています。

 

 

操作方法は製品を壁にあてるだけ。

光センサー部に製品が乗ると加工動作を自動で開始します。

 

 

画像のように加工製品を置くと

 

 

カッターが左へ進んで行きます。

 

 

カッターが行き止まりまで進むか製品の加工が済んだ時点で製品をセンサーから離すとカッターが自動で元の位置に帰ります。

 

 

製品の大きさが変わっても特に設定を変えるという事をしなくても作業者が製品を近づける、遠ざけると直感的な動作で加工が出来ます。

 

 

加工サンプルです。

製品を手で送り切削をするわけでは無いので、テーブルと壁に接触している面が傷が付いたりはしません。

 

また、一定の速度で加工される為、誰が使っても加工品質に差が出ない為、面取り部の品質が安定するかと思われます。

 

 

カッターはDPC-500、SPC-500と同じ方式のヘッドを採用しています。

面取り部も平滑な美しい面取りが可能。

 

加工チップの交換もズレないように設計しているので、簡単に交換が可能で時間の短縮に貢献します。

 

また、カッターの回転速度、送り速度も個別に設定可能でアルミ以外にも鉄やステンレスの面取りも可能です。

 

但し、面取り量はC1.0までの制限があります。

 

 

この記事の内容では判り難いかと思うので、動画を用意しました。

この動画で動作状況などもお判り頂けるかと思います。

 

 

久しぶりの更新です。

 

今まで紹介してきた反転機や面取り機では無く、全く畑違いなジャンルのレーシングシミュレーターの開発&製作をしてみました。

 

事の始まりは2016年の7月に今回の製作依頼主及び今後の販売元となりK-ReguLus社 代表 田中莞士氏より、モーションシミュレーターの製作をして欲しいという話があり、2017年1月から製作を開始し、11月頃に依頼主の元へ納入、その後パラメータ調整を積み重ね、ここ最近はこの筐体でサーキット走行のトレーニングに活用しているようです。

 

 

よくあるシミュレーターは3画面のマルチモニタ環境が多いのですが、ドライバーの視角や距離感が掴み難い事と省スペース性を兼ね備えた、最近流行のVR仕様の筐体です。

 

 

VR自体、まだまだ左右の視界の狭さや解像度、画像処理の演算等まだまだ発展途上なのですが、使ってみるとHMD内では人の眼がきちんと実物と同じ大きさで認識でき、立体視になっているので、本物と間違えてしまいそうな位の臨場感が出ています。

 

特に自動車の運転ととても相性が良く、コース上のブレーキングポイントやコーナーの位置や方角距離感や車幅等、実物と同じ感覚でドライブできるので初めて体験される方でも比較的コースアウトする事が少ないようです。

 

モニター式だとどうしても実際と見え方が違う事と車幅が把握し難いので慣れないとまともに走れない事が多かったです。

 

 

ステアリングコントローラーは米国製、SIM EXPERIENCE社製ACCUFORCEコントローラーを採用し、コスト低減を狙ってステアリングユニットはMOMO社のステアリングにパドルスイッチを自社で製作したものの、却ってコストが跳ね上がってしまうという結果になってしまいましたが、オリジナルの製品よりもステアリング支持部の剛性が上がり微細なフィードバックの再現に繋がっているようです。

 

 

おそらく、市販仕様では価格が跳ね上がるので特注仕様になるかと。

 

 

ペダルはイチから製作。

クラッチペダル付の3ペダル仕様です。

クラッチペダルにはカム機構を使って実車と同じクラッチフィールを実現、使用者はよくヒールトゥの練習に持って来いと頻繁にクラッチ操作に勤しんでいる方もいるそうな。

 

 

ブレーキは実車と同じ油圧ブレーキ。

市販のペダルユニットで油圧システムも存在していますが、ブレーキ側は油圧シリンダーにゴムを潰す事で実車に近いフィーリングを出すのがセオリーのようですが、弊社は敢えてあまり採用されない実車のブレーキキャリパーをそのまま使用する事に。

しかもブレーキで挟む部分もオール金属で実車と全く同じフィーリングを出す事に成功。

実は、開発期間中モーションシステムよりも苦労した部分でした。

 

 

納品後にペダルフィードバックシステムの製作方法が判ったので、後日引き渡し。

この写真は動作チェックで仮ブラケットでモーターを固定していたのですが、今はしっかりとしたブラケットでガッチリと固定し、ホイールスピンやホイールロックの瞬間をしっかりと足裏に伝えるマッサージ機能を有したペダルになっております。

 

既存のモーション筐体とはかなり違う構造で製作しました。

イチから作るなら他所とは全然違うものをという設計理念が込められています。

 

若手レーシングドライバーにも体験しもらい中々好評のようです。

 

この筐体は東京バーチャルサーキット大阪店に設置しております。

現在はこの筐体でのトレーニングや練習走行などの体験が可能です。

 

販売や問い合わせにつきましてはK-ReguLusにて扱っております。