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今日は土曜東京の2歳重賞を検討しようと思いますが、例年どおり出走頭数が少なくて、馬券的興味よりも、ここをステップにGⅠを狙える馬がいるかどうかの「品定め」が焦点です。過去10年のデータなどから、中心馬とレースレベルを考えてみます。
サウジアラビアRC【2025年10月11日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ
サウジアラビアロイヤルカップの過去10年データ、好走馬一覧(2025年10月11日東京11R) | 競馬ラボ
1)持ち時計プラス
芝1600の持ち時計トップは、ニシノエースサマの1分34秒6(上がり34.2)ですが、新潟の時計は他場より速くなる傾向があるので、これに0.2秒差で続く、ゾロアストロとマーゴットブローの方が上かもしれません。続いてリネンタイリンが4番手ですが、これは新潟2歳S9着時の時計で、勝馬に1.8秒離されましたので、あまり評価できません。他方、新馬勝ちのチュウワカーネギーの時計はそれほど速くありませんが、33.2で上がっているので、まずまずでしょう。アスクエジンバラは新馬でこのチュウワに0.3差の4着でしたが、その後勝ち上がってコスモス賞を制しましたので、軽視はできません。あとは、1400で新馬勝ちのエコロアルバまででしょうか。ガリレアは2戦目で勝ち上がりましたが、時計が詰められませんでしたし、ユウファラオも夏場ですでに5戦していて、どんなもんでしょうか。
2)前走(ステップ)と間隔
〇新馬 19頭
〇未勝利 7頭
〇新潟2歳S 3頭
間隔で抜けて多いのは中4か月(6月デビュー)で、次が中8週(8月デビュー)です。間隔をあけている方がやや優勢に見えます。
3)血統
難解ですが、ペース次第のような印象もあります。スローの上り勝負になると、ノーザンダンサー系(ND)の底力がものをいうと思うので、父・母父にND血脈をもつ馬を挙げておきます。該当するのは4頭です。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・エコロアルバ :父モズアスコット(Sadler's Wells系)/母父フレンチデピュティ(Vice Rgent系)
・ガリレア :父モズアスコット(Sadler's Wells系)/母父ステイゴールド
・マーゴットブロー :父Twirling Candy(Fappiano系)/母父Stormy Atlantic(Storm Cat系)
・ユウファラオ :父American Pharoah(Fappiano系))/母父Medaglia d'Oro(Sadler's Wells系)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析のポイントは以下のとおりです。
(データ分析:サウジアラビアロイヤルカップ 今週の注目レース JRA)
① ④人気以内の馬が中心:過去10年で複勝率80%強
② キャリア1戦(新馬勝ち)が好成績:複勝率57.6%
③ 近年は1枠の馬が好走
:勝率18.2% 複勝率45.6%
④ 1戦1勝で距離1500以上、上がり脚上位の馬
新馬勝ちの2頭では、チュウワカーネギーの方が距離経験がある分だけ若干優勢で、二番手がエコロアルバでしょうか。
5)結 論
JRAのデータ分析に反しますが、ゾロアストロを中心視します。前走で2着に退けたジーネキングがその後札幌2歳Sで2着でしたので、比較上は世代上位の実力と見てよいと思います。鞍上ルメールも魅力です。二番手がチュウワカーネギーで、三番手に一度チュウワに負けているアスクエジンバラ、以下エコロアルバ、マーゴットブローとニシノエースサマまででしょうか。メンバーレベルがそれほど高いようには感じませんので、ゾロアストロにはぶっちぎってもらって、次のGⅠで上位進出の足がかかりにしてもらいたいものです。まとめると、
◎ゾロアストロ 〇チュウワカーネギー ▲アスクエジンバラ……
で、ゾロアストロとチュウワカーネギーが二頭とも馬券圏外に消えるようなレースにはならないと思いますが、どうでしょうか。金曜に追い切り状況を確かめて、もう一度考えてみますが、見るだけのレースになるかもしれません。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。週の折り返しです。伊豆諸島は台風接近で大変そうですが、どうか被害が大きくならないよう祈ります。