6歳、年長さんの娘にとってのこの絵本は、2歳くらいの頃のクリスマスの読み聞かせで聞いたのが最初です。

それ以来、毎年クリスマスの時期にどこかしらのイベントで読んでもらったり、お友達とのクリスマス会で読み聞かせをする、五味太郎さんの名作絵本です。

 

 

「きょうは どうやら クリスマス。」

サンタクロースが、ヘリコプターに乗って空からやってきました。

これから、みんなの家をまわって、窓から贈り物を配るみたい。

ところが、もしかして…このサンタさんって、ものすごく慌てもので大ざっぱなのかも。

 

窓から部屋の中を覗いてみると、見えたのはぐっすり眠るねこさんの顔。

じゃあ、贈りものは可愛いリボンね!
サンタさんはプレゼントを投げ込みましたが、ページをめくると、なんとそこに寝ていたのは「ねこさん」の絵柄のパジャマを着たブタさんだったのです。

次にやってきた家の窓。今度はしましまの模様が見えます。
サンタさんは思います。
「ここは どうやら しましまさんのおうち。」

しまうまさんにピッタリのプレゼントを窓から投げ込みますが、ページをめくってみると、やっぱり違う。
その部屋で寝ていたのは、なんと…!?

みんなの家の「窓」の部分が穴あきのしかけになっていて、ページをめくると、思ったのと違う動物たちが出てきます。

慌てもののサンタさんは、プレゼントを間違ってばかり。

 

幼児さんから低学年くらいまでの子ども達にこの絵本の読み聞かせをすると、大笑いしたり、正しい答えを教えてくれたり、反応が非常に楽しい絵本です。