年の瀬は慌しい…と焦っているのは大人たちばかり、
12月の“学童”は、クリスマスでわくわくし、お正月を心待ちにしている(本当に待っているのはお年玉か)子どもたちであふれています。
今日は“おもちゃの買出し”に高学年たちが出かけました。
購入資金は、秋に行われた福祉まつりの売り上げです。
まつりでは、保護者がカレー・焼きそば・フリーマーケット・ストラックアウト etc…のお店を出店し、少しでも“学童”の運営資金を稼ごうと頑張ります。
子どもたちも、1~2ヶ月の間にさまざまな小物を作り、小さなバザーを行いました。
子ども手作りのお店は別会計で、その売り上げが冬休み恒例の“おもちゃの買出し”に当てられるのです。
買出し先は、S町のトイザラス。
バスと地下鉄を乗り継いで行かなくてはなりませんが、高学年ばかりなので大丈夫。
乗り物内でフラフラしたり、騒いだりすることもなくマナーだってバッチリです。
(゚ー゚; タブンネ
「バッティングマシンが欲しいっ」
各自が店内を物色した後いったん外のベンチに集まり直し、購入おもちゃ選択会議(笑)を始めたところ、5年生の洸くんが口を開きました。
隣の舷基くんも激しく同意。
“学童”には地域の野球チームに所属する子も多く、彼らにとってバッティングマシンはたいへん魅力的…。
ところが、
「えぇ~っ、たっか~いよ」
「そんなの、野球やんない子にはゼ・ン・ゼ・ン関係ないじゃんっ」
女子チームの一斉攻撃に遭ってしまいました。
確かに、バッティングマシンは今回の予算の半額にもなる高額商品、ここは思案の為所です。
「じゃさ、トスマシンってあっただろ?そっちにしたらどうかな?」
トスマシンならバッティングマシンよりも安いから、と指導員が助け舟を出しましたが、野球小僧くんたちも譲れない様子です。
…喧々諤々…
小学生グループが真剣に話し合っている姿は、歳末の繁華街ではちょっと浮いていたかも…(とは、引率に借り出された高校生の真美子の言です…)。
…喧々諤々…
長い話し合いの結果、
今年の“おもちゃの買出し”の目玉商品は、ポケモン人生ゲームとなりました
『春になって新1年生が入って来た時に喜んでくれそうなもの』というのが購入理由です。
普通の人生ゲームなら安いのだけれど、ポケモン版にすると予算の半額近くになってしまう…
『でも、やっぱポケモンでしょ、1年生には』と決めたのだそうです。
(≡^∇^≡)
ん、バッティングマシン
バッティングマシンは、トスマシンに変更しました。
(^~^)
その他にも、予算いっぱいいっぱいまで、細かなおもちゃを買い出して、意気揚々と高学年たちは“学童”に帰りました。
“学童”でおやつが待ってるよぉ
自分たちが稼いだお金で買ったおもちゃ、
高学年たちが一生懸命考えて選んでくれたおもちゃ、
年に1回しかもらえない新しいおもちゃ、
丁寧に使って片付けて、大事にできる…できるはず…できるといいね…できるようにしようよ…。
σ(^_^;)
(出来なきゃできないで、できなかった時にはどうしたらいいのか、また1つ1つ話し合って考えていくんですけどね、“学童っ子”って。)