1月歌舞伎座
壽初春大歌舞伎
夜の部
京鹿子娘道成寺

尾上右近=花子バージョンを観ました🌸


今回は道行が無いバージョン

浅草公会堂で観た道行の尾上右近は大正浪漫な香り濃厚で見惚れさせてくれたので道行がないの寂しいですが、尾上右近さんも中村壱太郎さんも京鹿子娘道成寺を1人でひと月歌舞伎座でフルバージョンでご見物を魅了しまくってくれる日も遠くはないでしょう。彼らにとっての一番とっておきの良きタイミングを松竹さんその他考えてくれているのだと思います🌸楽しみにしてます!健康で長生きしたくなる時♪

浅草公会堂の自主公演から年月は経っていませんがその時ともまたぐっと変わってその変化がまた魅力的で、ハッとさせられ、心を揺すぶってくれて、楽しくて楽しくて、たまらなかったです😊

色々細かく書きたいと思っているのですが見ながらお勉強しているようなもので(そして私はどんなものも学ぶのが得意じゃない)今回もまた私は見物人として落第生ですが(自分の中でね)

そんな頼りのなさではありますが・・・

前回『しょんぼり』見えたところが今回はもう少し大人の女性のしっとりに見えたこと
(その後も前回より大人の女性の色っぽさを感じたよ)(でも前回のしょんぼりも好きだったけどね)

舞踊派と芝居派というものが二つあって右近さんはその両方の面白さがあると言っていた保先生の前回の劇評の感じが(前回はそんなこと考えてもみてなかったので)このことかもと感じられたこと

袂のゆらめき・・・ゆらめきを超えて羽ばたきといってもいい躍動を今回目の当たりにするとは思わず始終驚かされ続けたこと

彼の指先が空間をひらめいていっそ時空ごときりさいてしまうような鋭さに驚いたこと(そしてその手に掴まれてしまうかとすら思った)

『羯鼓』の面白さが今回私が見てきた中では群を抜いて私の好みで活発で躍動してみえたことが

たのしくておもしろくておもしろくて
ずっと見ていたい感じでした🌸

このためだけにも定額制にしておいても良か
ったなと後悔したくらい

鐘への執着は私が見てきた花子の中では低めかもですが

全身の使いっぷりがすごかった!
袂がね、羽ばたき 
それが段々
焔のように見えてきて

夢中になりました😆


これは・・・この尾上右近をお見逃し無く!

ですっ🌸