同じ幼稚園に通うお友達です。
2人で仲良くアトリエにやってきました。
真っ先に向かったのは、粘土です。
こねこねしたり、伸ばしたり、道具を使って、ながーくしてみたり。
そして、Iくんが三角の型抜きで三角の形を作り始めると、
Sくんもまねをして同じように三角を作り始めました。
2人して楽しそうです。
やがて三角が幾つか出来上がると、
Iくんは板をさがしだし、その上にきれいに並べて数を確認していました。
おそらく、数えることを覚え、それがうれしいのでしょうね。
Sくんは三角と三角を組み合わせ、絵の具を使い、蝶をつくりました。

全く同じものからスタートしたのですが、
できあがりは、それぞれです。
興味のあることが違うんですね。楽しいですね。
そのうち、Iくんが色のひもをシュルシュルと出し始めました。
それをみたSくん、「そんなに出しちゃって!」
私が、「いいよ♡」と言うと
「いいの?!」と2人一斉にシュルシュルシュル!!!!
色のひもをもって、へやをグルグル
「青はお母さん。赤はお父さん」
「へびだね~~!」
「きゃっ!きゃっ!きゃっ!!」
と笑いながら、いろんな色を満足いくまで
引っぱり出していました。
(こういう時も想像を広げてますね~~~おもしろい!)
こういう時、子ども達は本当に楽しい顔をします。
こちらも癒されます。
しかし、部屋はひもだらけ(汗)
少し落ち着くと、次の作品に取りかかります。

Iくんは木片に穴をはっけんして、
爪楊枝をさしていました。
そのうち竹をみつけ両サイドに爪楊枝をさし、その形を見ているうちに、
トコトコと粘土のところへ行き伸ばし棒として使っていました。
すごいですね!!道具を作っちゃったんですね!!!
Sくんは粘土にたくさん色々さして、
「ハリセンボン!!!」とみせてくれました。
これも素敵です♡
ほんとに仲のいい2人はそれぞれでおもしろい!!
そのうちSくんは折り紙をグチャと始めました。
「やっていい?幼稚園ではダメだって言われたんだ。」
「そうなんだ。それなら、ここで好きなだけやればいいよ。」
すると嬉しそうにグチャリ、グチャリとやってました。
でも、ちゃんと折り紙の柄を選んでやってましたよ♡
そして、それで終わりじゃありません。
そのあと、その折り紙をグルグル丸めテープをはって、粘土をたして
「オウムガイ!!!」
と作品にしました。
へぇ~~~~おどろいた~♡

子どもたちの発想はどう転ぶか、大人には計り知れません。
自分で次々に発見し、形にしていきます。
それを豊かに広げていくためにも、
ここでは、「これはやってはいけない。これはこう使わなければ行けない」
などとなるべく制限をもうけたくないと考えています。
だから、今回はあえて「やっちゃいけないかな~~~」と思っていることを
「やってもいいよ。」とやってもらいました。
頭の柔軟体操です。準備体操のようなもの。
こんな使い方あったんだ!!と発見することは楽しいものです。
発見する喜びを知ると、自分でドンドン色々やりたくなる!
これが、やるき!意欲!!
こうなってくると頭の中はいい循環をおこします。
だから、ここでは、『やってみたい!』と思ったことはやっていいんです。
そうして楽しんで、作業に没頭し、
柔軟性をどんどん身につけていってほしいと願っています。
今回のIくんとSくんの楽しげな姿よかった~~~!
こっちも元気をもらったよ♡