子どものアトリエ日記10月Kちゃん(府中で造形、絵画の自由工作の場)  | 府中でリフレッシュサロンを開いています!

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府中市で開いている、小さな自宅サロン(ホームサロン)です。子ども達には、工作、お絵かきなど自由創作の場「子どものアトリエ」を開いています。
大人のかたにはオイルテラピーでトリートメント、フラワーレメディ、個人カウンセリングでみなさんを応援します。

今日はKちゃんのご紹介です。

びっくり箱です。

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バネから手作りです!!


アトリエにやってきたKちゃんは箱から探し始めました。

思う大きさがなかったらしく、手作りすることにしました。

一度失敗しましたが、すぐに大きさを作り直して箱を完成させました。

周りにホイルの折り紙を慎重に貼付けていました。

初めは、赤と緑を貼っていたのですが、

あとで、赤いホイルを発見し、緑をはがして、

すべてをキラキラ輝く真っ赤に仕上げました♡


次に「飛び出すものどうすればいいかな?」

と尋ねてきました。

「びょ~~~~んと飛び出すの?」と尋ねると


「うん。」


「そうだね~。バネかな?」

他のお友達も「バネだよ。」

するとKちゃんは、「他にない?」と聞いてきます。


そういえば随分前に、他の子がバネを作って
うまく行かなかったことがありました。

その時はアルミの針金しかなく、柔らかすぎてバネにならなかったのです。

その時のことを覚えていたのかもしれません。


Kちゃんに「かたい針金があるから、それで作るとうまくいくかも。」

と助言をすると、少し考えてから作り始めました。

ラップの芯に針金を巻いていきます。

しかし、針金がずれてしまいうまく巻くことができません。

「テープでとめていい?」

「どうぞ。」

初めはセロハンテープを使います。

「あ~~~~はがれる~~~!」

「テープの中で一番強いのはガムテープかな。」というと、

ガムテープで、やり直していました。



そしてなが~~~いバネを完成させると、
箱に赤いガムテープで固定しました。

ここでも赤を選びました。


ふたを閉めて、再び開けてみると、

本当にびっくりするほど飛び出してきます。


「うわぁ~~~!これは、びっくりするね~~~!」

Kちゃんは、

「でもちょっと長いかな~」

長すぎて、箱の中の治まりが、美しくないのです。

しばらくは短くするかどうするかと考えていましたが

切らずにそのままで行くことにしました。

そして、厚紙でおばけを仕上げ、取り付けました。


仕上がりかな。と見ていると、

なんと、最後に箱の上に『びっくり箱』と書き上げたのです。


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お友達に「それじゃ、びっくりしないよ。」と突っ込まれても、

平然としていました。



Kちゃんにとってこの作品は、

人を驚かすものではないのです。

Kちゃんの気持ちそのものです。


赤、はエネルギ-の色。

Kちゃんの場合は心のエネルギーが充満してます。


自ら色んな世界に飛び出していっている。

今まさにその原動力を持っている。

そうして、成功体験を積みかさねている途中。


この驚くほど飛び出す「びっくり箱」も成功させるため、

どうすればいいか、何を使えばいいのかと慎重にさぐりながら、

自分でいちから考え作りあげたものです。

Kちゃんにとって大切な成功体験の1つです。



だから、完成した箱に書かれた『びっくり箱』とは、

Kちゃんの自信です。『私が作ったびっくり箱』という意思表示です。


人を驚かせるためのびっくり箱ではないのです。

そんな理屈はどうでもいいことなんですね。




今Kちゃんは、うれしい物事や、友達との出会いを

経験しているのかもしれませんね。


たっぷり味わってくれるとうれしいな~~♡