今年の中学受験も無事終了し、全員が第一志望に合格しました(TT)
小学校の遊びたい盛りに、
目標のために努力し、達成し、涙する小学生は、
本当に尊敬に値します(><)
毎年多くの中学受験生を見ていますが、
彼らは知識レベル的にも、精神的にも、
本当に大きく成長します!
これからも、そんな小学生たちを、
精一杯サポートしていきたいなぁと感じます(^^)/
さて、そんな小学生たちが
「中学校を受験したい!」
と言い出したとき、私は必ず
”最後まで第一志望を諦めないこと!”
”予習、復習、テスト直しを欠かさず行うこと!”
を約束してもらいます♪
中学受験を志した最初の頃のほとんどの生徒は、
「本当に受かるかなぁ・・・。」
という不安との戦いとなります。
また、6年生になってからも必ず伸び悩む時期も出てきます。
小学生の脳はものすごいスピードでいろんなことを吸収していくので、
たった1~2ヵ月くらいでも、
ビックリするくらいの成果をあげることができるのですが、
それでも自分を信じきれなければ、モチベーションが上がらず、
どんな勉強法を用いても効果が出ずに、
「自分にはやっぱり無理だ・・・。」
と思ってしまいます。
ですから、0011の記事にも書きましたとおり、
「あなたには高い能力がある!」
ということをこちら側からは言い続け、
第一志望を決してあきらめないように、
毎授業ごとに、志望校・コース、次のテストの目標点数(偏差値)を、
彼らに確認します。
そして、次に勉強法です。
中学受験は学校の授業とは全くことなる勉強が必要になります。
ですから、学校のテストでいつも満点を取っていたとしても、
それほど意味がないとも言えます。
”落とすための試験”で点数をとれるようになるためには、
特別な勉強をしなければならないのが事実です。
そこで、その勉強をいかにしてするか・・・、ということなのですが、
それが、
①予習
②復習
③テスト直し(模擬試験のやり直し、過去問題の繰り返し)
なのです。
もちろんこれは、中学校受験にがぎった事ではなく、
中高生にも大変重要なことなのですが、
特に小学生にはこれらの重要性が全くわかっていないので、
そこを理解させるところから始めます。
①予習
この3つの中で、重要度は最も低いと思いますが、
それでも軽視してはいけません。
予習というと、
「習ったことのないことを自分で勉強しなければならない。」
みたいな、難しいことを考えがちですが、
そんなことをする必要は全くなく、
まずは
「”わからない”ということを理解する」
ということが重要です。
「これ、全く意味がわからん・・・。」
という状態で授業にのぞみ、理解したときには、
まさに目から鱗が落ちるような感じになり、
より強く記憶され、引き出しやすくなります。
そもそも記憶というのは、
人間が生きていくうえで、
失敗を繰り返さないようにするためにあるものです。
予習して「わからない」状態というのは、
我々にとって良くない状態(失敗)なわけですから、
それを繰り返さないように脳が一生懸命働こうとします。
これが、もし、なにも予習せずに授業をきいてしまったら、
「あー、良い話聞いたな~。」
程度で終わり、強い記憶にはなりづらいのです。
予習の大切さ、少しはご理解いただけましたでしょうか(^^;
②復習
なんと言っても、勉強のメインはこれですね。
記憶の話の続きになりますが、
繰り返し入ってくる情報は、嫌でも覚えてしまいますよね。
例えば、
家から学校までの道順、
家族や友人の顔と名前、
6年間歌い続けた小学校の校歌、
など、別に意識しなくても覚えてしまうでしょう。
勉強の中心は新しい知識を覚えることですから、
この繰り返しの作業は非常に重要です。
1度聞いたり見たりしただけで覚えるような天才は、
ほとんどいませんからね(笑)
自分では覚えたつもりでも、
意外と忘れてしまうものです。
授業でやった問題をもう一度解いたり、
同じ事を繰り返す作業などは、
時に面倒で、退屈に感じることもありますが、
この重要性を無視しては絶対に成績は上がりません。
逆に、これをしっかり地道に続けていく子は、
かなりの確率で成果が現れてきます!
③テスト直し、過去問題
実は、受験生にとってはこれが最重要といっても過言ではないでしょう。
私は多くの生徒に対し、入塾時には、
1:テストに良く出るが、自分の知らないこと。
2:テストに良く出るし、自分も知っていること。
3:テストにはほとんど出ないし、自分も知らないこと。
4:テストにはほとんど出ないが、自分は知っていること。
のうち、テストで点数を取るためには、どれをやったらいいと思うかを聞きます。
答えはお分かりかと思いますが、1、次いで、2 ですね。
まぁ、ほとんどの生徒が正解してくれるのですが(笑)、
実際にこのことを理解して、実践している生徒はほとんどいません。
私は、勉強時間全部を10としたら、
1と2を7:3の割合でやるように伝えています。
ところが、ほとんどの生徒は、
”テストに出るところ”や”自分の知らないこと”
をわかっていないのです。
もうお分かりですね♪
もっとも効率の良い勉強をするためには、
模擬試験、定期テスト、実力テスト等のやり直し、
あるいは過去問題を繰り返し解いてみる、
というのが良いのです!
これだけで、テストにはどんなところがどういう風に出てきて、
自分はどんな部分が理解できていないかが、簡単にわかる。
私自身、高校受験や大学受験では、
他の受験生には絶対に負けないくらい、
模擬テストのやり直しと過去問題の繰り返しをしました。
これが短期間で驚くほど成績が伸びた要因だと、
今でも確信しています(^^)/
ですが、テストのやり直しをする人はほとんどいないのが現状(^^;
絶対効果が出る!と言っているのにもかかわらず、
10人中9人はテストのやり直しを軽視していますorz
そんな中で、1割の私の言うことを愚直に実践する生徒は、
本当に驚くほど成績が伸びます!
今年の中学受験生でも、
4年生の頃は学校の授業も良く理解できていなかった生徒が、
偏差値60くらいの私立中学上位校に合格しましたし、
入塾当初(中2の始め頃)は、平均点も取っていなかった子が、
偏差値70近くまで上がり、
公立のトップ校を受験するまでに成長しています。
かといって、彼らの勉強量が、
その他の生徒を遥かに上回っていたかというと、
そうでもありません。
逆に試験1週間前などは、
他の生徒より勉強時間が少ないときすらあったかもしれません。
ただ、テスト後1週間は他の誰よりも勉強していましたね。
目標がしっかりしていたから、
みんなが面倒がることをしっかりこなしていたのだと思います。
とにかく、テストのやり直しや過去問題を解くというのは、
特に重要だと覚えておいてほしいと思います!!
まぁ、
「結構当たり前のことばかりやなぁ~。」
と思う方も多いかと思いますが(^^;、
今一度、自身の勉強の仕方(お子様の勉強の仕方)を、
見つめなおしてみていただけると幸いです♪
これは、私が多くの生徒見てきた中での事実であり、
私自身の実体験でもあります。
やってるわりに、成績が上がらないなぁという方は、
上の3つのどれかが欠けている可能性が高いですよ!