上位校に受かるには(今年の実感から) | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 今年の中学受験もひと段落しました。まず全体的には、ほとんどの学校で受験人数が微増、もしくは増加していて、どうなってんだってくらい上位層が分厚い印象です。

 僕も読み切れず難しかったです。

 

 ただ、自意識過剰だとは思いますが(笑)、このブログの影響力がやや出てきてしまったのか、と疑っています。

 以前、このブログで女子の共学狙いの増加を書いたからか、共学は人数を下げ、女子校の受験者人数が増えているところが多かったです。このような流れや現象(ブログで実感を書く→受験層の変化)は、これまでも何度か経験していて、僕のブログにそんな力あるわけないやんけとは思うのですが、時にアクセスが万単位になることと、中学受験の数を考えると、さもありなん、と思うようになりました。

 

 各お母様がいろいろ口コミでも噂してくれているようですし、アクセス数から考えるより影響力はあってしまうのかもしれません。

 今後も公共性に気をつけて書いてまいります。日本の教育の流れにとってプラスになりそうなことのみを書いてまいります。

 

 大学受験でも、難関離れが叫ばれていますが、果たしてどう出るでしょうか。楽しみですね。

 

 

 こういうところも、皆さんはあえて全体の流れと「逆張り」する神経、思考力をお持ちになる必要がある時代だということを思います。ネットにある事実や情報だけを見ていると、大勢がその方向に動いてしまうのです。こういうときこそ、何ものにも影響されぬ「公平無私なる思考」が、親御さんにもお子さんにも要るのです。

 

 そもそも、本当に行きたい進路がある人間は、多少世間が動いたからといって、おいそれと志望をかえたりはしません。だから強いのです。

 

 

<今年の関東の中学受験の実感から>

 まあ、肌感覚で首都圏の中学受験者数は去年より増、4万8千人くらいはいったのではないでしょうか。来年と再来年はさらに増えることと思います。3年後には、さすがに子供の人数が減って、競争率は下がることと思います。

 

 まあ、全体の人数自体はそんなに変わらないかもしれないのですが、「上位層が分厚くなった」ことは確かだと思います。3年前なら「いける」と思える子が、簡単に落ちたりしています。特に埼玉から千葉受験は厳しい現実がありました。ちょっと前なら受かりそうな子も、簡単には受からなかったです。

 

 その中で、どうやって上位層に行けばいいのか、の最低条件が変わりつつあると思います。これから数年くらいは続くであろう傾向を書いておきたいと思います。

 

 

・まずはサピックスを基準にする

 ……別に大手塾であっても個人塾であっても、どこでも名門校は狙えると思いますが、サピックスを無視してはひどい目にあいます。サピックス全体の動向(どの学校を推しているか、サピ生が好きな学校はどこか、など)をある程度は頭に入れておかないと、3年前と同じようにも受けられないのを感じます。

 

 サピックスの良いところも悪いところも、このブログでは言ってきていますが、やはり「自分から勉強する」老成した子が大きく伸びるし、伸ばす役目が日本においてはあると思います。(むしろ担っていただきたいw)

 

 大人がガミガミ言わなくても、自分からやる行動を取れる子は、どんな分野でも伸びていくに決まっていますし、そういう子は、却って大人に世話焼きをたくさんされてしまうと伸びが止まる傾向にあります。昔ながらの、居残りや小テスト連発で管理をするパターンのやり方では、本当に自主性のある子は伸びなくなるのです。

 

 サピはその点、宿題チェックなどもなく、怒られることも少ない反面、クラス分けが激しく、自分から「クラス落ちしたくない」と思えて、勉強できる子が伸びやすいです。そういう子しか、伸びないと言っても過言ではありません。(ただ、サピに入ったらそうなるわけではない。そういう性質が最初からある子が伸びるだけ)

 僕はそういう意味で、やや費用がかかりすぎてしまう欠点はあるものの、サピックスや関西での浜学園のような塾の役割は、一定の評価をしています。

 

 ですから、ご家庭の「とりあえずサピ」、は非常に危険であるものの、上位層の圧倒的な強さはサピにあり、在籍人口もどんどん増えています。上位校を狙うなら、ここを意識しておく必要はあります。

 

 これは、サピックスに入塾をすすめているわけではありません。むしろ、準備があまりできない、ご家庭でのフォローが不安であれば、行かない方が良いです。サピ以外の塾の方がうまく伸びることができます。

 

 サピがどのような問題をどのような量でやっているか、を意識して他塾の方も動けば良いのです。その方法などは、このブログでも随時お伝えしていきたいと思います。とりあえず、四谷大塚の負担度を10としたときに、サピの演習量・質は100だということを覚えておいてください。

 

 

・応用問題をやるべき

 ……サピックスと他塾の一番の大きな違いは、応用問題の演習数です。サピは四谷であれば練習問題レベルのものでも授業の前半で出てきて、さらに後半でもっと手の込んだ問題を膨大にこなします。全体の問題数は各塾で差はそんなにないのですが、「レベル」の問題が最も大きな差としてあります。

 

 でも、昔ながらの塾では、「基礎固め」「標準問題がため」をしっかりして、ミスを減らし、とれるところをとって穴を埋めて、合格点に近づけようとします。

 これは上位層の子にとっては、すでに知っていることを重複演習することに(特に後半になるにつれて)なっていくので、時間の使い方に損が生じやすいです。

 

 ここからは、僕のコンサルなどの見解と実際に教えた実感からの私見です。話半分で聞いていただいて結構です。

 

 女子校なら豊島岡くらいまでならこの方法(標準がため重視)でも良いのですが、例えば、同じ成績層の子で、応用問題をわからないながらもチャレンジしつつこなした経験がある子と、応用問題を避けてきた子では、どちらが強いのか、考えればわかるような気がします。

 

 いわゆる御三家といわれる学校では、やはり応用問題のわけのわからない状態→なんとか読み解いて取り組む、という習慣ができた子でないと、なかなか成功していないことをここ数年では思います。

 

 サピでも受験で失敗に近い経験をする子は、後半(小6秋以降)にじっくり取り組む必要がある応用問題を避けて、解法暗記を膨大にしてなんとかこなそうとするきらいがあります。(それでもちゃんとした子はαにいられるケースもよくある)

 それでも良いのですが、やはり学問の本質という観点から見ると、外れていくし、本格派の子には負けてしまうように思います。

 

 とくに大学共通テストの流れを受け、各受験の問題が長文化し、読み解きを要するものが主流になりつつあります。大学共通テストのサンプルを見ても、けっこうなえぐさです。

 

 ただ、これは、東大や国公立を志向する子にとってはなんでもないものです。詰め込み型で考えることを避けたりしていると、全然対応できないことになってしまうことでしょう。この流れが中学受験にも来ています。名門校ほど、詰め込み型を弾く入試を作りつつあります。

 

 

・「はじめて」を大事にする、式を書く、図をかく

 ……受験では、「はじめて」問題を見るときが最も大事です。そこでどういうことなのか、を考えて、イメージを作っていく作業が頭をよくしていきます。これは受験学年になると、そんなこと悠長にやってる場合ではなくなるので、小5まででやっておくのが大事になります。

 

 その手段として、はじめての問題文をじっくりよみ、「今、とりあえずわかること」から少しずつ問題を解いていく作業をします。わからないながらも、へなちょこパンチを出す練習をしておくのです。

 

 この経験が自分の学生時代にない講師ほど、「応用問題やってる暇があったら(時間が勿体ないので)標準問題を固めろ」という言い方をしやすいように思います。これは、上位層にはそのまま当てはまりません。少なくとも東大・京大出身の講師では、そういうことは言わないのではないでしょうか。

 

 上位層の子で差がつく大きなポイントは、「どれだけ粘れるか」「どれだけ論理的思考を失わずに考えられるか」です。

 

 これは、トップ校(中学受験ではいわゆる御三家全部、駒東・渋々・渋幕やそれに準じる進学校)を目指すには、「とりあえず現行の一番難しい問題に取り組んでみよう」という神経があると良いことを意味します。問題自体を完全に解ける必要はなく、「うわー、全然わからん、すげー」と作問者のすごみを遊び半分で経験すれば良いです。

 難問かつ良問を作るには、作る側にも相当な資質を要求しますから、その作問者の偉大さを感じるのも一興です。

 

 今の関東の塾では、短時間でたくさんの問題をこなさなければならないので、はじめての問題を「考える」時間が少なくなっています。さっさと解法を教えこんでしまうのです。関西では3教科が主流ということもあり、まだけっこう説明や考えさせる、式を書くことに時間をとっている傾向が残っているようです。

 

 

 今後は、わからなくてもとりあえずわかるところまでは図を書き、式を書く、という姿勢がさらに大事になっていくことでしょう。上位層は中学への算数のような良問かつ難問がたくさん載っている問題集を1日1問でも良いのでやっておくと良いでしょう。

 

 難問に対して粘る子とさっさと諦める子、の違いは、毎日の1問1問にもあります。その毎日の差が大きな差となったり、本番の「引きの強さ」に結び付くように僕からは見えています。

 

 ただ、普通の子が難問に挑戦するのはしんどいです。その難問に元気に挑戦できるように、失敗も挑戦の証拠として褒める、自己肯定感を増してあげる、ことが大事になっていきます。それが周りの大人の役割と言えるでしょう。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

リブログ、リンク、引用等は基本自由です。もちろん、一報いただけると助かりますが、特におしらせいただかなくても大丈夫です。

 

スーパーコンサル2020、今年も受け付けております。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。もちろん、2度目3度目の方も歓迎です。ご希望の方は、下記記事を参照の上、メールをください。(読んでない方が多いです。一度はぜひお読みください)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html

メールアドレス、hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

また、小6から定期指導(月2または月4)をご希望の方は、早めにその旨お伝えください。できれば、新学年前に一度コンサルなどで課題点や学習計画などを相談したほうがうまくいきやすいです。家庭教師の方は下記をご参照ください。(2019年現在、毎週の指導は厳しい状況です)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12514934840.html

 

足軽割引き(僕のバンドのライブに来てくれた方やバンド関係者の優遇)を行っています。数回ライブに来ていただければ、誰でも関係者になれます(笑) 下記記事をご参照ください。

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12528522329.html

 

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、茨城、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

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