今年の指導の実感からー大手塾集団なしでどこまでやれるか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 激戦であろう今年の中学受験指導もひと段落しようとしています。昨年は突然にこのブログが何度かバズり、アクセスがそれまでの数倍になって、当然いろんな依頼も増え、ありがたい1年となりました。すでに新年度もほぼ身動きがとれなくなりそうなくらい新規依頼をいただいております。

 

 しばらくはレギュラー指導は今依頼頂いているものだけ(1月28日現在)で一旦受付を停止し、コンサルのみの受付とさせていただきます。単発指導やスポット指導でよければ可能な日程もあるので、お気軽にお問い合わせください。

 

 今年の実感としては、6年生は比較的少なく、しかも千葉埼玉の方が多かったので、日程的には楽ではありました。

 

 

 最近の傾向として、大手塾の集団に属さずに中学受験をするケースがかなり増えています。また、僕のようなフリーランスの家庭教師のところにはそのような案件の依頼が来ることは非常に多いです。今年も数件の塾なし案件がありました。

 

 一昔前では、大手についていけなくなった子が全部やめて仕切り直しで僕のところに来る、という形だったのですが、最近はそうでもありません。5年後半や6年前半に「やっぱり受験がしたい」となって、1年頑張る、というご家庭が増えています。

 

 結論としては、「名門校は難しいが、頑張れば良い学習の土台にはなる」ということが言えます。

 まあ、今までの僕の経験では、1年の受験勉強で御三家や名門公立中高一貫校などの例はちょこちょこありますが、これはそんなに甘くないです。特に2,3年前からの中学受験は全く別物になってきています。

 

 中堅校ちょい上、四谷偏差値60くらいまでならなんとかなることもありますが、それ以上のケースは奇跡に近いものであり、勉強の本質とは何かを改めて考えさせられます。

 

 10年前くらいでは、今よりも2教科受験が可能で、結構ないい学校でも2教科で入れたりはしましたが、今は4教科受験が基本です。(関東の中学受験。関西は依然3教科でも大丈夫)やること、やるべきこと、は結構多いです。

 

 以下にいくつかの塾なしにおけるポイントを上げ、受験の上位とはどういう条件が必要かを上げてみたいと思います。

 

 

・1にも2にも国語力。これがないとどうにもならない

 ……とにかく、今の受験は中学受験に限らず、読めないと話になりません。読解する→考える→解く、というのが問題解答の基本ですが、この最初の「読む」ができない子が非常に多いです。

 

 問題が長いだけで読みたがらない子も多いです。まあ、僕でも文章長いとめんどくせーとは未だに思うのですが、それで終わっていては解答力は上がりません。

 

 それでも読んでみる、の連続で読めるようにもなるのですが、塾なしの子では、その経験が少なく、読めるように「なる」子は少ないです。最初から読書好きで読める子であれば、伸びやすいです。

 

 例えば、現在小4か5で、塾には通いたくないが、受験を志す方は、まずは10冊程度の読書(もちろん漫画ではなく、活字の読書)に挑戦してみると良いです。月に2冊程度が読めない、となると、どちらにせよ上位や中堅どころもまあ厳しいです。これは大手塾集団に通う方も同様です。

 

 今の中学受験はメリットも大きいものの、競争率が並みではありません。(まあ、新小4からはさすがに子供の人数的に下がってくる印象)

 才能ある子、熱心な家庭はみんな中学受験をします。みんなあそびたいざかりに辛いのを我慢して、小4から必死で何度も泣きながらやっているのです。そこを塾における相克を避け、1年で終わらせよう、などは土台虫のいい話であるという側面もあります。

 

 親からの提案で月2冊の活字の読書に挑戦させてみて、それが達成できないようであれば、いずれにせよ、中学受験の勉強も途中で投げ出すことになる、もしくは中途半端になると思います。

 

 もちろんそれでも、計算力や知見を深めることはできますし、世間の厳しさを知ることもできます。そういう有象無象の効果は結構あります。

 

 が、何分、費用も子の労力も親の時間も使うことであるので、中学受験をするのであれば、そこを中途半端にはせず、できればまずは大手塾の集団で良いのではないかなと思ったりもします。サピや希学園は無理でも、他の塾なら、3カ月も真面目にすればついていけるケースはあります。

 

 

・親がつきっきりの覚悟がいる

 ……これも大きなことです。基本、大手塾集団の中学受験でも小4いっぱいから小5前半までは親のフォローがかなりいる、というのが中学受験の現実となっています。今の塾は、己のところで全部世話焼きしてやってくれるというような、昔ながらの塾は少ないです。

 

 基本的に個別や家庭教師だけでは、十分な説明の時間がとれません。理想は、個別や家庭教師は問題演習のフォローに周り、子供一人で理解できることはもう説明もしない、その分、よくある問題のパターンの解説をし、頭に入れてあげることです。

 

 すると、ちょくちょくある疑問などは親が逐一答えることになります。

 また、ペースメイキングも親が主にすることになるでしょうし、すべきです。

 

 これができないのであれば、やはり中学受験はすべきではないかもしれません。

 

 つきっきりと言っても、これが難しいようです。べったり一緒にできるのは、子供が本当に小さい時のみ。(そういう時期も大事)

 小4以降は、だんだん、つきっきりとはいっても「つかず離れず」をキープして、子供主導でやっているように「見せかけだけでも」なっていなければいけません。

 とはいえ、見ていないと簡単にサボるのも子供の性質ですから、そのあたりの舵取りが難しいようです。

 

 

・親はつきっきりだが、子が自分から受験したいと言っている

 ……小6から受験したい、と言い出すような子は、大体が学校などで友達の影響を受けています。つまり、受験が親からの(半)強制ではなく、子供主導なのです。

 しかも、時間がなく不利なのは子供自身がわかっています。その分、一回一回の授業を真剣に聞いてくれる子が多いです。(まあこっちも時間がないので、やることをバチバチに決めていくのもありますが)

 

 ですから、意外に伸びる子は多いです。むしろ、大手塾の下位クラスでくすぶっている子などは簡単に抜いていく印象です。いかにやらされ感を排し、自分から、の勉強にもっていくことが大事かがわかりやすいです。僕からの視点では、才能よりも主体性、能動性のほうがはるかに大事です。

 

 とはいっても、親は「自分からやれ」というだけでは難しく、そうはなりません。そこは子供がもつ「自己肯定感」がキーとなる、と思います。(これだけで1本記事書けそうw いずれまた)

 

 親が小6になって「やらせたいと思った」では、なかなか伸びてはくれません。子供との同意、子供からの行動が必須です。これは子育ての要諦でもあるかと思います。

 

 

・名門校は狙わない、中堅校を狙うべき

 ……たった1年で開成、女子学院、渋幕、渋々、などはやはり難しいには決まっています。例がないわけではないのですが、さまざまな要因と、なによりそれまでの勉強の準備が必須です。

 

 それよりも、基礎事項をしっかりやって、問題がちゃんとしていて読み下せば入れる良学校を狙うのが良いと思います。しっかりやれば、(四谷偏差値で)45から55くらいまでのところであれば、十分に狙えます。中学受験の偏差値50は高校受験では62くらいに相当します。

 

 ここらへんを目指して、最短距離で学習して受験をハック(システムを調べて、欠陥や甘い部分をしらべ有効手段をとるの意)し、目指せば良いと思います。

 小4からやっても、落ちこぼれていけない子もいることを考えますと、一抹の複雑な思いもありますが。

 

 今の私立進学校は、まさに戦国時代といってもよいような群雄割拠状態でして、競争が激しく、生き残りをかけて各学校が動いています。もう数年もすれば、子供の数の減少で、廃れていくもしくは潰れる学校も大学だけではなくでることと思います。(まあ、首都圏公立では学年が100人行かない中学も珍しくはない。これが40人くらいになる可能性)

 

 それだけに、熱心な学校が多いのです。しっかり小テストや定期テスト、補習をし、大学への進学実績を上げようとするところが多いです。リベラル(自由、放任の意を含む)を謳って、結局は社会不適合者を出しまくっている学校や設備よりは百倍良いですし、公立中のめんどくさいシステムに振り回されるよりは随分と良いと感じます。

 

 

 中堅校でも、ちゃんと情報を集め、熱心にやれば東大にだって行けます。そこを信じるか信じないかはあなた次第です、ということで(笑)

 

 塾に行かない選択もアリにはなっていますが、小テストが少ない、モチベーションがあがらない、競争原理も時には必要、などデメリットも知っておきましょう。また、中学以降の進学校では塾・予備校は必須ではなく、定期テストをしっかりやるのがまずは先決です。

 

 また、大手塾でまったくついていけていない実感がある方は、上記から大事なことをとらえていただき、仕切り直しを図るのも良いかと思います。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

リブログ、リンク、引用等は基本自由です。もちろん、一報いただけると助かりますが、特におしらせいただかなくても大丈夫です。

 

スーパーコンサル2020、今年も受け付けております。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。もちろん、2度目3度目の方も歓迎です。ご希望の方は、下記記事を参照の上、メールをください。(読んでない方が多いです。一度はぜひお読みください)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12446458308.html

メールアドレス、hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

また、小6から定期指導(月2または月4)をご希望の方は、早めにその旨お伝えください。できれば、新学年前に一度コンサルなどで課題点や学習計画などを相談したほうがうまくいきやすいです。家庭教師の方は下記をご参照ください。(2019年現在、毎週の指導は厳しい状況です)

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12514934840.html

 

足軽割引き(僕のバンドのライブに来てくれた方やバンド関係者の優遇)を行っています。数回ライブに来ていただければ、誰でも関係者になれます(笑) 下記記事をご参照ください。

https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12528522329.html

 

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、茨城、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

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