偏差値に注目していると見誤る訳 | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 僕はこのブログでは開設当初から「素点主義」をおススメしていますし、自身でも貫いています。生徒の成績を判断するのに、偏差値は参考データでしかなく、基準にすべきではありません。

 

 とくに、受験に関しては素人である親御さんは、より偏差値を見ない方がうまく行きやすいことを明言しておきたいと思います。

 

 今年も受験期真っ只中ですが、「持ち偏差値」というものが、本当の意味では意味を成さないし、参考程度にしかならないということが、本番を経験した方にならお分かりになると思います。

 

 それは、実際に合格するには「素点、○○点以上」で合格するからであって、自分が受けた入試で、具体的にボーダーの点数をとれるかどうかの戦いだからです。

 

 偏差値は、正規分布という統計的情報処理をされたもの(今は高校で習う)ですので、結構歪みがひどいものです。中学受験の算数などは小5以降、人数分布の二極化が進んでいて、偏差値などちょっと点数が変わると劇的に変わる点数帯もあります。

 

 偏差値65というと、すごい気もするのですが、中学受験ですと首都圏模試でいくら偏差値70をとったところで(有名名門校もその辺の偏差値帯に書いてある)、基礎的問題傾向での話。そのデータをそのまま鵜呑みにして志望校を決めると、けっこう誤ってしまいます。同様に、合不合の偏差値もある程度の参考にしかなりません。

 

 具体性がないものを基準にするのは、本質を見誤ります。

 

 特に上位校は明らかに「詰め込み(パターンだけを覚えて成績を上げてきた子)」を弾くように入試を作っていて、模試は良かったのに受験に失敗したということが結構あります。

 

 開成オープン、など名前アリのオープンでは、それこそ、過去問で公開されているような『合格点』をとれることが最も重要なことであり、そこに意識が行くはずです。偏差値60でも合格点に行っていなければ意味がありませんし、偏差値55でも合格点に到達していれば良いわけです。

 

 

 サピックスでは、クラス分けが激しく、合計点に1点でも足りないと容赦なくクラスが落ちます。その厳しさは、入試以上です。

 

 ですから、クラスを上げようとおもったら、偏差値を上げようとするより、「合計で320を目指そう」というような、超がつく具体策を練るようになります。算数で90点とろう、国語は苦手だから75を割らないようにして……、など自分の得意不得意に合わせて具体的な点数目標・得点計画を考えるようになります。

 

 すると、模試などは毎回形が同じわけですから、作戦が立てやすいです。まずはそこからです。

 算数(数学)なら大問1でミスらないようにして、大問2,3で2ミスに抑えよう、国語は時間配分に気を付けようなど、本当の改善策が打てることになります。その改善策で、ちゃんと目標点に届くのか、もシミュレーションできます。

 

 また、偏差値の良くない点としては、平均点が下がると相対的に自分があがってしまうことです。つまり、他人が悪ければ悪いほど良いわけです。自分ができること、より他人ができないことを心理的に願うようになってしまうと、それは消極性につながり、伸びは期待できません。

 

 「自分から」勉強し、行動を起こしていないと学習効果が低いのに、他人の不幸を願ってしまっては、能動的に生きることはより困難になります。「誰がその人生を生きているのか」、は考えていないといけません。他人の点数を気にしている場合ではないのです。

 

 大人になっても偏差値のような考え方で生きている方も多いようですが、受験でも「みーんな、インフルになっちゃえばいいのに(ただし自分以外)」みたいな考え方では、なかなか厳しいものがあります(ま、僕もそう思ってますけど毎年、笑)

 

 ということで、偏差値はプロが使うものであり、御家庭では常に素点で行ってほしく思います。また、平均がよくて偏差値がでていなくても、前回より点数が良ければ素直に喜びましょう。

 

 また、本当の大事は、子供たちが「○○を改善した」と自分なりに進歩してくれることです。これがテストのたびにできていれば、必ず良い結果になっていきます。

 

 今年も、自分の縁した生徒さんたちは無事、中学受験を受けることができました。今年は超がつく優秀な子はいないので苦戦続きですが、みな、頑張ってくれました。にしても、ほんとに、競争率高すぎなんですけど(泣)

 

 中学受験まで到達できない、途中でやめてしまう、母親(父親)が倒れる、などのことも多いものです。

 普通に受験できるだけでも尊きことです。その有難さをかみしめてまた今年、戦ってまいりたいと思います。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

リブログ、リンク、引用等は基本自由です。もちろん、一報いただけると助かりますが、特におしらせいただかなくても大丈夫です。

 

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https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12514934840.html

 

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お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

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