伸びる人間の考え方を知る | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)


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 中学受験の各塾のカリキュラムを、大学受験の様相を知ったうえで眺めてみますと、現行の上位層の中学受験とは、けっこうな割合で中学内容はおろか高校内容までを含んでいることがわかります。これはどの教科でもです。

 だから、当然に難しいです。特に中学受験は平均的な生徒に向けて作られたものではないことがわかります。だからこそ、価値があるとも言えます。

 

 これは、受験などで「勝つ」にはどうすれば良いかを考えると、自然と導き出される結論にのっとっているからだと思います。

 

 受験というある意味勝負の世界に長年携わってきた経験から言えますことは、「目標を安易に固定しないほうがいい」ということです。

 目標というのは、その時点で見えている中で判断して決めたもののはずで、物事や自分のことが詳しくわかったり、その業界のことがわかってくるに従い、適宜修正されるべきものだと思うのです。

 

 つまり、目標が変わるのは「成長の証」なのです。これは志望校選定から、日々の目標まで同じです。

 

 また、勝つ人間の特徴としては、「絶対に○○大学(中学)」などと固定しないことが挙げられます。

 僕が最も怖いのは、真面目な生徒ほど、「絶対○○いきたい」となると、いざその学校を受ける本番になって力んでしまい、信じられないようなミスをすることです。力を発揮しきって終えることが、なかなか難しいです。これは過去にも例が結構あります。

 

 おそらく、普段の勉強でも「絶対!」と何度も思い返して、力んで勉強しているのでしょう。勉強は究極のリラックス状態の中に真髄があります。ある種、安心して勉強に没入することが、短時間で他人の数倍の学習効果をあげるコツです。

 

 でも、入試があると簡単に安心なんてできない、でもしなければ伸びない、このジレンマと戦って、自分の弱さを制した人間が勝ちやすいのです。このジレンマがあること自体が、「必死」にできている証拠であり、それがわかったら僕はまずは良しとします。

 

 「本番」がある物事は、すべからく良い状態で、できればベストコンディションでその本番に挑みたいものです。でもそれは、その本番をどのように迎えるか、に心の視点が行ってないと、なかなか難しいです。

 

 以下は、僕なりに本番を良い状態で迎えるための葛藤から得られたものです。個人の一意見として参考になさってください。

 

 

勝手なボーダーを定めない。線引きをしない

 ……入試というものは、ほとんどの子が未経験なわけです。ですから、本当の意味でどんなものかを分かっているのは、大学受験の浪人生のみです。その浪人生とて、浪人するからには、どこかしら準備不足からそうなっています。

 

 つまり、受験生はみんな、親御さんも含めて、「よくわかっていないこと」が多いはずなのです。まずはそれを自覚しましょう。わかっている気になっていることは大きな誤りです。

 僕らプロでも、年々、とくにここ数年は目まぐるしく変わる受験事情に対応するのに必死です。いろいろなところから生の情報を集めて分析を繰り返しています。いわんや、素人をや、です。

 

 そういう状態ですから、例えば、どこかの学校の入試の範囲表があるとして、「あそこは方陣算がでないからやらないでいいか」「生物は発生は毎年出てるからやる」みたいな、受験勉強の段階でやる・やらない範囲を、受験生側で勝手に定めてしまうことはおススメしません。

 また、このレベルは出そうにないから、とその入試の難易度と同等までしかしないことも同様におススメしません。

 

 それをするのは、超直前期(30日前以降)のみが良いです。基本は、重視する範囲があってもよいのですが、「全範囲」を当然に学習するのです。また、志望校よりもやや難しいものまでやっておくことが王道です。

 

 というのも、まず入試はいつでも傾向が変わる可能性があり、もし変わった時に、良く出る範囲を決めつけていると、当然ながら対応はできません。それは勝負という点では、負けです。できる子は、少々傾向が変わろうと、淡々と平常心を保ち、対応していきます。

 僕も自分の時の東大入試で国語の傾向がやや変わったのですが、特に影響はありませんでした。それだけの準備をしてきていたからです。

 

 また、勉強というのはどの分野も有機的に結びついています。どこにどの考え方や知識を応用できるかはわかったものではありません。いろんな考え方や見解を知っておくことが最も大事なはずです。

 教養の意味でも、自分の志望校よりちょっと余分目に学習しておくことが、大きな余裕を生みます。(だから年々中学受験カリキュラムは難しくなっていく、泣)

 

 つまりは、高校分野、中学受験分野と決められたものくらいは全範囲やっておく。これが鉄則です。全範囲をやると、いきなり得点力は上がります。

 

 

・やり方、で終わらない

 ……これは今の若い子たちに多い傾向です。インターネットが普通に使える時代になって、いわゆる「よいやり方」を検索して、最初からあるジャンルの情報をかなり得て、よい位置からスタートすることができるようになりました。

 昔なら図書館に行ったり、テレビの偽情報に踊らされたり、身近な口コミしかなかったのですから、かなりの時短です。このブログもそういう風に役立ててくれればこれ幸いではあります。

 

 が、「あるやり方」というのは、その情報主がいろいろと模索したり葛藤したりして得てきたものであり、自分にもそのまま当てはまるかどうか、はわかりません。やってみないと分からないのです。

 

 また、最近ではいろんなところからつまみぐい的によさげな情報を拾ってきて、その情報主への感謝や苦労を慮らない傾向も見られ、やはり二流の人間は二流だな(まぁっ、えらい上から目線ねw)、と思ってしまうことも多いです。

 

 勉強も、1にも2にも、実践が大事で、勉強行動以外では成績はあがりません。その効率がどうすれば少しでもあがるか、は必死でやってみないと分からないのです。

 

 「これだけ見とけば大丈夫」という問題集はあるにはあるのですが、それを全ページ、隅から隅まで読んだり演習しなければ、やはり効果はありません。また、それが自分にあうかどうかは、また未知数で、博打の要素があります。

 予防線として早めに終わらせといて時間を余らせておき、不測の事態に備える気持ちも、勝つためには要るのです。

 

 まさに現代の戦が、入試であり受験なのです。これを経験している人間とそうでない人間、どちらが価値的なのかは、人それぞれですが、僕は厳しい状況を経験しておくことが、ぬるま湯のような家庭環境の人間には大事かなと思います。

 

 

・絶対○○、ではなく「△△でもいいや」を作っておく

 ……本番力を発揮できる人間は、その日に力みがない人間です。それはやり切った人間には自然と当日、やれそうな感覚が湧いてくるものなのですが、とはいっても精神的コントロールの感覚は必要だと思います。

 

 絶対○○、何が何でも、というのはこのブログでも危険性を訴えています。余計な力みしか生まないからです。普段の勉強からそんなでは、リラックスして遊びのように嬉々として勉強している人間には、おそらく負けます。

 

 これは逆に最悪想定をすることが大事だと言うことでもあります。

 

 東大志望なら、まあ最悪、早稲田や慶応でもいいか、と思えることが大事です。下手したら明治でもいいぞ、と。実際に、その辺ならその後の人生はそんなに変わらないと思いますし。

 

 そうすると、東大の勉強をしてさえいれば、すべての大学に対応することはできるので、王道の勉強をしておき、東大の前にいくつか合格をとっておけば、リラックスして本番を迎えられます。

 例えば、志望が私立指向で、早慶上智が第1なら、もう少し下の似たような学部でもいいや、と「落ちること」を前もって想定しておくのです。

 

 中学受験も同様です。どこの中学でも大丈夫なように準備をしておくことが結局は近道です。志望校にあわせた対策は3か月もあれば十分です。

 

 これが結局は本番の脱力を呼び、第1志望にも受かりやすくなるコツだと思います。もちろん、もっと抜群の才能を持っているなら、そんなことはしなくても良いのですが、「自分は才能が大ありだ」といえる人間がいったいどれだけいるでしょうか。

 

 所詮、99%の人間は凡人かそれ以下です。まずはそれを自覚し、受け入れ、ひたむきに頑張ってみることができるのが、受験の大きな価値です。

 

 

 まあ、ここに集いし方のほとんどは僕同様、凡人であろうと思います。凡人はせいぜい謙虚に頑張っていこうではありませんか。

 

 また、仮に志望校に落ちても「こんな勉強は無駄だった」と思わないことです。それは自分で自分の数年間を卑下しています。ロクなことはないです。意味は必ず何かしらあります。

 それに気づけないのは、その人間の未熟さの現れであり、それに気づけないからこそ、「落ちた」とも言えると思います。

 

 こういうことを考えなくても良いほどの、ぶっちぎった才能が欲しかった(笑)

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

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hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。

こちらです。 http://ameblo.jp/harryhawk-bp/entry-11385618245.html (閉鎖中のようです)

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