やはりイメージが大事 | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 最近、得意ではないのですが、高校物理を見ることがちょくちょくあります。全教科どれでも見れる、というのが僕の強みでもあるので、まあせっかくだしもう少し深くわかりたいなと思っていました。

 近ごろ、下記の本を読んで、やはりといいますか、学習の本質に立ち返った思いです。おススメ読書に入れておきます。

 

110、好きになる高校物理 橋元淳一郎

 著者の橋元先生は僕らの高校時代からすでに有名な予備校講師で、物理の先生です。僕の同級生でも彼の本や問題集をやってから物理ができるようになった、という方がかなりいました。今回、この本を読んでそれも納得いたしました。

 

 僕は高校の時は生物選択です。生物は物凄く好きで勝手に勉強していましたし、生物の先生も素晴らしく、いろんな条件が揃っていたので特に塾などは行かなくても、東大入試で9割取れるくらいにはなりました。

 また、化学もまったく得意意識などはなく、どちらかというと難しい学問だなと思っていたのに、先生の情熱のおかげで、東大入試でも8割くらい取れるくらいになりました。

 

 つまり僕は理科をぶっちぎるくらいまでやることで、入試を突破しています。基本オールラウンダーで、数学が超超苦手、という性質があるのですが、それを他教科で埋め、なかんずく理科が得意になることで、難関も突破してきています。

 

 それは、うまいこと理科に関しては、「イメージ」がしっかりできる学習法であったし、それを論述として自在に使えるくらいにはなっていたということです。(数学でもそれができていればぁ~)

 

 今は、特に関東は理科が弱い傾向にあり、どの入試でも難易度から想定される平均点より、実際は低い印象です。中学受験では、サピックスでも四谷でも理科が物足りない感覚になります。良難問も全体的に少ないです。

 社会なら、サピックスは特に良難問が多く、感心すらするのですが。

 

 ですから、現行の(特に)大学入試では、競走率のことを主に考えると、できれば理社があるものを受験することをおススメします。

 さらに、理科が(物化生地のうち)一つでも、得意であると、物凄く有利です。文系でも数学受験の子が多い傾向がありますが、理科もやっておくと、センターなどで有利になります。理社は自学で十分に最高レベルにまで到達しやすいです。

 

 なぜ理科が得意な方がそれを得意なのか、という分析をしますと、「完璧なイメージがある」からと言えます。どんな些細な事項も、イメージを作りながら勉強し、イメージができるまで勉強した、ということが言えます。僕自身の経験でも、理社は数学に比べて具体が描きやすく、イメージがしやすいと思います。

 

 高校数学でも数Bになるとイメージができにくいものが多くなります。そこで暗記に走ってしまうと、これはもう得意になる可能性はゼロになります。数学が得意な人は、それでもうまくイメージを作ることができていて、そういう人の本(数学ガールなど)を読むと、いろいろと発見があります。

 

 同じ理由で、「はじき」「くもわ」「テントウムシ」と言われる、図を用いての×÷を判断する図があるのですが、これは全くおススメできません。

 ↑こういうやつです。

 

 これは、心ある本格派の先生はどの先生もおススメしていないです。僕はこれを、おススメしないどころか、中学受験生などの小学生に教えるのは厳禁にしたいと思っています。これを使っていると、本格派にはなれないと思いますし、いろいろと回り道をすることになるでしょう。

 

 それもそのはずで、これはイメージを創り、本格的な数学力、思考力には結び付かない「公式暗記」の代表格だからです。

 

 東大京大をはじめとする、国立大学の本格派を目指して勉強をしたことがある人間であれば、これは必ず否定なさるはずなのです。この図をどう扱っているか、どう考えるか、を教師や講師の判断の試金石にしても良いと僕は思います。

 

 安易な方法に頼らず、たくさんの言葉を用いてイメージを創ろうとしてくれる先生が、説明がたとえ下手であっても良い先生だと思います。

 僕の高校からの化学の先生は、当時博士課程から来られた先生で、正直そんなに説明はうまくなかったです。今の僕の方がうまいかもしれません。でも、異常な情熱と、何度でも根気よく、教えてくださいました。しかもイメージを重視されていて、正道でもありました。感謝しています。

 

 やはり上記の物理の橋元先生も、「はじき」はおススメしていませんでした。速さくらい、具体的なイメージでわかるじゃないか、と。物理でも公式暗記に走ると、急激に面白さが減り、物理嫌いになるそうです。

 

 僕は同じ理由で、中学受験のつるかめ算の面積図も悪癖が下位クラスほど残りやすいのでおススメはしていません。(こちらは厳禁というほどではないですが)

 

 

 一般レベルでの頭のいい悪い、は、才覚によって決まる部分は少ない、といろいろな生徒を見てきて思います。8割方の人間の学力的な卑近な尺度は、「縁」「努力行動」によって決まるとすら思います。どんな勉強法に出会うか、親がどうフォローしてくれたり経験をさせてくれるか、もちろんどんな先生に出会うか……。

 

 やはり「運」の要素が厳然としてあります。第2志望にしか行けなかった子が、そこで良い友人や教師と出会い、名門校にいかれる例は枚挙にいとまはありません。第1志望校に受かっても、ドロップアウトしたり、不登校になったりもありますし、人生、そういうものとしかいいようがないです。

 

 良い縁にめぐまれたのは運としかいいようがないケースも多いですが、親御さんが厳しすぎたり、偏ったものの見方だったりで手ずから逃しているケースも多いです。細かいことに目くじらを立てすぎるパターンの親御さんがそのケースに当てはまりやすい傾向も僕は見えています。何かに異常に執着してしまったり、他人や我が子の一つの失態を異常に許せなくなったらご注意いただきたいです。

 

 それも含めて、子供目線ではと言えるでしょう。だからといって、神社仏閣にいって努力もせずに神頼みというのも根本が間違っています。

 

 ただ、今はネットによって情報収集ができるのですから、エビデンス(根拠)なども集めつつ、良い方法に出会える率も増えていると思います。

 

 どうぞ、僕のこのブログ記事も他と比べて、合う合わないを判断していただければと思います。まあ、コンスタントに更新がありつつ10年続いているこのようなブログは他にはほぼないと思いますが。

 僕はもう数百人の指導実績があるので、確固たるものもあります。そこでゆらぐことはないとは思いますが、違う意見があれば積極的に検討いたします。

 

 運とは「運ぶ」という字を書く、努力してもがいていろいろやって運んでくるもの。これは僕の中高時代の恩師の言葉です。非常に深いものを感じます。運といっても、ただ呆けているだけではだめなのです。

 

 

 とにかく、イメージを創る勉強方針は間違いはないと思います。全教科でいかにうまくイメージをつくるかを模索しながらやっていくのが良いしょう。やってみてくだされば、僕の言いたいこともお分かりになると思います。

 

 過去記事、特に初期のものには、そのあたりを書いた記事も多いと思います。参考になさってください。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

夏のスーパーコンサル2018、今年も始めました。夏は終わりましたが、引き続きコンサルをお受けしております。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。ご希望の方はメールをください。

hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしている場合もありますので、返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。

こちらです。 http://ameblo.jp/harryhawk-bp/entry-11385618245.html (閉鎖中のようです)

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