中学受験の上位生から学ぶ | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)


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 僕は指導の中で、超がつく優秀な子から新たな見解を学ぶことが多いです。特に中学受験は、模試での点数や入試結果がそれまでのその子の振る舞いとリンクしやすく、因果関係を見ることができます。最初はささいな差が、2年もたてば大きな差として存在します。

 

 サピックスの方針が最近またすこし変わってきたかな、というのを感じますが、やはりまだまだ厳しい塾です。上位に君臨しようと思うならば、特に共働き家庭は、注意と根気と情熱が必要です。

 

 さて、サピックスではαクラスという上位クラスがあります。内部のマンスリーテストや組分けテストで平均点が5割くらいの時に、6から7割取れていると入れます。(もちろん、校舎にもよる)

 αクラスは授業の内容が濃く、高度です。さらに優秀な子ばかりが集まっているので、授業も落ち着いて受けることができます。同じ月謝を払うなら一度はαクラスを体験しておきたいものです。その子の人生にとっても学びをもたらしてくれるでしょう。

 

 その中でも最上のα1クラスには、常連の子が結構います。どんなに頭のいい子でも一度や二度はクラス落ちするものなのですが、そういうレベルになく、当たり前のように最上クラスにいます。

 

 そういう子たちの特徴としましては、、

 

・小5後半まで1日の勉強時間は2時間から3時間。小6からやや増える

・授業でだいたいすべてを理解して帰ってくる

・勉強に抵抗感が少なく、すっと勉強に入れる

・好奇心旺盛

・他人の意見をすぐに取り入れることができる

継続力があり、習い事などが長続きする

 

 などでしょうか。このうち3つくらいの性質を持っている子が、「自動的に」上位クラスになり、質のよい授業を受け、さらに頭がよくなり、というよいサイクルを形成して勝っていくことができます。

 

 これは、勉強以外のことでも適用できることでもあろうかと思います。このうち、真似できそうなものを真似してみることをおススメします。

 

 いくつか補足説明いたします。

 

・勉強時間が2から3時間

 ……これは圧倒的にαクラスの多数を締めます。サピの子の3割くらいの方は、夜中12時までやったりしていることが多い一方で、真にできる子は3時間もすれば毎日の勉強が終わってしまい、早く寝て、よいコンディションで毎日を送ります。(さすがに小6になるともう少し増えます)

 

 こういうことができる背景には、小4までのつまずきがないこと、計算・読解力が一定のレベルに達していること(勉強の基礎力がある)、他人の話に注意をむけて聞くことができ、その理解力が高いこと、などがあげられます。

 

 これは、巡りといいますか流れといいますか、そのようなものを僕はよく感じます。本人の才能どうこうというよりは、親御さんとお子さんが一体となって、基礎力をつけ、前向きに塾に通っていればそのような「よい流れ」ができると感じます。

 勉強の内容、ではなく、そのような流れをつくることに意識を置いた方が、親御さんは良いと思います。

 

 小4の間は、まだ学習内容が少ないので、毎回の授業の内容を授業だけで理解して宿題をさっさと終わらせることができると思います。これが最初から無理なようですと、集団授業には向いていないこともあり得ます。もしくはよい習慣でやれていません。

 小4の間に良い習慣をしっかりつけていくことが大事です。

 

 また、小4までは、けっこう時間があまるので、いろいろとさせたがるのですが、プラスの学習はできれば読書などに限定して、自由な時間は自由にさせておけば良いと思います。やるなら百ます計算くらいでしょうか。計算力と読解力を、中学受験生として高い水準に持っていくことがいろいろと近道なのです。

 

 

・勉強への抵抗感が少ない

 ……普段、点数ばかりを気にして生きるようになっていると、子供と言えど、そのストレスは計り知れないものがあります。特に男児は繊細な子が多く、女性とは精神構造が違います。母親の普通に発した一言をずっと覚えていて、だんだん勉強が嫌になってくる、というようなことが多いです。(まあ女児もだと思いますが)

 

 中学受験生は、曲がりなりにも親の意思をくみ、右も左もわからないまま塾に通い、どこに向かうかも理解できぬまま、膨大な宿題・テストをしています。大人であれば、理不尽すぎて怒りだすところです。それでもやっているのです。

 そこへの敬意は持つようしていただきたいです。それが「当たり前」ではないです。そこが大学受験とは違います。

 

 とにかく、よい流れを作るには「点数を気にさせない」ことが肝要なのです。上位生はもちろん、ある程度は素点を気にするのですが、中下位生に比べるとはるかに点数には無頓着です。

 

 良い点でも喜ばない反面、悪い点でも落ち込んだりはしにくいです。それより、そのテストで満足いくほどできたか、を重視しています。解けたのに解答できなかった、○○に弱点がある、などに注目して、淡々と直していきます。

 

 また、親御さんから悪い点をとっても、素点で責められることがないので、テスト自体に嫌な印象がないのも大きいです。すると、良い点をとってさらに印象がよくなる、テストが好きになるというサイクルができます。

 テストで妙なケアレスミスを連発する子は、テスト自体がプレッシャーになってたり、気負ったりして、重荷に感じている子が多いです。

 

 

・習い事をやめようとしない

 ……これも特徴の一つです。αクラスの常連は本当に習い事をそのまま継続する子が多いです。過去には少年野球・サッカーをずっとやっていた子や、バレエ・音楽系の習い事を続けていたりします。もちろん、成績が良いからできる精神的余裕があるからなのですが、それがまた良いリラックスとなって切り替えに役立っていたりもするという、どう転んでもうまくいくサイクルができているのです。

 

 また、少々辛くても辞めないという性質もあると思います。何事もつらいことの少し向こう側に達成感があることを幼くして知っていれば、いろいろとプラスに働きます。

 

 

 以上あげたような流れを作るには、やはり少なくとも小4くらいまでは親御さんがある程度監督して宿題などの管理をしないといけないと思います。どんないい子も、親がいないと、すべきことでも細かいところでサボってしまうものです。

 

 監督すると、今度は距離が近すぎて、あれもこれもと手を出してしまいがちになることもあると思います。感情移入しすぎて、小言も多くなりましょう。

 それはそれで無用なストレスを生むことになりますので、近づぎないようにするのも大事です。

 家事でもしながら、リビングで勉強する我が子を見ている、くらいがちょうど良いと思います。東大生にリビング勉強派の子は多いのは、そのようなところにもあると思います。

 

 愛情というベールで自主的に勉強する我が子を包んでおく、というくらいがちょうどよいのかもしれません。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

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