何にお金をかけるべきか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 世の人はいろんなことにお金を使います。教育業界でも異常なまでにお金を使う方は多いです。

 

 ただ、同じお金でもどこに大きく張るべきなのか、があまり考慮されていないことを思います。また、あまりお金をかけたくない、というのも人情です。

 

 今の東大生の親の年収などを見ますと、やはり平均収入よりずいぶん上なことが言われています。では、お金がないと高学歴になれないのか、というとそれは全く違うと思いますし、「お金があれば高学歴になれるか」という逆命題は明らかに偽であり、全くそのようにはなりません。

 

 

 僕はこのブログですでに言っているように、両親共に高卒です。親父は理系でいい仕事に学歴のわりについてはいるものの、収入が多い方ではありませんでした。(ま、ぶっちゃけてやると、定年まぎわで年収600万前後。高卒としては十分な額ですが、今ほど平均年収が下がっている時代ではないです)

 

 親父が若いころは年収はこの半分強くらいで、おかんのパート収入がないと、塾や私学にはいけませんでした。僕がこれまでの家庭教師先でお世話になった家庭で、親父より収入が圧倒的にすくないという、ご家庭はおそらくないと思います。

 それは暮らしぶりですぐにわかります。(まあ言っても、海外旅行にも行ってたし、貧乏ってほどではありません。昭和ながらの中産階級ですね)

 

 そもそも、僕が高校くらいの時には、このような家の経済事情を把握していることに注意してください。親の年収もはっきりとはしらなかったですが、推測できていました。また、自分の通う白陵中高の学費も知っていました。おかんから聞かされたのです。

 

 関東では、そのような御家庭自体がほとんどないのではないでしょうか。やはりそれでは、ただのおこちゃまです。僕は自分でいろいろと考えて、育英会の第1種奨学金も、自分から進んで面接を受けに行っています。

 

 そういう意味では、僕は(今の子に比べれば、ですが)高校生のわりには精神的に老成していたし、ある種ドライな、お金に関する感覚を持っていたんだと思います。そういう角度からの勉強に対するモチベーションも主ではないですが、ありました。

 

 ということで、必然的に教育方面にお金がかけたくてもかけることはできませんでした。まあ、おかんは借金してでも行かしてやるし、塾や家庭教師もローンを組んででも必要ならばつけてやる、とは言ってくれましたが、そのころには僕が勉強のイロハを母校を通じてわかっていたので「いらん」と(心が揺れながらも)、断っていました。

 

 僕にかかった主な教育費といいますと、中学受験の塾(小5・6、家庭教師)、私学中高一貫の学費、東京への下宿代、大学(国立)の学費、となっております。これに、公文やどぶに捨てたように意味のなかった教材費

、おさめさせてしまった早稲田への入学金(おかん、すまん)が少しあります。

 

 中学以降は塾や予備校に行かずに済んでおり、これで浪人も留年もせず、独立行政法人化前の激安時代の国立大学なのですから、まあ、結構少ない方なのではないでしょうか。(あ、中退した大学院の学費もありました。すまん、おかん)

 

 

 僕が「なんだかな」と思ってしまうのは、大学付属の中高一貫校に通う子たちでして、ほぼ9割方塾や予備校に行っている学校が多いです。ほんとに、日本のためにもシステムを一考していただきたいです。

 

 というのも、そういう学校は名目上、「進学校」ではないため、勉強よりも大事なことがある、というスタンスをとっています。

 それはわかりますが、学業に関してはカリキュラムは穴だらけだし、追試などのフォローも少ないし、課題も少ないです。(そのくせ、進学校と同じようなハイレベル教材を使っている)

 

 なのに、ある程度の成績を残さないと、進学できないことになります。ご家庭にとっては、内進のうまみで入学したのですから、それでは元も子もない、よって塾や個別などに週数度通ってでも内進させようとします。

 費用としては、そもそも大学付属系の学校では学費が高い傾向にある上、塾代がどかんとかかります。しかも高校生は全体的にどこの塾も月謝が高いです。個別でも週2で10万いくところもあります。

 

 それでよい人材が出ているなら良いですが、僕が見てきている付属系の学校の子たちは、そうはなっていません。勉強しなくてもよいという状況に甘え、その余暇時間をスマホゲームやゲーセン通いに耽溺し、陽キャ系の子は夜遅くまで遊びまわったりしている子が多いです。

 

 校内でも、生徒が先生を舐め切っていて、とても勉強すべき場の様相を呈していない学校もあります。(家庭教師をやっているとよく噂を聞いてしまいます)

 それを勉強以外の価値と言ってしまって良いのでしょうか。

 

 昭和初期までの日本では、同じ名門校から、若き時にもしっかりとなすべきことを成し、大志を抱いて国を支える人材を多く輩出していました。戦後、日本が目覚ましい発展を遂げたのも、ここに原因の一端はあると思います。

 平成の名門校は、名ばかりの人材があまりにも目立つので、危惧しています。

 

 子供を遊ばせるだけの『無駄な金』だな、と僕は思ってしまうのです。ならば、進学校で一生懸命勉学や部活に励めば良いではありませんか。自分の努力=自分の将来の自由度、というはっきりした状況の中で、己の責任で頑張る子の方が、日本にとっては良いでしょうし、人格も磨かれやすいのではないでしょうか。(そもそも、成績を維持しながらでも、遊ぼうと思えばけっこう遊びもできる)

 

 最近の日本は、国際情勢からみても、貧乏国になっていく芽があります。愚かな人材が増えると、本当に危ないかもしれません。(まあ、逆に強制されなくてもバシバシ進化する人材も見ているので、今の僕の心の危機メーターは五分五分くらい)

 

 

 教育費を抑えたければ、とにかく「自立」させることです。自分から危機感を抱けるよう、勉強の意味を理解させることです。そういう子は勝手に勉強して、予備校などはほぼいらなくなります。

 

 それが無理であれば、どの角度からでも良いので、「自信」を持たせてあげてください。自分に自信がある子は、やるべきときが来たら勉強もするようになります。(うちの弟もそうだった)

 

 そのためには、幼少期から親がめんどくさがらずに子供の疑問に片っ端から答える習慣をつけておくことです。そこでめんどくさがると、将来の教育費増となって返ってきます。

 

 やはり読書習慣があると、平均して教育費は下がっていきます。本はケチらず与えて欲しいです。運動などをして身体が強いこともプラスに関係すると僕は思っています。

 

 そして、重要度としてはこれらのあと、幼少期の公文や中学受験が来ます。(僕が考える重要度はこの文章の順番です)

 

 受験にお金を同じようにかけるにしても、『その後』その子がどういう道筋をたどるかで教育費の総額は大きく変わってきます。それこそ、年100万200万円のちがいです。

 

 このような現実をお子さんに伝えておくことも大事だと思いますし、できれば早い時期に良い手を打つことが、経済的にも余裕が生まれることでしょう。

 

 また、学校のブランドにばかり目が行ってしまうと、数倍のお金を出しても大した人材に育たないパターンもあります。お金ばかりかけても、精神性の成長も促してないと、効果は薄いです。

 

 概して、自信が育たない環境では、いくらお金をかけても、うまくは行きにくいでしょう。

 

 結局は親が子の人生のどこかである程度の伴走をしないとだめな面はあります。それを小学生の時に済ませておくか、高校でどうしようもなくなってからにするかで、大変さが変わってきます。

 

 もちろん、いくらでも例外はあり得るもので、小学生までうまくいっても高校で不登校になったり、逆に小学校にロクに行けなかった状況下からでも、立ち直ってトップ校に受かっている子もいたりします。

 

 赤ちゃんの時から世話がかかるらしいのに、こうも成人するまでいろいろあるのかと、子育ての大変さ・尊さを思い、ため息がでます。

 

 僕は当事者になったことがないので、楽なもんですが。

 

 みなさん、大義をなさっていますよ。(自信モッテ(`・ω・´)シャキーン)

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

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お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。

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