『当たり前』の基準に注意 | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)


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 家庭教師としていろんなご家庭をまわらせていただくと、家庭ごとにその「常識」が全く違うことに驚きます。

 

 ある家庭では大きな問題となることも、別の家庭では笑い飛ばしているようなこともよくあります。同じような成績でも、「うちの子なんて」と嘆く家庭もあれば、「うちの子には勿体ない」と畏れる家庭もあります。

 

 やはり僕から気になるのは、中学受験などでも、「どうせ受験するなら絶対○○」と名門校をあげるパターンです。開成麻布、女子なら桜蔭中、女子学院など、錚々たる学校をあげます。

 

 その学校に行けないなら受験する意味はない、とでも思っているようなご家庭も多く、そういうご家庭ほど、ご子息の成績が伴わない場合に過度に嘆きがちになります。(伴っていない場合も多い。何かがうまくいきにくいはず)

 

 受験においては、甘さはないです。どんなに親御さんの学歴があり、頭が良くても、お子さんが同じように行くとは限りません。時代も育った環境も違います。

 特に人気がある学校は当たり前ですが、天才がさらに努力をして挑んでくるのですから、ほんとうに甘くはないです。僕はそれを自分の指導経験から嫌というほどわかっています。

 

 今の時代は、学歴というのも評価のされ方が変わってきている時代です。近頃は就職率もほぼ9割後半、100%に近づいています。

 が、相変わらずずば抜けた理系は高給取りの職(SEなどだけではありません)からも引く手あまたではありますし、数学をやっている保証のある国公立の文系は今だに就職も強いと聞きます。でも、それ以外(8割方の学生が該当)であれば、早慶でも大学に入ってからの資格勉強などが大事です。学歴よりも、資格勉強の時代に入っています。

 

 ですので、『学歴』というところにこだわりすぎる必要はないが、ある程度あれば損はない、というくらいの認識を僕は持っています。(もちろん、ほとんど勉強せずにいける大学も多く、そのような大学であれば、行く必要性は残念ながら低いかなとも思っていますが)

 

 大事なのは努力過程です。『しんどい状況でもがんばれる』『目標を達成しようと考え、努力を実行する』ことが大事なのです。それがなければ、高学歴でも意味はないです。(だから努力なき天才を僕は認められません)

 

 そこに注視していれば、余計な嘆きは必要はなく、我が子が努力できているのか、の一点を注意していれば良いです。できていなければ、叱れば良いです。

 

 絶対○○、と志望を決めつけてしまうことは、おススメしません。そのような精神性で、よい流れになった例を僕は見たことがありません。

 

 というのも、親子ともども、余計な力みを生んでしまうからです。その力みが、過剰にテストの「偏差値」を気にさせ、自身の問題点を曖昧にして気づきにくくしてしまいます。

 プロ野球の選手でも力んでいると、ど真ん中のイージーボールでも打ち損じてしまうのと同じく、精神的にも力むことはよくありません。

 

 そのような家庭では、子供は、自身を省みず、親の顔色をみて、他の兄弟(いれば)を見て、優秀な友達を見ています。親御さんも同じ塾の他の家庭ばかりを意識していることが多いです。誰も現状を見ていません。正確に現状を把握できないまま数か月が経つと、これは若い学生ですと、結構な差になってしまいます。

 

 優秀なお子さんをお持ちのご家庭では、「行けるところにいってくれたらいい」と言っているものです。子が健康に最後まで受験勉強をやり切れれば、それだけでありがたいことです。親子ともども得るものはほんとうに大きいです。

 特に中学受験は経済的負担も大きく、途中であきらめてしまうご家庭が多いです。最後まで努力できることは本当に稀有です。

 

 子が努力して名門校に行くのを、「当たり前」にしないようにしていただきたいです。特に小学生では、遊びたいのをものすごく我慢しているし、右も左もわからない状態で親を信じ切って必死で戦っている子が多いです。取り組んでくれているだけで、まずは良しとすべきです。

 

 親の理想に沿う形でなかなか頑張ってくれないことも多いですが、まずは親の一方的な理想にお子さんをあてはめないすぎないようにしてほしいです。こちらの身勝手な理想にあてはめようとすると、親側のストレスも大きくなり、身体を蝕んてもしまいます。親が倒れたら、子はちゃんとした受験ができなくなるのでご注意ください。

 

 合格もあれば良いですが、それが第1志望校である必要はあまりないです。特に中学受験では、いくらでもリカバリーがききます。得幅も大きいので、できれば最後まで挑戦していただければと思います。

 

 僕も中学受験では、第2志望校にしか合格していません。でも、その後、中高6年で頑張ってなんとかなりました。これが、私立進学校でなけえば、東大にまでは行けていないと思います。

 

 また、東大を目指してまっしぐら(に見えた)だったころも、実は「絶対東大」と思っていたわけではなく、それより毎日の努力を最高集中でしていくことに注視していました。(早稲田にも受かっていたので、ダメだったら早稲田でいいとも思っていました)

 

 僕の個人的な見解ですが、強く願えば叶いやすい、というのは嘘だと思うのです。余計な力みを生み、願いからは外れていくと思います。

 これは勝負の世界を冷静にみればわかっていただけると思います。それでも叶っている方がたまにいるのは、その方の能力がずば抜けていただけだと思います。そんな人間は、本当に一握りであり、真似をすべきものではありません。

 

 なんでも当たり前にしすぎず、すこし当たり前の基準を下げてみてはいかがでしょうか。学歴も、『ある程度で良い』と思えれば、なぜか成績も上がっていくものです。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

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