お受験ブルーズ

現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)


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 ここ数年、海外のカリキュラムに触れることが多くありまして、そこから過去僕が触れたり見知ってきた海外カリキュラムと、僕が毎日目にする日本の受験との比較をすることが多くなっています。

 昨年末に恩師に会っていろいろな話を聞いたことも大きいです。

 

 僕は友人に韓国、台湾、東南アジアの方がいたり、ドイツ、アメリカ、カナダ、イギリス、ハンガリーあたりは縁もありましたので、実際にその教育カリキュラムを直接見聞きしています。また、インターナショナルスクールの子や帰国入試もこれまでに数件お世話しています。

 今後、バンド活動を通じて、いろんな国の方々と友人になれれば、さらに見識は広がるかもしれませんね(そのためにはまず英会話か、笑)

 

 概して、日本の教育は「レベルが高いな」と思うことが多いです。特に日本の中学受験生は世界でも相当な学力・見識レベルの高さを誇ると思います。大学受験も、世界有数の厳しさとハイレベルさを維持していると思います。

 

 よく聞くのは、高校や中学で海外に滞在し、日本に帰ってくると、特に数学や理科がついていけなくなる現象です。日本の数学はやはり演習量が多く、試験で求められる要求も多いのです。

 

 ただ、一方で数学オリンピックだけはメダリストが出ていないなど、国際的な力の不足も言われます。その原因もこの受験数学のやり方にあるとも思います。所謂サピ的な「パターン演習」の延長で、似たような問題を繰り返し、難問であっても似たようなパターンを繰り返すことが多いです。海外ではそのようなことはあまりないそうです。

 

 パターン演習を過度にすると、その根拠や「なぜ」をすっとばして、とりあえずパターンに知らず知らずのうちにはめてしまいます。僕とて、元来数学は苦手なのですが、最近では「知っているパターン」が多くなってきたので、「どれにあてはめようかな」と考えれば、入試に対応できるようになってきました。

 

 もちろん、パターンを道具としてもっておくことは大事なのです。が、本当の人類の叡智は「その先」にあり、そのハシリだけでも受験や試験で提示していくべきなのですが、数学としてそこまで達しているのは、東大数学や早稲田理工学部などをはじめとしたごくわずかの学校にしかありません。

 そもそも、そのような問題を作れる人は日本には少ないかもしれません。ひとまず受験勉強でだけでも、その域までかじっておくことをおススメしたいと思います。

 

 全体の平均としては日本はかなりの高さにあるのに、世界的にずば抜けた人材がでない。そこが歯がゆく思います。今の日本の状況であれば、高い平均を維持したままで、ずば抜けた人材をもう少したくさん出せる気もするのです。

 

 そのくすぶっている原因が進学校や真面目な日本の学生にも多く見られる、過度な「受け身」の姿勢なのかなと思っています。韓国や台湾、古代中国でも見られる儒教的な厳しさのカリキュラムのあり方、とそれに対する子供たちの「学問へのリアクション」の違いなのかなと考察しています。

 

 海外では、圧倒的にプレゼン系のカリキュラムが多く、レポートも多いそうです。そこでは、自分らしく何かを伝えることが要求され、会話による論理の応酬がなされています。レポートも先生との論理の応酬なのです。そこでは、自分から「発信」して、何かを求道し、自分だけの特技や技能を身に着けること、が結構求められます。

 

 それは、そもそも社会のリーダーとなる人間は一握りである、との前提が海外には露骨なくらいあり、オックスフォードやハーバードなどの超名門大学に行くような人間は、何かしらのずば抜けた「何か」があって当然なのです。

 右にならえの観がまだまだある日本のパターン教育では、ちょっとその超上位には太刀打ちできないのかなと思えるのです。

 

 まあ、海外に太刀打ちできるできないはまあいいのですが、最近の子供たちは、いい子率は高いのですが、やはり「何か」一つが足りない気がよくしています。単純な裕福さでいえば、バブルの残り香があった僕の子供のころより平均所得は下がり、生活の厳しさは増していると思うのですが、いわゆるハングリー精神もないですね。

 

 いろいろな生徒を見ていますと、上位にいる生徒、凄みのある生徒は何をするにも「自分から」するのです。宿題もカリキュラムも、「自分から」します。ま、量は変わらず気持ちだけの問題かもしれませんが、大きいです。

 僕とて、「東大に行きたい」と思った中2のあの瞬間から、自分で「どうやったら学校内で1位になれるか」を練りに練り、学校のカリキュラムを完璧にこなしつつ、少しでも向上できるようにやっています。3週間すべての隙間時間を定期テスト勉強にあててみたこともあります。うまい休憩の取り方や、問題集の選定の仕方など、広範に視野を広げつつ、考えに考えています。真剣に子供ながらに生きていました。

 

 少なくとも中2からは、日々の勉強は、「他人から与えられたモノ」ではありませんでした。辛くはありましたが、すべての学校のカリキュラムをこちらから能動的にこなしていますし、もっと改良してやろうといろいろ手も加えていました。そこでの工夫の数々が、今、教える側に回っても生きています。

 教養ある人間になるため、東京にいってバンドをするという夢をかなえるため(ちょっと不純かw)、東大を目指した経緯があります。

 

 言われたことを素直にやる子は、当然伸びやすいのですが、それだけでは一流にはなれません。自分からいろいろと工夫をして、向上心を持っていることが大事なのです。

 それが日本人の学生全体に、平均して足りない姿勢なのではないでしょうか。

 

 開成、桜蔭、女子学院、栄光学園や愛知の東海など、超がつく名門校の子たちには、厳しいカリキュラムは必要ありません。これらの学校では驚くほど受験指導をしません。勝手に各ご家庭で考え動くのです。

 

 すべてが能動的な勉強の方向性であるため、(やる気になれば)伸びやすいとも言えますし、我が母校のように、鬱屈する人間も少ないでしょう。学校のカリキュラムでガチガチに縛らず、自分で考えさせた方が大きく伸びる人材が出てくるのです。(もうちょっと縛れよ、今の子はそれじゃ無理だ、と思うことも多いですがw あと中1から鉄緑に通ってると、結局は縛られている、良さが消えているとも言えます)

 

 まあこれらの学校ですと、予備校も行くとなるといったいなんぼかかんねん、とも思いますので、良し悪しではありますが、良きところは学び取れば良いと思います。

 

 周りからの締め付けなどなくても、自分で猛勉強できるだけのモチベーションを自分なりに追い求めなければなりません。「なぜ、遊びたいさかりの10代にそれだけ追い込むことができたんですか」、と良く聞かれるのですが、自分でも良くわからないです(笑) 説明は過去記事でも試みていますが、難しいですね。

 

 ただ、何をするにも一流になるには、自分発信の能動的な「ストイックさ」がいる、ということは確信を持って言えますし、高校生のころから感じていました。今の子はそのモチベーションがなかなか見つからないのでしょうが、そこは視野を10年、20年と先を見ることで少しは解決策になるのではないでしょうか。

 また、一流の本を読み、映画を見、演劇・音楽に触れ、といった勉強以外のことも大事な気はしています。あと、部活も一心に打ち込めるものをすることが、意外と近道を示してくれたりもします。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

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お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。

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