その差はなんなのか(態度に関して) | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 今日はお子さんにもぜひ読んでもらいたい記事になりました。

 

 中学受験というのは面白いもので、ほぼどの成績層の子も似たようなカリキュラムをし、似たようなテストを受け、同じテスト範囲で受験をします。ですので、僕からみると、いわゆる「差」が分かりやすいです。そこからの学びも大きなものがあります。

 

 これが大学受験ですと、すでに私立文系や国立大学だとやることもすべきことも変わり、なかなか直接比較は難しいです。また、すでに中高6年間でやってきたことが各人まったく違い、いろいろと差が生まれすぎています。中学受験でも幼児教育の差などは厳然としてありますが、まだ挽回できる面はあります。

 

 もっともわかりやすいのがサピックスで、成績層の上でも下でもやる教材は変わりませんし、与えられる課題もほぼ同じです。小5くらいまでは、どの子も塾以外にやっているカリキュラムは少なく、そので差が生じています。

 

 意外に思われるかもしれませんが、1000人に1人というような天才君は除き、その他大勢の子は僕からみれば才能面での差を感じることは少ないです。それでも組み分けで8割近くとる子から、4科合計100点(500点満点)行かない子までかなりの差が開いています。僕は家庭教師や塾講師として、この差がなんなのか、を長年追究してきています。

 

 一番の差は「わかっている」と言うことだと思います。それはもう、いろいろなことが、生徒側・子供側が「わかっている」のです。その差が大きいです。これは親が教えてどうにかなる問題でもないです。子供側が日々の努力の中で自分で気づかなければいけません。(もちろん、そのような気づきを与えるべく親が行動することも大事ではありますが)

 

 

 子供側は、一度考えてみた方がいいです。

・辛い受験勉強を「しんどい」「嫌だ」と思いながら、それを態度にも表し、どこか勉強から逃げようとしている『イヤイヤ人間』

・辛いながらも、文句の一つも言わず(少なくとも表には出さず)懸命に毎日のきつい課題に向かって言っている『ひたむき人間』

 

 このどちらを我が子として、親は愛しく思うでしょうか。また、塾の先生視点でも、「こいつはどうにかしてやらんといかん」と一生懸命になってくれるのは、どちらの生徒なのか。また、どちらの生徒が伸びやすいのか。

 

 言うまでもなく、後者の『ひたむき人間』の方を、親は応援もしたくなるし、先生方もいろいろと手を貸そうとしてくれるものです。大人でも、同じ仕事などをイヤイヤしている人間で、それを態度に表している人間がいると、こちらがイライラもし、仲間には入れたくなくなるものです。

 

 これは学生のバイトなどでは良く見られる現象です。特に学生にとっては、バイトというのは「こんなところに自分が一生いるもんではない」と(上から目線で)おもって、金さえもらえればいいと、イヤイヤ仕事をしているものです。それはそれで良いのですが、それを態度や表向きに出してしまうことに問題があります。同じ給料でも、就業時間は一生懸命なバイトがいれば、やはり周りも良くしてくれることでしょう。気づけば待遇も変わっているかもしれません。

 

 これと同じ構造が、受験や親子関係にもあり、やはり表向き健気に頑張っている子が、成績が悪くても周りが何かと動き、また怒られる回数も少なく(あまりに多いと親も潰れます)、いろんなことがうまくいきます。その連続が、大きな成績の差、進路の差となって現れてきます。

 

 不思議なもので、イヤイヤ何かをやっている人間を見ていると、こちらがイライラするものです。「ムカつき」ます。そうやって無自覚に「イライラ」を周囲にまき散らしている人間の行為・態度が、伸びないことの原因であり、運気のようなものもついてこない原因だと感じます。

 

 大体のサピでいうAクラス(最下位クラス)相当のご家庭を見ていますと、「嫌なら受験辞めちまえ」と言ってしまっている親御さんが多いです。

 

 すでに幼いながらも受かりたいと思って、とにもかくにも塾に通っている我が子に、しかけた当事者が「辞めちまえ」というのは最も禁句であり、成績層に関係なく言ってはいけないことの一つではあります。が、その原因を探っていくと、子供側が「イヤイヤ」を表に出しすぎていることが原因として多いです。

 

 つまり、子供側が自分で怒られる種をまいて、自分で怒られるように自作自演・誘導している部分があるのです。これは、他人である僕からみると、単なるコントにしか見えません(笑) 自分で目の前にバナナの皮を投げて、勢いよく自分で滑っているような感じです。

 

 僕にとっても自分の人生の最初の暗黒期は小5から小6の夏ころまでであり、非常に苦しかった覚えがあります。毎日のように泣いていましたし、算数ができなくてほんとに冗談でなく死にたくなっていることも多かったです。その後の高2前後や20代中盤も暗黒時代としてはしんどかったのですが、少年期のそれとは比べようもありません。

 

 ただ、その中でも親が経済的に切り詰めて塾代(年間150万以上か)を出していることは分かっていましたし、そこまでするのだから意味はあるのだろうと、幼く目の前が真っ暗に思える中でも中学受験を頑張った記憶があります。ですので、僕自身は弱音を吐くことはあっても、自分の中の「イヤイヤ」を表に、特に母親には出していないつもりです。

 その「差」をいろんな子を教えていて、感じることがよくあります。

 

 ぐっとこらえて頑張ったことで、成績も伸びていったし、才能では僕より勝るいろんな方々を抜き去ってもいけました。それが高校まで続き、気づけば東大を狙える位置にいた、ということになります。

 

 できる子は、勉強が嫌でも、「嫌だ、辛い」と口に出さない、出せない子が多いです。そのような子は逆にもう少し弱音を吐いても大丈夫です。本音の部分での「きつさ」を大人に伝えることで、普段頑張っているならば、さらに大人は助けてくれることでしょう。

 

 これらのバランスがうまく取れたとき、サピのα1の子によくいるような素晴らしいバランス感を持った優秀な人材になれます。

 

 イヤイヤなのに体裁だけ繕って、表向きだけやっているように見せかけることが最も愚かで、結局は成績も伸びず、良い学校にも受からないことでしょう。僕はそのパターンを数百の単位で見てきています。

 

 

 ただ、親御さんに申し上げておきたいのは、イヤイヤでもやっているなら、それはそれで「偉い」です。「何イヤイヤやってんだよ、辞めろ!」と言える資格があるのは、中学受験期の僕のように(ある意味恵まれた)『暗黒』を見た人間だけだと思います。

 

 気性の激しい子や、道理を解さない子(最近多いです)、愛情感の薄い子は、塾など行きません。いったフリして帰ってきます。

 でもそれが、危険は避けるという意味で生物学的には、最も「らしい」子供の反応なのかもしれません。

 ですから、そこを乗り越えて塾に行っているだけでも相当に困難は超えていると思われた方が良いです。あまりに無理そうなら、サピや早稲アカなどは回避し、もっと緩めで楽しくやってくれる塾にいれたほうが良いです。中学受験で見につく学力自体は、どう転んでもその後の人生で非常に活きます。そこは安心されれば良いです。

 

 

 以上のようなことを、「落ちてから」気づく子も、残念ながら多いです。人間にはイメージ力、想像力があります。ですから、「こうしていると落ちるだろうな」と感じ、気づいたときに修正することが最も大事ではあります。

 

 そのためには、いろんな周りの大人のことを考えたり、どう思っているかを推測したりもせねばなりません。(それができれば国語ができないということはありえませんね)

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

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