お受験ブルーズ

現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、シンフォニックメタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)


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 中学受験ではサピックスが相変わらずの隆盛を誇っていますが、そのαクラスと言われる上位クラスとAクラスと言われる一番下のクラス近辺の子、また、その中間くらいの子、をほぼ毎年のように見ております。

 

 サピックスはどの成績層でも教材が同じで、宿題や課題がもっとも変わらない部分があります。その分、差異がわかりやすく、僕にとっても勉強になることが本当に多いです。

 

 関東では、サピックスのような塾ですと、どうしても親御さんのフォローが結構必要になってきます。一昔前の中学受験では親御さんが学習面でノーフォローでもそこそこの中学には行けたものですが(我が家もそうでした)、上位層ではもはやそれは通じない時代になってきている、と感じます。共働き家庭も多いのに、それでは大変です。

 

 本当に頭がよくなるとはどういうことなのか。学習、とはどういうことなのか。さらに言うと、覚者とはどういうことか? ということを僕は家庭教師や塾講師を通じてずっと追い求めています。

 それを踏まえたうえで、今の関東の中学受験、なかんずくサピックスではまりやすいパターンに陥っていると、あまり地頭といいますか、才覚レベルでの伸びは期待できない、と思えてしまいます。

 

 というのも、あまりに課題・クラス分けが多すぎるため、「じっくり考える」「努力したうえでの失敗」が許されないパターンになっているのです。詰め込み教育のが過ぎる、と言い換えてもいいかもしれません。

 見渡してみれば、もともと頭のいい子(幼児教育などで鍛えてきた子も含む)しか上位クラスにいない気がするのです。中間層から落ちることはあっても、伸びる子は少ないのではないでしょうか。

 

 別に昔の関西のやり方を礼賛するわけではないのですが、ある難問に対した時の対峙のさせ方が違うと思います。小4であれば、小6にとっては基礎問題でも難しいものです。大人にとっては、決まった解き方があり、それがまだ平易なのでとっととやり方を教えてしまうことが今の中学受験では多いのですが、そこで少し時間をとり、「つまずかせれば」良いと感じます。

 

 昔の中学受験には、その間のようなものがありました。また、まだ関西にはその感じが残っていると関西コンサルを通じても感じます。また、そのような問題を選んでいます。

 その要因は、「灘」という絶対的に良問ぞろいでじっくり考えなければならない難問題を出す学校があり、それにあわせて塾が進化してきたことがあると思います。

 

 それがゆえに、学習では「式や図」を書くことが中心。論述・記述が中心になります。それが大きいです。基礎課程ではそんなに違いはなく、そこから難問に至る過程がもっとも違うのです。

 

 小6になったら、灘の1日目の問題などを見てみると良いです。非常な良問ぞろいで、一発の発想でどかんと解ける爽快さ、思いもよらぬところから解法がくる意外さなど、ワンランク違う問題(主に算数)があります。

 そこには数世代にわたって引き継がれているものが厳然とあります。関西の他の学校も基本的にはそれを意識しているので、そのような問題になりやすいという側面があります。

 まあ灘の受験生は、1日目の問題を1問5分以下で解かねばならずそれどころではないのですが(笑)

 

 関東の中学受験では先に「点数を取らせる」ことを主軸としすぎてしまって、頭自体をよくする視点がないと思います。広範な知識を与える部分は良いと思うのですが。

 「基本的に自分で考え」「自分から正解をひねり出し」「自分で得点計画し」という部分が欠落しやすいと思います。

 

 この延長で、今の鉄緑会を中心とした関東の中高一貫校の上位者パターンもあります。ほんとに自分でいろいろ考えてその結論なのか? 自分の人生なのに、それでいいのか? という子が高校生でも多いです。

 

 大いに考えさせ、「基本的に自分で正解をひねり出す」という習慣を基本的につけさせたほうが、後々にとっても良いと思うのです。

 今の子たちは、雛鳥のように解法をピーチクパーチク待っている状態が多いです。お金を出せば、よいカリキュラムが与えられ、方法が示されると思っています。

 その姿勢は学問ではありません。そのままでは大きく伸びることも、勉強の先の大いなる満足感にも到達は難しいと感じます。

 

 頭をよくし、さらには人格面の進化も受験を通じて促すことが大事だと思います。そのためには、

 

つまずかせることを恐れない

・つまずきの中で、自分なりの努力をさせること

・1問1問の中で努力(図や表を使うなど)をさせること。ノーヒントの中でいろいろやってみる経験を月1回でも持つこと

を書き、自分の思考を明確に追っていくこと(サピの子は式習慣が抜けやすい)

ほかの子たちがどんな想いで勉強しているか、に想いを寄せること

・なぜこんな苦しいことをしなければならないか、したほうが良いのかを、子ども自身に考えさせ、意見を持たせておくこと

 

 を(経験)してほしく思います。

 

 これを実行すると、時間がいろいろとかかり、あまり成績は伸びていかないかもしれません。サピでは中位クラスくらいまでしか行けないかもしれません。

 が、それでもそこそこの進学校には必ず行けます。(絶対御三家というならば、おススメはしません)そうして、ご縁のあったところにいき、中高6年で頑張るのも良いのではないでしょうか。上記のことをやっていれば、中高での伸び、社会人になってからの力強い人生に必ず良い影響を与えることでしょう。

 

 次回の記事では、サピの上位と下位の子のわかりやすい生活面の差などを論じてみたいと思います。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

夏のスーパーコンサル2017今年も始めました。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。ご希望の方はメールをくださいね。

 

お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。

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