こんにちは。成瀬です。
今回は、前回の続きで、
ヨードホルム反応
についてお話ししようと思います。
ヨードホルム反応は、
銀鏡反応、フェーリング反応と同じように
「化合物の推定」
のところで凄くよく出てきます。
しかも、ヨードホルム反応のほうが、
ちょびっとだけ、複雑です。
でも、これを覚えられてちゃんと
「使える知識」になれば、
あなたが、いま悩んでいるかもしれない、
あの教科書でも模試でも最後の方に出てきて
苦しめられるあの問題が、
また一つ、「楽勝じゃん」に近づきます
逆にこういう一つ一つを大切にしないと、
いつまでたっても解けるようにならなくて
本番での大きな失点に繋がるかも
なので、今のうちに!
しっかり勉強しましょう!
全力でサポートしますので、
ついてきてくださいね
それでは!
ヨードホルム反応
銀鏡反応、フェーリング反応がアルデヒドを
検出するように、
ヨードホルム反応はアセチル基とそれに似た構造(右側の構造)を検出します。
習ったかもしれませんが、
炭化水素基といっても、別に
酸素原子Oを含んでいてもいいのです。
ポイントは、一番端がCかHであるということ。
それさえ守っていれば、
Rはなんでもいいです。
反応の手順は、
ヨウ素の塩基性水溶液(I2+NaOH)に
上のような構造を持つ化合物を入れて、
湯で60〜70℃にあたためると、
ヨードホルムCHI3を生成します。
(左は、大学の実験でやったので、載せてみました。真ん中がヨードホルムです。埃っぽくてすみません笑
きれいにできると、右の写真のようになります。)
ちなみに、ヨードホルムは
イソジンとかに入ってるやつで、
特有の匂いがします。
この反応が起こるやつで、
絶対に覚えておかないといけないのは、
アセトアルデヒドとアセトン
です。
アセトアルデヒドCH3CHOは
アルデヒド基も持つので、
銀鏡反応でもフェーリング反応も
ヨードホルム反応も起こります。
「ヨードホルム反応も銀鏡反応もおこった」
となればアルデヒド、
「ヨードホルム反応は起こったが、銀鏡反応は起こらなかった」
となればアセトンの可能性が高くなりますね!!!
推定する物資がアルコールの場合は、
一番単純なのはエタノールですかね。
(分子量が小さい時は、ヨードホルム反応がでてきたらこの3つをまず疑う姿勢でいて問題ないです。)
いかがでしたか?
今回は、前回より少し難易度が上がって、
ちょっとややこしい感じでしたが、
おぼえるものは大した量ないですね!!
ヨードホルム反応の手順
反応する部分の構造
アセトン
くらいですね!
あなただったら5分で覚えられちゃいますよね?
ぜひちょっとだけ頑張って、
勉強してみてください!
「化合物の推定」の問題が
解けるようになること間違いなしです
センターまであと78日。
一緒に頑張りましょう!
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