こんにちは!伊藤礼子です。
2021年1月も半月が過ぎました。
昨年末には再度の非常事態宣言が出されましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、12月15日の「【JJC通信】成長(4)原点に還る」には、
私信を含めたくさんのフィードバックやご感想を頂きました。
ありがとうございました。
本来はwriter@jyujitsujinseiclub.org へのご返信により
★充実人生を気軽に語ろう★で読者や筆者の相互にディスカッションが【JJC通信】の目的の一つでもあります。
しかし、今回はコロナパンデミックにも関連し頂いたメール等の内容には深い境涯のものもありましたので、
すべて親展にてご返信させて頂きました。
皆さまのメッセージの中に共通して語られていたことがあったように思います。
それは、年を重ねることで精神のエネルギーは益々充実することが可能な一方で、
精神と表裏一体である体との付き合い方においては、
そう簡単ではないと感じていらっしゃるという点です。
「実際のところ、自分でも周りを見回しても年を経ると体力の衰えを感じるものだよ」と。
それらの事実についての私の見解は:
確かに若年の経験や過去を基準にして捉えるならばそうである一方で、
今後の体との向き合い方や付き合い方は何方にとっても体験知がなく、
そう捉えれば「昔のようでなくなった」と嘆くようなことではない、というものです。
とは言ってもそのお気持ちは実感としてよくわかりますし、
未曾有の長寿社会における「健康寿命」というテーマは万人にとって課題であると認識しております。
正にそのテーマを扱っている書籍にLIFESPAN : 老いなき世界 (2020/9/16)があります。
数ヶ月前に購入していましたがやっと最近読みました。
JJC通信の読者には、ドクターや科学者もいらっしゃいますが、、
30年に渡る老化と若返りの研究者である著者の最新の専門的見解について、
私などが読んでその文脈や専門用語についていくには・・かなり厳しいものがありました、汗汗。
(末尾に「用語解説」等はついています)
なので、直観で読み飛ばし、読み返しているにすぎませんことを予め申し上げます。
私が直観で読み受け取ったメインメッセージは次のようなものです。
・老化は病気の一種であり、それは治癒できるものである。
・私たちは古いDVDプレイヤーのようなもの。
DVDの表面にひっかき傷がついただけなら、普通は情報を回復できる。
それと同様のプロセスを用いれば、若返りも可能だ。
・シラードの唱えた説のように、
遺伝子変異のせいで老化が起きるのだとしたら、
それに対処するのは一筋縄ではいかない。
バックアップしていない情報が失われるのと同じで、もう元に戻すことはできない。
・遺伝子変異が老化の原因ではなく、
老化とはエピゲノム情報の喪失である。
「老化の典型的な9つの特徴」の上流に老化の原因があり、
どれか1つに対処すれば老化を遅らせることができる。
・今日の長寿研究に至る礎を築いたのは名のロバート・モーティマーという
無名の科学者の「酵母研究」から始まった。
人間の老化は酵母の老化の謎を解くことで解明できた。
(JJCにも「愛酵会」がありますね!笑)
・100歳になっても現在の50歳なみの活動レベルを保てる時代がやってくる。
老化の真因が解明されてきていることに加え、
老化からリカバーする方法や化学物質が、
次々と発見されているからである。
数世紀に一度のパラダイム・シフトが近づいている。
・「老化は病気である」という前提に立って、
健康寿命や長寿社会についての議論を始めるべきである。
また、最後に著者は『私は研究者であって医者ではないので
「食事のカロリーを減らせ」「小さいことにくよくよするな」「運動せよ」以外に、
医学的なアドバイスをするつもりはない。
人にああしろこうしろと指図する立場にはないし、
サプリメントにしてもほかの商品にしても特定のものを推薦することはない。
とはいえ、
自分自身が何をしているかであれば公表してもいいと思う』と前置きの上で、
自分や家族が実践していることを記してくれています。
この本に書かれていること、著者が実践されていることを読んでみて、
数年前訪れた伊東にある断食施設「ヒポクラティック・サナトリウム」
の院長石原結實さんに教えて頂いたこととかなり似ている!と思いました。
50歳からの老いない体のつくり方(石原結實)
すでに、皆さまはご自身の方針をもちインスピレーションに従って、
ご自身の健康寿命を守り進化させる策をこうじていらっしゃることと思います。
私たち万人にとって現在進行形のこれらの共通テーマについても、
情報交換をしたり話し合えたらいいですね。
伊藤礼子
充実人生クラブ