お彼岸とは
春分の日、秋分の日を真ん中として前後3日間のことです。
お彼岸とは「極楽浄土に想いをはせ、善行を積むべき大切な時期」とされています。 法要に参加したり、お墓参りに行ったりして、先祖や故人を偲び供養するのが一般的です
お彼岸の時期は太陽が真西に沈むため、西にある浄土を最も近く感じられる時期であると考えられています。浄土を近くに感じるこの日にお墓参りなどをして、先祖供養を行います。
大阪の天王寺を建立されたのは、聖徳太子さまです。
聖徳太子は日本に仏教を招来された方です。
当時、難波(なにわ)は国際貿易港して
中国や朝鮮半島に対する外交拠点だったのでは、
ないかと思われます。
そこに荘厳な仏教施設を建立することは、
政治的にも意味があったのでしょう。
さて、この天王寺の西門の額に聖徳太子が、
「釈迦如来説法の所なり。極楽浄土東門の中心に当る。」
と書かれました。
極楽浄土を目指し、憧れる人々が集まって、
「彼岸会」が盛大になったそうです。
『彼岸功徳成就経』
彼岸会特有の経典『彼岸功徳成就経』には、
この彼岸会の期間に【善行を精進して積みなさい】と書かれています。
理由は、仏様をお守りしている梵天さまや帝釈天さまが、
この期間の人間の行状を記録している。
からと書かれています。
この時期は、悪いことをしないで、いいことをする。
親孝行、先祖供養をしないさいとなるわけですね。
地獄へ行くことになったら、さあ大変。
その点、浄土教の教えは、有難いですね。
あるがまま!!
阿弥陀さまのお誓いを信じて、いたら救われる。
暑さ寒さも彼岸までという言葉がありますが、
この一番快適な時期に、向う岸(彼岸)にある先祖を想い、
自らの極楽往生を阿弥陀さまに願ういい季節なのかもしれませんよ。
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