東京都に、小中高一貫校を2017年に設置する構想があるそうです。
都立が中高一貫を導入したのは何年前になるでしょうか。
早くも、小・中・高の一貫校です。
教育理念は
『理数を中心に、一人一人の資質や能力を発見し伸長させ、
「都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会中間まとめ」より
だそうです。
どうも科学技術の分野で、
世界に通用する人物を輩出していこうというお考えのようです。
確かに世界的に見ると、
日本の学力や技術はどんどん低下しているそうです。
エリートを生み出す環境を整備することは大切なことなんでしょうね。
しかしながら。
基本枠組みに書かれている、以下2点に
疑問を感じずにはいられません。
理数への興味・関心や適性のある児童を入学させるために
適性検査等による選抜を実施。
↓
これって、可能なのでしょうか
天才的な突出した子はすぐにわかるでしょうが、
小学校入学前の子が理数系かどうか判断するって
本当にできるのでしょうか
理数への適性を判断するために
進学の際に適性を判断する。
↓
これってやっぱり、入学前の適性検査が
確実じゃないってことですよね
そして、適性がなかったら・・・
途中で、それも、4・4・4制から、6・3・3制の他校へ
追い出されるってことですか
ひどい話。
小学校入学前の子の適性が明確にわかるのかと思うし、
適性がなかったら、最初からあきらめなきゃいけないなんて
夢も希望もない。
それに、だいたい 6歳前後の子に判断できる
結局は、親の判断でレールの敷かれた人生が始まるんですね。
医者になんてなりたくないのに、
親の押し付けで苦労してる子を何人も見てきました。
逆に、どうしても医者になりたいけど、
理数系が特別に得意というわけではなくて、
大学に入ることに苦労している子もいます。
ほんとにいつも疑問です。
私は教育の専門家ではないので何とも断言できませんが、
理数に特化する必要があるのでしょうか・・・
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私も送ろうと思います