いろんな話をした

夕食が終わった。

 

 

2人でホテルの部屋に

戻った。

 

 

今回

初めての泊りだったので

一緒にお風呂に入ることになった。

 

 

 

こんなイケメンと

お風呂に入れるなんて

やはり私は

びっくりでもあり

嬉しくもあり

何とも言えない気持ちだった。

 

 

 

前回

イチャイチャしている時も

彼の裸を見ることはあったけど

 

 

 

1回目は

私が性的サービスを受けている

その快楽で

いっぱいいっぱいだったから

 

 

彼の裸を

それほどちゃんと

見ていたわけではなかった。

 

 

 

でも入浴となると

彼の裸が目の前にあることになる。

 

 

 

目の前にイケメンの

裸があるというこの状況・・・

 

 

 

やはり

映画でも見ているような

気分だった。

 

 

 

 

ついに・・・・

 

 

 

 

初めての一緒の

お風呂・・・・

 

 

 

恥ずかしいので

彼には部屋で待っていてもらって

 

 

 

私が先にお風呂に来て

服を脱いで

入浴して

彼が後から来るのを待っていた。

 

 

 

 

きっと彼は

女性とお風呂に入ることに

慣れているのだろう。

 

 

 

私が湯舟に先に入って

身体を隠すようにして

彼に声をかけた。

 

 

 

 

「お待たせ・・・」

 

 

 

「入ってきていいよ・・・」

 

 

 

 

 

彼は恥ずかしがるような

雰囲気もなく

バスタオル一枚

下半身に巻いて

お風呂の部屋に

入ってきた。

 

 

 

そして

やはり

恥ずかしがる表情もせず

タオルをハラリと取って

 

 

 

私が入っているお風呂に

入ってきた・・・・・

 

 

 

 

赤面した・・・

 

 

 

目の前で

はっきりと

イケメンの身体が見えた。

 

 

 

美しい裸体に

言葉を失った・・・

 

 

 

脱いでも彼は

かっこよすぎる・・・

 

 

 

まだ会って2回目の

イケメンと

こうして

お風呂に入るなんて

 

 

 

人生でこんなことが起こるなんて

予想すらしないことだった。

 

 

 

大きめのお風呂・・・

 

 

 

恥ずかしい気持ちがずっと続く・・・

 

 

 

しばらく入っていたら・・・

 

 

 

 

彼が

こう言った。

 

 

 

 

「アスカさんの、後ろ側にいってもいいですか?」

 

 

 

 

 

胸が、ドキン、とした。

 

 

 

 

やっぱり

私は

こんな言葉を

過去には誰にも言われたことが

なかった。

 

 

 

 

まさか

そう言われると

思っていなかったので

びっくりしたけれど

 

 

 

 

「うん」

 

 

 

 

私は赤面しながら

こう答えた。

 

 

 

 

 

彼が立ち上がって

 

 

 

私の後ろ側に来て

 

 

 

 

お風呂の湯舟の中で

彼が

私を

後ろから・・・

 

 

 

 

両手で抱きしめてきた・・・

 

 

 

 

 

どれほど

幸せ度合いが

増えていくんだろう・・・

 

 

 

 

前回は

ゆっくりと

時間を感じることができなかったので

 

 

 

 

今回は長い時間の中で

 

 

 

 

こうして

ゆっくりと

イケメン彼との

時間が過ぎていくことが

ただただ至福だった・・・。

 

 

 

 

彼の腕も

身体も

顔も

肌がとてもきれいで

スベスベで・・・

 

 

 

 

 

触れているところ

すべてが

柔らかくて気持ち良かった。

 

 

 

 

彼に後ろから

抱きしめられて

 

 

 

私はあまりにも

気持ちよくて

そこから出たくない気持ちだった・・・

 

 

 

多分・・・

なんと、

1時間ぐらいは

お風呂でバックハグされて

いただろう・・・

 

 

 

何も話さずに

ただぴったりとくっついて

お風呂に入っているだけ。

 

 

 

240分だと

そうはいかないけれど

 

 

 

 

 

今回は

朝まで一緒なので

時間を気にしないで

過ごしてしまった。

 

 

 

 

1時間も

バックハグされて

そのままお風呂に入っていたかったぐらい

本当に心底

幸せなひと時だった。

 

 

 

 

 

 

 

(後日談・・・)

 

 

 

実は

もっとずっと後から

この2回目の日のことを

彼に聞いたことがある。

 

 

 

 

 

 

「あの日、私がずっとお風呂に入っていて

1時間もハグしてくれていたことは・・・・」

 

 

 

「嫌じゃなかったの?」

 

 

 

そしたら彼はこう答えた。

 

 

 

 

「あの時はまだアスカちゃんと出会って2回目だったから」

 

 


 

「2回目ぐらいの時は

ほとんどお客様のやりたいことを

そのまま優先して、嫌と言わないよ」

 

 

 


 

 

 

彼にとっては

2回目というのは

「お客様の意向に従う」と

そんな彼なりのルールがあるみたいで

 

 

 

 

だから

私に対して

何も反対も否定もせずに

私のやりたいように

やらせてくれていたのだなと

後から知った。

 

 

 

 

 

 

1回目と2回目は

本当に天国みたいな

時間だった。

 

 

 

こんな天国が

永遠に続くとさえ

思っていた。

 

 

 

感じているのが

あまりにも

天国なので

 

 

 

 

支払っている10万円のことは

簡単に忘れられていた。