- 光あるうちに―道ありき第3部 信仰入門編 (新潮文庫)/三浦 綾子
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簡単に言えば、キリスト教への信仰の本である。
キリスト教における罪とは何か。
自由の意義。
キリストの教会など。
三浦綾子の実体験と聖書の中の聖句の意味が
わかりやすく書かれている。
もともと三浦綾子はキリスト教を毛嫌いしていた。
難病にかかり、闘病生活中にキリスト教に目覚めたとのこと。
そして、「塩狩峠」を代表とするキリスト教文学を築きあげた。
この「光あるうちに」は、それらの小説の原点にある考えなのかも
しれない。
大学の友人で三浦綾子が大好きな人がいた。
ことあるごとに「塩狩峠」はいいと言っていた。
その時は読まなかったが、
約10年後に読んでみた。
友人が言ったように、確かに「塩狩峠」は名作だと思った。
主人公の永野信夫の生き様は、
サラリーマンにとっても理想とする部分があると思う。