多治見市内をクルクルと・・・・・。 | B級おもしろ映画館

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古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

マイナンバーカードを受け取りに指定された郵便局に行ったのが

始まりで、その事に関するポイント取得の事や何やかやで

多治見市内をクルクルと回ってしまった。

途中お腹空いてきて、ケンタッキーによって空腹を満たし

何ともう一周してしまった。多治見の市街地は狭かった。

諸々の手続きが終わり、家に帰ってきたら午後一時。

毎度お馴染みサンルームでナナと一緒に読書タイム。

二年前に読んでいた「アスピリン・エイジ」を読み直す。

下記の記事は二年前のブログの再掲載です。

 

「アスピリン・エイジ」   イザベル・レイトン・編

 

二つの世界大戦の狭間にアメリカで起こった出来事を

それに直接かかわった人とか、目撃した人が書いている本。

禁酒法があり、サッコとヴァンゼッティ事件もあった。

真実と妄想が入り混じる混沌とした時代の20年だった。

過ぎ去ってみればアスピリン程度の事だったと思われ

「アスピリン・エイジ」と言う言葉が定着した。

 

先日、アマゾンでポチッとしていたのが届いて

昨日から上巻を読んでいた。

この本、日本に紹介されたのは抄訳だった。

それを読んだ時、猛烈に全訳が読みたいと思った。

その後、全訳が一冊の本として出版され

ハヤカワ書房から文庫本で上下・2冊が発行されたのが

1979年だった。

抄訳から始まって、トータルで3回読んでいる。

今回で4度目になる。

好きというか、何故かこの時代のアメリカに強い憧れのような物が

私にはあるのかも知れない。

アスピリンで思い出す映画は「冷血」でしょうか。

犯人の一人がアスピリン食べるように服用しているシーンが

何度も出てきて驚いた記憶がある。

この上巻に描かれている7つの物語は

この時代でなければ起こりえない事ばかりです。

一つ一つがトンデモナイ面白さに溢れている。

当然、これはすべて真実です。

熱病に侵されたような狂乱のアメリカが描かれている。

1920年代と1930年代、アメリカは青年のような若さがあったと思う。

素晴らしい事ばかりでない、夢遊病者のようなアメリカが面白い。

 

こうなれば上巻に続いて下巻も一気に読みます。

約40年前に発行された文庫本の活字は本当に小さく、読みにくい。

昔は何ともなかった事が加齢とともに、しんどくなってくる。

今の所は何とか大丈夫ですが、これがあと何年続けられるのか

自信は全く無い。

今のうちです、読みたい本を読み、見たい映画を見て

聴きたい音楽や落語を聴く事が出来るのは・・・・・・・。

そう簡単には私のお楽しみを奪われたくはありません。

 

何度読んでも面白い。

良いか悪いかは別にして、アメリカは面白い国です。

それと同時に懐の深さにも関してしまう。

「冷血」が見たくなって来た。

今晩のお楽しみはこれで決まりそうです。