今年の明治神宮野球大会大学決勝は東都大学連盟と東京六大学代表の王道対決 | 週刊テヅカジン

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 第53回明治神宮野球大会大学準決勝は、11月22日に行われ、東都大学野球連盟代表の國學院大と東京六大学野球連盟の明治大が勝って、明治神宮野球球場をメインとする、大学野球を代表する老舗リーグの雄同士の対決ということになった。

決勝進出を果たした國學院大の選手たち

 

第一試合 

國學院大000 300 030=6

大阪商大000 002 000=2

 

 國學院大は4回相手のミスに乗じて3点を奪った。6回に1点差とされたものの、先発の田中千晴君(4年・浪速、読売ドラフト3位指名)が5回途中まで好投し、その後を坂口君(2年・報徳学園)が3者連続三振を含む好リリーフで抑えた。そして、8回には1番山本君(4年・大手前高松)の右越二塁打や柳舘君(2年・日大三)の2点タイムリー打などで3点を追加して、盤石の勝利となった。

好リリーフを見せた國學院大・坂口君(2年・報徳学園)

第二試合

明治大210 020 000=5

名城大000 010 000=1

名城大vs明治大、試合前の挨拶

 明治大が初回に押し出しと、日置君(4年・日大三)のタイムリー内野安打などで2点を先取。2回にも中村奎太君(4年・日大三)のソロアーチでリードを拡げる。5回にも宗山君(2年・広陵)のソロホーマーと蓑尾君(4年・日南学園)のタイムリーなどで5点を奪う。名城大はその裏、馬渕君(4年・大府)が左越ソロを放って一矢を報いたものの、そこまでだった。

 

 國學院大は初めて、明治大は優勝した第47回大会(2016年)以来の決勝進出である。

 ところで、東都大学野球連盟と東京六大学連盟の代表校の決勝対決が、過去の明治神宮大会でどれだけあったか調べてみた。以下の通りとなった。

第5回(1974年) 中央大 1-0 法政大

第6回(1975年) 駒澤大 1-4 明治大

第12回(1981年) 専修大 4-8 法政大

第24回(1993年) 駒澤大 4-1 早稲田大

第26回(1995年) 青山学院大 4-8 明治大

第37回(2006年) 亜細亜大 5-2 早稲田大

第38回(2007年) 東洋大 2-0 早稲田大

第44回(2013年) 亜細亜大 2-1 明治大

第45回(2014年) 駒澤大 3-0 明治大

第46回(2015年) 亜細亜大 2-1 早稲田大

 

 これまで丁度10度あり、東都勢の7勝ということになっている。果たして、11度目の東都vs東六の決勝対決。どんな結果になるだろうか。

 ボクとしては、母校・國學院大が初めての決勝進出でもあり、大いに期待している。鳥山泰孝監督も、上手く選手たちのモチベーションを上げていっている。チームの雰囲気も、とてもいいのではないかと感じていたのだけれども…。