気遣いや配慮って、難しいですよね。

気遣いをし過ぎて、相手に嫌われてしまったり、気遣いをし過ぎて、疲れてしまったり、と、自分の思いとは裏腹な現実に思い悩んだ経験をされた方も多いかと思います。

なぜ、うまく気遣いができないのか?

それは、一つに、自分の思いにばかり固執してしまう、というのもあるかと思います。

「相手がこういうことで困っているのではないか」

「こういった配慮が相手にとって嬉しいのではないか」

「あの人の言動には危なっかしいところがあるから、私が助けてあげたい」

こういう思いを抱いた経験があるかと思います。

この思い自体は、特段、悪いわけではないと思います。

ただ、相手のその時の気持ちや表情、状況をあまり把握しないで、自分の思いを優先してしまうと、場合によっては、衝突してしまったり、怪訝な反応を見せられたり、文句を言われたりしてしまうと思うのです。

それでは、なぜ、自分の思いをついつい優先してしまうのでしょうか?

まず、言えることは、相手の状況が把握できていないことだと思います。

そして、次に、言えることは、自分の気持ちや感情を把握できていないことだと思います。

二つ挙げましたが、後者の自分の気持ちや感情を把握すること、これが、最優先事項だと考えています。

自分を把握できていなければ、相手の状況を把握するのは、どうしても表面的なものになってしまうからです。

表面的な部分だけをすくって、相手に気遣いをする、というのは、得てして、相手にとっては、歓迎できない場合が多いものです。

「それは違うな」、というリアクションと共に、もしかしたら不快感を露わにされる場合もあるかと思います。

相手の状況を全部把握すること自体、無理ではないか、という指摘もあると思いますが、確かに、相手の状況を把握しきることは不可能です。

ただ、人間として自分の気持ちや感情が分かってくれば、自ずと、相手の気持ちや感情も、ある程度は分かってくると、個人的にはそのように考えているのです。

己知らず、のまま、相手の気持ちを知りたい、という思いを募らせて、相手とコミュニケーションをしていくことは、ある意味、目をつむって高速道路を運転するくらい怖い行為をしていると思うのですが、いかがでしょうか?



【癒し・ヒーリング】


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