皆さん、こんにちは

 

お元気ですか?

 

私はラスベガスに住んでいます。

 

アメリカに住むことになり、約30年も経ってしまいました。

 

この経験と体験を綴りながら、何か少しでも伝えることができればとブログを書き続けています。

 

昨日は久々、妻と映画を見ました。

 

妻はハーフの黒人なので、なぜか黒人の主人公の映画を見たがる気がします。

 

気のせいかもしれませんが…

 

今回は「The Brial」という映画を見ました。

 

 

 

 

実話をもとに製作されました。

 

ミシシッピー州での出来事です。

 

ミシシッピーと言えば、ミシシッピー・バーニングなど南部のアメリカなので人種差別や奴隷の内容が多いイメージがあります。

 

これはトミー・リー・ジョーンズが演ずるある白人の葬儀屋の話です。

 

この葬儀屋が、倒産の危機に陥ります。

 

この白人は善良な葬儀屋さんなのですが、大手の葬儀屋さんに嵌められて倒産寸前になります。

 

そこで、裁判を起こすことになります。

 

アメリカは陪審員制度なので、黒人の弁護士を立てることになります。

 

そこでジェイミー・フォックスの演じる黒人が登場します。

 

結構、面白い話ですので、アマゾン・プライムで見れますので興味がある方は見てください。

 

私がアメリカに住み、自らに問いかけているのは、アメリカが誇る「自由と独立」とは何であるかという内容です。

 

この映画で分かるのは、アメリカの自由もあるアメリカの常識に基づいた枠内であれば自由に生活できるということです。

 

アメリカの葬儀って少なくとも百万はかかります。

 

日本の葬儀ってどれくらいかかるのでしょうか?

 

同じくらいなのでしょうか?

 

アメリカは、医療代がとても高くて2日ほど入院しただけで数千万円です。

 

この映画では、葬儀のビジネスの話で、お金のない黒人たちは墓石のない墓場に適当に埋められているだけです。

 

その葬儀を食い物にして、何兆円も儲けた大手の葬儀屋を倒産まで追い込む話なので爽快でした。

 

しかし、この映画でも感じることは、ある枠内で生活できればそれなりの自由を謳歌できるのがアメリカです。

 

その枠内とは時代によって移り変わっていきます。

 

アメリカの一大イベントであった南北戦争も、奴隷制の廃止をどうするかによる戦争でした。

 

これについては、皆さんもご存じだと思い、釈迦に説法になるので軽く説明します。

 

工業の発達した北部と農業や綿産業などが発達した南部とは労働力の扱いが全く違いました。

 

南部は奴隷を使い、様々な産業を起こしてきました。

 

この南北戦争が始まったのは1861年から1865年です。

 

南北戦争により、北部のアメリカが勝利し、アブラハム・リンカーンが大統領になりました。

 

人種で作られた階級社会の破壊です。

 

人種での枠組みの撤廃です。

 

これ以降、建前としてはアメリカは自由になりました。

 

しかし、時間がかかるものです。

 

あの公民権運動で有名なマーティン・ルーサー・キングジュニアは1964年のことです。

 

100年たっても人種差別は至る所にありました。

 

法律で変化が生まれても、国民が理解するまでに100年以上もかかるし、先ほどの映画の話は貧しい黒人がお墓も作れない中、搾取してきた会社の話で裁判が起きたのは1995年でちょっと前の話です。

 

私はこの頃、アメリカに来ましたが、全く知りませんでした。

 

さて、ある人に言わせれば「抑圧的自由」を謳歌できるアメリカです。

 

現在はどうなっているのでしょうか?

 

根本は根強く残っています。

 

現在は、資本による抑圧的支配です。

 

保険も高いし、医療も高いし、すべてが滅茶苦茶高いアメリカです。

 

これらに目を向けずに、アメリカの自由気ままな生活を受け入れてくれるところに懐柔させられるか?

 

これがほとんどに人々の生き方です。

 

言論でも、新たなことや真実に対しての言論の自由はありません。

 

これが私の言う枠組みであります。

 

また、言葉を変えて言えば「抑圧的自由の謳歌」です。

 

これはアメリカだけでなく、すべての同盟国もそうです。

 

アメリカ様に頭を下げて、自由を得る国々です。

 

日本だけではありません。

 

さて、現状でいえば、アメリカは完全に二分されています。

 

選挙では、どちらが勝ってもおかしくありません。

 

しかし、問題はどちらが勝っても二分されたまま、さらに二分されていくか、それとも緩和されていくかが問題です。

 

恐らく、無党派層の一部はそこを見ているのではないでしょうか?

 

思想的に見ればトランプの方が全然マシですが、アブラハム・リンカーンのようにアメリカを一つにできるのでしょうか?

 

 

カマラ・ハリスでは一つになれません。

 

国民全員が好き勝手に生きるだけです。

 

しかし、私も本当の自由人になりたいと思っているので、抑圧的自由の枠内で生きることはマッピラごめんです。

 

トランプになったら、またインフレが戻ってくるという人もいますが、もう9%のインフレを経験してますからね。

 

そんなの関係ねぇって感じです。

 

資本に支配されているアメリカの世の中で、どの様に自由に生きれるか?

 

トランプが自由を保障してくれることはありません。

 

郷に入れば郷に従えで、うまくやっていくしかありません。

 

しかし、アメリカは抑圧していく社会なので、賢くなければだめですよね。

 

まじめで従順だけでは抑圧が強まるだけです。

 

この感覚を掴めないと日本は生き残れません。

 

自民党の総裁は誰になるのでしょうか?

 

強くて、賢い人でないと