みなさん、こんにちは

 

お元気ですか?

 

私はラスベガスに住んでいます。

 

アメリカに約30年も住むことになってしまい、私が得た体験や経験を綴りながら何かお伝えできたらと思います。

 

アメリカで私がいつも考えさせられ、生活の中で実践していきながらもさらに追及しようと思っていることがあります。

 

また、日本の皆さんにもとても大切な理解でもあると思うことです。

 

それが自由と独立です。

 

この概念がアメリカにはとても根強く根本的な国のアイデンティティーのような感じで存在しています。

 

日本でいえば、日本の国柄でもあり、アイデンティティーでもあるのは「和」という概念がその一つではないでしょうか?

 

アメリカで、自由と独立を確保するために様々な方法があると思います。

 

金融や経済に強くなり、自らのキャリアを築き上げ、影響力を上げていく方法もその一つです。

 

私は人生は紆余曲折で様々な環境を通過してきたので、キャリアを築き上げることはできませんでした。

 

しかし、自らの手で何でもできる能力や気概は培ってきました

 

しばらく、ブログが書けなかったのも、私の車のクラッチを交換するのにかなり時間をかけてしまったからでした。

 

ラスベガスに住んでいると、なかなか信用できるメカニックはいません。

 

なんでなのでしょうか?

 

日本人のメカニックも知っていますが、あまり良い人には巡り合いませんでした。

 

多様性を強調しすぎて、文化と言語が乱れ、国家の根幹を失いつつアメリカでは自らを強くしていくしかありません。

 

人に頼っていたら、必ず騙されます。

 

信頼関係を築くには、それなりの時間と環境が必要です。

 

私も独立し、車はとりあえずすべて自らの手で直してみようと思い立ち、クラッチを交換しました。

 

プロのメカニックがやっても1日は最低でもかかりますから、アマチュアの私は数日かかりました。

 

それも一日中ずっとできるわけではありませんからね。

 

ドライブシャフトを取り外し、トランスミッションをエンジンからは外し、エンジンとトランスミッションの間にある円盤状のクラッチを交換し、成功しました。

 

独立と自由を積み重ねていくと、自信がどんどんとついていきます。

 

これがアメリカの強さの秘訣だと思っています。

 

失敗も学びのうちだから、行動せよという環境があります。

 

日本は失敗は許されないから、現状維持みたいな環境が強すぎて、どんどん何かに依存しすぎているように感じます。

 

アメリカのプライドはここにあり、日本もアメリカとディールするのは、この点を知ったうえでタイミングを計っていかないと手痛い目にあいます。

 

相手のためにもと思っていたとしても関係ありません。

 

プライドが先の国です。

 

ここには合理性がありません。

 

そこで泥沼にはまっているのが、日本製鉄ではないでしょうか?

 

これが大きく注目されているのは、日本製鉄が買収しようとしているUS Steelはペンシルバニア州にあるからです。

 

ペンシルバニア州には、二つの大きな都市があります。

 

一つはフィラデルフィアです。

 

ここは映画でも何度も舞台になっている都市だから、皆さんもご存じですよね。

 

ボクシングのロッキーの舞台でもあります。

 

もう一つは、ピッツバーグです。

 

ピッツバーグと聞くと、アメフトのSteelersが私には思い浮かびます。

 

その都市の代名詞が、鉄鋼の人々ですからやはりプライドがあるのでしょうね。

 

現在、このUS Steelの本部のあるピッツバーグを持つペンシルバニア州とジョージア州がとても注目されています。

 

今度の11月5日の大統領選挙で270人の選出された選挙人を集めなければいけません。

 

アメリカの選挙は、それぞれの州ごとに選挙人の数が決められており、どちらかの政党がその州で多くの票を集めれば総取りという形になりますので、ペンシルバニア州は19人でジョージア州は16人となっています。

 

今まで、どちらの政党が勝つか負けるかわからない州をスイングステイトと呼び、それが50州のうちの7州でした。

 

その中に私の住むラスベガスがあるネバダ州も含まれています。

 

しかし、分析の結果、この二つの州に勝敗が握られることになりました。

 

 

それだけではありません。

 

この州の無党派層がどちらに傾くかにかかっています。

 

無党派層とは、民主党や共和党のイデオロギーに属さず、その時の国の将来の方向性やそれぞれの生活に良い政策を掲げている政党に票を入れる人々です。

 

さて、もっと具体的、且つ票を動かす人々が誰かと分析すると、それは郊外に住む中間層の女性の票だそうです。

 

アメリカの将来を決定づける人々が、女性になってきていることは注目すべき点ではないでしょうか?

 

ですから、どちらの政党もこれらの二つの州を落とすことができません。

 

ですので、投資するお金がペンシルバニア州ではほぼ他のスイングステイトの倍くらいになっています。

 

 
これにさらにお金を投資するのですから、ものすごいビジネスです。
 
私の住むネバダ州は、大体10ミリオンドルだけですが、ペンシルバニア州では40ミリオンドルを超えています。
 
4倍以上です。
 
最近、またトランプが選挙のために来ましたが、思ったよりも全然静かでした。
 
もう、大統領選はこの二つの州に住む中間層の女性たちと移民の2世や3世にかかっているのでしょうね。
 
さて、渦中のど真ん中にいる日本製鉄はどうするのでしょうか?
 
貧乏くじを引いてしまった感じですね。
 
アメリカの経済人は、日本製鉄の買収を歓迎し、それがUS Steelの生き残る道とさえ言っています。
 
しかし、政争の具に使われてしまい、どうすることもできません。
 
トランプも女性からあまり好かれていないし、ハリスも女性から好かれているイメージはありません。
 
イーロン・マスクなど異業種の若く影響力のある人が正してくれてもいいのですが、彼もそんなに女性から好かれているイメージはありません。
 
中絶の問題など、トランプもあまり強く出ることができなくなりました。
 
なかなか今の状況では全くわかりません。
 
もうすぐ迎える討論会次第ですね。
 
トランプの失言をマイクが拾ったら、民主党が勝ってしまうかもしれないといわれています。
 
ウォールストリートジャーナルは、ハリスが約1%トランプをうわ待っていると予測していますが、まだ全くわからない状況です。
 
さて、日本の自民党の総裁選はどうなっていくのでしょうか?
 
日本の総理を決める選挙のようなものですからね。
 
まず、私の個人的な意見です。
 
アメリカは、やっぱり独自路線をしばらく歩み続けていくでしょう。
 
ですから、日米安保を基軸とした政策だけを考えている人は駄目ですね。
 
一応、建前としては必要なことですが、基軸にはなることができません。
 
自由と独立です。
 
そして、移民問題も他国にはっきりと発言できる人でないと話になりません。
 
独立です。
 
さて、これからは自由と独立を行動で勝ち取らなければ、何かに依存して生きる癖を直さなければネットに時代の情報社会で波にのまれて溺れ死にます。
 
US Steelも、アメリカのプライドをクスグルことのできる影響力のある人をうまく使えないと鉄鋼業界でどうなっていくのかわかりませんね。