サトシ「条件?」

サオリ「条件は来週の金曜日に私のペースに合わせて五キロジョグを完走できたら素直にマイカさんへの暴言を訂正して謝罪するわ。もし、できなかったら一生訂正も謝罪もしないわ。」

サトシ「ちょっと待ってくれ。」

サオリ「いいわ。」

サトシ(本当にサオリには心がかき乱されっぱなしだ。なぜ、マイカに対してそんなひどいことが言えるんだ。本気で理解できない。サオリも本気だ、だした条件をクリアできなければ絶対に暴言を訂正しないだろう。マイカは俺にとって『最高の幼なじみ』だ。そんなマイカが俺をもてあそんで喜んでるような最低なやつじゃない。マイカの名誉は絶対に守る。死んでもクリアしてやる。」

サトシ「わかった、その条件を絶対クリアしてやる。クリアしたらしっかり訂正と謝罪をしろよな。」

サオリ「約束は守るわ。それじゃそろそろ行こうか。帰りはさっきも言ったとおり道が違うからゆっくり走るわね。」

サトシ「時間が惜しい、本番を想定したペースで走ってくれ。」

サオリ「わかったわ。じゃあ行きましょう。」

サトシ「うん。」

 

 俺たち二人は学校へ向けて走り出した。やっぱり本番を想定したペースは俺にはけっこう速くついていくのがかなり大変だった。だが、俺は何とか最後まで食らいつき学校までついていった。

 

サオリ「学校に着いたけど私が良いと言うまでは止まらないでね。クールダウンするから。」

 

 サオリの指示に従いクールダウンをした。その後再び休憩を取った。次に体幹トレーニングと筋トレを行った。最後にサオリの弓練のサポートをしながら弓道に関する基礎知識を教えてもらって入部初日の練習を終えた。