星お月様星空『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』星空お月様星

「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」"Missing Link"(2019) - CINEMA MODE

【ストーリー】
ヴィクトリア朝時代のロンドン。孤独な探検家のライオネル卿は、伝説の生物の存在を探し求めて、アメリカ北西部へと旅立つ。
そこで発見したのは、巨体で全身毛むくじゃら、人間の言葉を話す少しおっちょこちょいの生きた化石だった!
ひとりぼっちで仲間に会いたいと願う―その名も“Mr.リンク"と野心家のライオネルは地球の裏側にある伝説の谷シャングリラを目指す。
超ユニークな凸凹バディが、壮大な旅路の果てに発見する、世界の常識を覆す“驚くべき真実"とは―?

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ミッシングリンクミシングリンク(Missing-link)とは、生物進化過程を連なるとして見た時に、連続性が欠けた部分(間隙)を指し[1]祖先群と子孫群の間にいるであろう進化の中間期にあたる生物・化石が見つかっていない状況を指す語。失われた環とも。

概要

チャールズ・ダーウィン進化論によると、生物が自然淘汰生存競争を勝ち残るために、時に変異を遂げてA種⇒B種⇒C種と徐々に進化したのであれば、祖先Aと子孫Cの中間的な特徴を持つB生物も世の中にいて当然と考えられる。しかし、そうした進化の中間期にあたるB生物が(絶滅したとしても)化石からも発見されていないケースが見られる。これは進化の過程を「つなぐが失われている」状態ではないか、という意味合いから、後年になってミッシングリンクと呼ばれるようになった。別パターンとして、子孫C生物は確認されているが、以前の始祖がどのような形態であったのかが不明なケースもある。

なお、ダーウィン自身はこの言葉を使っておらず、著書『種の起原』の中では「中間種(intermediate varieties)」や「移行期のつながり(transitional links)」という表現[2]をしていた。

ミッシングリンクは、と種の間をつなぐ小さな移行よりも、やや大きい[要曖昧さ回避]の間での進化移行期や分岐点となる生物について言及されることが多く、過去に発見された例では、爬虫類鳥類の中間種と言える始祖鳥が有名である[3]。これ以外にも進化中間期の化石生物は様々見つかっていることから、ミッシングリンクは進化における謎の間隙ではなく、単に進化中間期の化石証拠がまだ見つかっていない状況を示している。

古生物学におけるミッシングリンク

中間型化石が発見され、ミッシングリンクが埋められていく様子

古生物を扱う分野において、ミッシングリンク(失われた環/鎖)とは、進化の途上に位置する、発見されていない中間形の化石のことを指す。ただし学術用語ではない。学術的には「未発見の中間型化石」などと呼ぶ。

通常、古生物の化石は進化過程のうちの一部分しか発見されず、ゾウウマのように各進化段階で多くの化石が発見され、進化の様子がはっきりしているものは例外的である。生息した時代が古い種は化石が発見されにくく、ミッシングリンクになりやすい。一方クジラコウモリのように、比較的時代が新しい種でも、その属する(この場合は哺乳綱)の基本型から大きく外れた形態のものは、両者をつなぐ中間的な形の化石がほとんど出ず、ミッシングリンクを生じる例が多い。

これは往々にして進化論の疑問点ないし急所として反進化論者の攻撃対象になる。それに対する一つの反論は、「陸棲生物が水棲生活や飛翔生活に適応するなどの大きな進化は、地理的条件などによって隔離された比較的小さな集団内で起こり、新しい適応的遺伝形質も短期間で集団全体に広がる。そのため、変化した系統と元になった系統の接点となる種の化石は個体数・生息した地域・時期が限定されるので発見されにくい」というものである。

ある生物の中間型化石が見つかっていないから、またある生物の断片的な中間型化石がいくつか見つかったからという理由で、進化論全体の妥当性を判断することはできない。進化論の証拠物件の一つである中間型化石も、他の分野の科学の証拠物件と同様、科学的方法で(この場合は統計的な有意性という観点で)扱われるべきである。

人類は類人猿の中から500〜600万年前に分岐して直立二足歩行するように進化したと考えられている系統であるが、分岐の直後については化石証拠が乏しくミッシングリンクとされている。また、どのような環境に適応して進化の途についたのかも諸説あり結論を得るには至っていない。 ダーウィン進化論を発表した1859年当時は、進化の過程を裏付けるサルと人類の間の中間種の化石が発見されていなかった。ダーウィンは、1871年に発表した著書の中で「将来、必ずヒトとサルを結ぶミッシングリンクが発見されるに違いない」と述べており、その後の発掘調査によって猿人アウストラロピテクス)、ジャワ原人北京原人ホモ・エレクトス)、ネアンデルタール人クロマニヨン人などの化石人類が発見されている。 20世紀末には分子生物学の進歩により、人類は500 - 600万年前頃にチンパンジーの祖先と分岐した可能性が示唆されており、またこの時期に近い時代のものと推定されるオロリンサヘラントロプスなどの化石も発掘されている。

 

 

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』(ミッシングリンク えいこくしんしとひみつのあいぼう、Missing Link)は2019年アメリカ合衆国ストップモーション・アニメーションを用いたアクション冒険アニメーション映画。監督はクリス・バトラー英語版)、声の出演はザック・ガリフィアナキスヒュー・ジャックマンなど。

後述するように、本作は批評家から絶賛されたが、興行面で振るわず、1億ドル以上の赤字を出してしまった[2]

ストーリー

1886年、ヴィクトリア朝時代のロンドン。神話上の生き物の研究者であるライオネル・フロスト卿は、

ライオネル・フロスト卿|ABOUT THE MOVIE|映画『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』公式サイト

さまざまな生き物を探し続けていた。フロストのモチベーションは知的好奇心だけではなく、貴族仲間に自分の実力を認めさせたいという思いもあった。特に、ライバル視しているピゴット=ダンスビー卿の

ピゴット・ダンスビー卿|ABOUT THE MOVIE|映画『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』公式サイト

鼻を明かしてやりたいという思いが強かった。そんなある日、ビッグフット(サスクワッチ)が目撃されたという情報が飛び込んできたため、フロストは勇んで現地に赴くことにした。出発前、フロストはピゴット=ダンスビー卿から「ビッグフットの存在を発見できたなら、お前の実力を認めてやる」という約束を取り付けた。

アメリカ大陸の北西岸に到着したフロストはついにビッグフットと遭遇した。ところが、ここで想定外の事実が判明した。そのビッグフット(リンク)

Missing Link Trailer Reveals Laika’s Bigfoot Comedy | Movies | Empire

は人間の言語を理解することができ、しかもフロストに情報を提供した張本人だったのである。

人類進化の失われた謎を体現する存在がストップモーションアニメで描かれる映画「ミッシング・リンク」予告編 - GIGAZINE

リンクはヒマラヤに住む親類(イエティ)を探すべく、フロストの力を借りたかったのだという。フロストはリンクの願いを聞き入れることにした。その頃、ピゴット=ダンスビー卿はバウンティハンター

★バウンティハンター(Bounty hunter)とは、日本語では通称「賞金稼ぎ」と呼ばれている職業である。 賞金稼ぎは、 法律 に従って 犯罪者 や 逃亡者 を逮捕することで 報酬 を得ている。★(ウィラード・ステンク▼)

ウィラード・ステンク|ABOUT THE MOVIE|映画『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』公式サイト

を雇い、フロストを殺害するよう命じていた。ピゴット=ダンスビー卿はフロストが貴族の名誉を汚していると思っており、彼を排除する機会を窺っていたのである。

フロストはかつての交際相手のアデリーナ・フォートライト

アデリーナ・フォートナイト|ABOUT THE MOVIE|映画『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』公式サイト

がヒマラヤへの地図を持っていることを思い出し、彼女の邸宅を訪れたが、アデリーナは話をはぐらかすばかりであった。そこで、フロストとリンクは

『ミッシング・リンク』予告編解禁 圧巻のストップモーション&メイキングシーンも | ツイナビ

夜中に邸宅に侵入し、地図を盗み出すことにした。ドジを連発したものの、2人はやっとの思いで地図を入手することができた。その途上、2人はアデリーナに見つかってしまったが、「アデリーナを旅に同伴させる」という条件で地図の持ち出しを許可してもらうことができた。そこにステンクが襲来したが、3人はステンクに列車に乗ったと誤認させ、難を逃れることができた。

3人は度重なるステンクの襲撃に悩まされながらも、目的地である伝説のシャングリラに向かって着実に前進していった。道中、フロストとリンクはどんどん親密になっていった。リンクはフロストに付けて貰った名前が気に入らないわけではなかったが、敢えて自分で新しい名前を付けることにした。色々考えた末、リンクはスーザンと名乗ることにした。やがて、3人は

Watch Missing Link Online | 2019 Movie | Yidio

ヒマラヤにあるイエティたちの集落に辿り着いたが、よそ者を嫌う彼らによって投獄されてしまった。

3人はスーザンの奮闘のお陰で何とか脱獄することに成功したが、氷の橋の上でピゴット=ダンスビー卿とステンクが待ち構えていた。

声の出演

 

 

 
 
舞台は1886年、ヴィクトリア朝時代のロンドン。
主人公のライオネル・フロスト卿は、神話上の生き物の研究者。
ライバル視しているピゴット=ダンスビー卿たちの研究会に入れてもらえないことを悔しがり、その会に入れてもらうことやピゴットの鼻を明かすことが初期のビッグフット探しのモチベーションだったが、ビッグフット本人から手紙が来て彼リンク、後のスーザンと関わるうちに心が進化し大きくなり虚飾が脱げ、初期の見返したい気持ちや見栄や虚栄はどうでもよくなっていった。
途中、ライオネルが昔の彼女とよりを戻すっぽいムードもあるが、そのラインは弱い。
このお話は、ライオネルとビッグフット・リンクのバディものだ。
ビッグフットのリンクは、地球の反対側にいるはずのイエティを親戚と考え、そこに行って種の最後の一頭であるという独りぼっち状態を脱したいと考えた。
一方ライオネルには有名な権威ある会の会員になりたい、ピゴットの鼻を明かしたいという復讐のような気持ちと、世界一有名な研究者になりたいという功名心があった。
ピゴットは権威主義者。
ピゴット・ダンスビー卿|ABOUT THE MOVIE|映画『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』公式サイト
そしてイエティの一族も権威主義者。
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 – アップリンク吉祥寺
どちらも自分たち以外の者が言う事を聞かないと武力で消そうとする。
19世紀はそういう時代と言ってしまえばそれまでだが、それは人間力ではない。野獣力。
それに気付いたライオネルとリンクは、憧れていたピゴットらの権威、イエティの一族、に最後は舌を出し、目指してきた秘境シャングリラを出る。
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 « Morc阿佐ヶ谷
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン
ピゴットは「自分たち人間が世界を作っている」と言う。
「いや、世界が自分たちを作っている」とライオネル。これは天動説と地動説の対立のようなものだろう。
自然に対する畏怖の話。
畏怖すべき世界を畏怖という言葉で感受共有できるのは人間しかいないが、その畏怖すべき世界を作ったのは人間ではない。
人間は、感受するだけ。しかし、感受するセンサーがなければ、あることはないことと同じだ。発見というのは、愛による救い上げなのだ。発見して見てもらえるというのは、存在を認められること。誰かに認められなければ、自分だけで自分を感じていても虚しく、また、伝えたいとも思えないから伝達能力が発達しないであろう。
 
人間は、宇宙というシチュー鍋の中で偶然出来た太陽系の地球の表面に発生した知的生命体だが、その大きな脳内のスクリーンに、過去というシーンを映し出すことができる唯一の映画館だ。人間以外に過去を仲間で共有できる生物はいない。未来のビジョンを映し出し共有できる生物もいない。人間以外の動物は、自身で記憶しているのではない。脳の遺伝子データバンクが記憶しているのだ。動物たちはそのインストールされた記憶バンクによる反応センサーにより、今という情報を反射的に仕分けし続けている。
 
今以外にアクセスできる唯一の動物である人類が、ミッシングリンクという進化の線の途切れを考えているということが、面白い。
 
ミッシングリンクとは、進化の過程でA→B→Cと来ているはずなのに中間のBが無い、ということだ。
Missing Link - Buddies in Film - FLAVOURMAG
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 - 解説・レビュー・評価 | 映画ポップコーン
Missing Link (2019) - Moria

★ミッシングリンクは、と種の間をつなぐ小さな移行よりも、やや大きい[要曖昧さ回避]の間での進化移行期や分岐点となる生物について言及されることが多く、過去に発見された例では、爬虫類

Sauropsida exemple.jpg

鳥類

Bird Diversity 2011.png

の中間種と言える始祖鳥

asahi.com(朝日新聞社):始祖鳥は黒かった…翼の化石から色素解析 米独チーム - 環境

Archaeopteryx lithographica (Berlin specimen).jpg

が有名である[3]。これ以外にも進化中間期の化石生物は様々見つかっていることから、🔶🔶ミッシングリンクは進化における謎の間隙ではなく、単に進化中間期の化石証拠がまだ見つかっていない状況を示している🔶🔶★

 

この映画で、シャングリラ(伝説の谷)がある方向を見つめている登場人物たち。伝説の谷にイエティたちがいるという世界観。

『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』 - 映画レビュー

 

 

★シャングリラ英語: Shangri-La)は、イギリスの作家ジェームズ・ヒルトン1933年に出版した小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。ここから転じて、一般的に理想郷と同義としても扱われている。

概要

理想郷一覧の一部
ユートピア
2010 Utopien arche04.jpg
伝説と宗教において
ユートピア・フィクション英語版)上
理論上
思想上
 
 
 
 

 

小説の設定ではチベットの未知の地域にある。ヒマラヤ山脈の西の果てを崑崙山脈のほうへ向かった辺りに、カラカル(Karakal)という名の8,500メートル以上の高峰があり、そのふもとの霧の漂う調和に満ちた谷間に、シャングリラという僧院が建っている。シャングリラに住む人々は普通の人々よりはるかに長生きし、老いる速さは非常に遅い。元は18世紀初頭にペローという名の宣教師が建てた僧院であったが、そこにチベット仏教僧侶らが集まり、図書館やセントラルヒーティングなど最新式の設備が整えられ世界中の知識も蒐集する研究の地となった。

この小説により「シャングリラ」という言葉は有名になり、1930年代後半以後、ヒマラヤ奥地のミステリアスな永遠の楽園、外界から隔絶された地上の楽園というような語と同義になった。東洋の桃源郷とならんで理想郷の代名詞となり、東洋(オリエント)へのエキゾチシズムを駆り立てる語になった。また神秘主義の総本山と認知され、地球の中心にある理想郷のひとつアガルタの首都に通じるとも言われる。

チベットの古い聖典には、「Nghe-Beyul Khimpalung」という名で、シャングリラのような聖地が7つ登場する。そのうちの一つは、ネパール奥地のマカルーの麓の Makalu-Barun 国立公園の近くのどこかにあるとされる[1]

シャングリ=ラの語源

「Shangri-La」(シャングリ=ラ)という言葉の語源はおそらく、標準チベット語の「ཞང་」(Shang, シャン、ツァン地方の一地域でタシルンポ寺の北)[2]、「རི」(ri, リー、「山」の意)、「ལ」(ラ、「山の峠」)に由来し、「シャンの山の峠」を意味する。また著者はシャンバラをモデルにしたといわれる[3]

現実の地名

パキスタン北部やインド北部から中国西部、とりわけチベットヒマラヤの高原では、観光用のキャッチフレーズにシャングリラという名が頻繁に登場する。

2002年5月に、雲南省デチェン・チベット族自治州の中甸県(ちゅうでんけん)がシャングリラ県(香格里拉県)へと改称することが中華人民共和国国務院に承認され[4]、2014年にはシャングリラ市

ソンツェリン寺

に改名した。★

 

★シャンバラ(Shambhala)は、『時輪タントラ』に説かれる伝説上の仏教王国である。同タントラではシャンバラの位置はシーター河の北岸とされ[1]、シーター河が何を指すかについては諸説あるが[2]中央アジアのどこかと想定される[3]。シャンバラ伝説は『時輪タントラ』とともにチベットに伝わり、モンゴルなど内陸アジアのチベット仏教圏に広く伝播した。★

 

 

ライカの仕事場。少しずつ何度も動きを変えて撮影して繋げ、やっと一秒分の映画が出来る。

ハリウッド豪華声優陣出演の予告編完成!『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』予告&場面写真解禁|映画の時間

「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」メイキング写真 [画像・動画ギャラリー 6/12] - 映画ナタリー

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