まだ愚痴グチよ、アングルは違うけど | スコットランドは今日も曇り空

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気がついたら在英30年。今さら周りに言えない憂さをさらすブログ。

夫婦ゲンカは

訃報が入ったため休戦中です。



スコティッシュ夫の実兄が

亡くなったので、

さすがにケンカをしてはいられないわ。

 



夫のお兄さんは、今風に言えば

「絶縁」していた兄弟なので、

最後に会ったのは

やはり親戚のお葬式。

10年くらい前です。



その時も

ろくに言葉は交わさなかった。



そもそも兄弟として

まともに交流していたのは

夫が10代の終わりまで。

お兄さんが家を出て、

その後、関係が途絶えたそうです。




家族のブラックシープ。

ま、色々あるわさ。



キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


 



そのお兄さん、私たちの結婚式には

やってきて、

私とダンスを踊りました。



結婚式のゲストなんて

90%が

初めて会う人ばかりだったので、

夫の兄と言われりゃ

ああ、そうですかと

無難に愛想笑いをするよね?



でも私の背中に手を回して

結構、器用にリードしながら

ダンスするお兄さんが言った

一言が忘れられないわ!




なんで、アイツと結婚したの?

アイツなんかの

どこが良かったわけ?



完全に弟のことを

バカにしきっていた。


嫌味じゃなく

心底、正直に、


あんなバカな

なんの取り柄もない

ちっぽけなヤツと結婚する女がいるなんて

信じられない。

アンタ、アタマおかしい?

それとも騙されている?



そういうニュアンスでした。


もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや



仮にも結婚式で

初対面の花嫁に向かって

よく言うよね?



もやもやもやもやもやもやもやもやもやもや


夫には何も打ち明けなかったけど、

夫からは、

もし兄が訪ねてきても

絶対にドアを開けるな、

家に入れるな、と厳命されていました。



キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ



そういう兄弟関係で

距離を取っていたけど、

訃報が届いた後は

さすがに夫もいろいろ物思いまして、



楽しかった少年時代の思い出とか、

エピソードをいろいろ

話し出しました。



ドライブしながら

車の中で

思い出話。



こういう時

私は黙って話を聞いて

時々、相槌を打つくらいです。

話半分にしか聞いていない時もあるけど、

基本、好きなだけ夫に言わせて、

胸中を吐き出させて、

聞き役を務めます。



でもね、これが逆のパターンだと

夫は私の話をすぐ遮る、

的外れな質問をする、

自分の話を盛り込もうとする、

本当にイライラさせるのよ!


プンプンプンプンプンプン



ただ話を聞いてほしい時ってあるじゃない?

心情吐露したい時。

友達や他人には言えないけど、

夫婦なんだから

一番、本音が言える間だと思うじゃない?



私はちゃんと、

夫に兄のことを

喋りたいだけ喋らせて

気持ちの整理をつける邪魔はしないのに、

同じ事を夫は

私に返してくれないです。


 


ずっと、ずっと

私は夫に、

アンタは私の話をキチンと

聞くことができない。


私は解決策なんか求めていない。


ただ横槍を入れずに

黙って、

私の話を聞いてほしいだけだ



そうすれば

私の気持ちが落ち付く、

感情が消化できる。



なんなら肩でも抱いて、

背中さすって

相槌を打ってくれ、と

はっきりと告げています。



私は「察してちゃん」じゃありません。



なんなら台本も作りました。



私がが感情的になって、

アナタから見たら理不尽に思えるような

状態で泣いている時は、

こうして欲しいんだから

このマニュアルと台本を読んでくれ、

と(理性的な時に)頼みました。



そうしたら読みもしないで、

オレのことをバカにするな!だって。



キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ



男性脳?

女性脳?



そんなのは知ったこっちゃない。

私はただ慰めて欲しいだけ。



私は夫を慰めることができるのに

なぜ同じことを返してくれないんだろうね?


夫のお兄さんsob story を聞きつつ

ヨシヨシしてあげながら、

冷たく頭の片隅で

考えていましたとさ。


キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


(とうの昔に冷血女になったわよ。

初々しい純真さは

ハードな瘡蓋で覆われて、

苔むしています)