バーテンダー 神のグラス #01【優しい止まり木】感想 | じゅんぷーのブログ

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  あらすじ/スタッフ

バーテンダー・佐々倉溜は、パリから帰国後銀座のバー”イーデンホール”で最近働き始めた。ホテル・カーディナルの営業企画部で働く来島美和は、ホテルのカウンターバーに相応しい、客の魂を癒す「神のグラス」を作れるバーテンダーを探しているが一向に見つからず焦っている。 偶然街で出会った溜がバーテンダーであると知る。

 

  構成

【起】ホテルのバーテン採用

世の中には裏切ってはいけない仕事がある。バーテンダーだと。この時点で美しい作画。

オープニングの限りではキャラデザはあまり好きじゃないかな。

桜舞う季節、ホテルのバーテンダー採用試験。すべてのバーテンダーが落とされる。ここまですごく面白い。

厳しい部長の基準は「神のグラス」を作れること。早くもタイトル回収。

ベンチで寝る青年と出会う女性社員たち。バーの本を置き忘れる。

【承】神のグラス

神のグラス、それは飲めばわかる。バーの部署だけ置いてけぼりに。。。

飲み屋でバーテンダーを探す女性社員たち。そこにベンチの男が現れる。

氷が薄れて薄くなったウイスキーに文句を。

【転】銀座のバーテンダー

銀座にて凄腕のバーテンダーがいるとの噂。

そして入店。ここの演出はさすがにこだわってる。

そこにはベンチの青年が立っている。

女性社員たちの要望に淡々と応える青年バーテンダー。さらには「おまかせで、私のピッタリのカクテルを」

【結】裏切らないお仕事

ウイスキーを炭酸水で割っただけのハイボールが出され変えることを決心する。しかし出されたハイボールを飲むことで、、、解らせられる。お客様のすべてに応える、それがバーテンダー。

 

  評価:13/15点

 *各5点満点で評価する

■脚本(シナリオと構成)

点数:5

ポイント:素晴らしい。最初と最後を対照的なバーテンダーの試験のような形にすることで最後(佐々倉溜)の印象をより強めることが出来ていました。構成もよく、半分がバーテンダーを探す描写で、もう半分を銀座のバーの描写に費やしていた。場面の切り替えが少ないことで溜との描写がしっかり頭に残すことが出来た。ただ、正直に言うと途中で溜とベンチで偶然会う描写はいらないと思っている。このシーンによりハイボールの描写にすごみが出たかというとそんなこともないし、飲み屋のシーンに厚みを出すことだってできたのではないかなと思ったり。基本となるシナリオが面白いから関係ないけど。

■キャラクター

点数:3

ポイント:溜がかっこいい。始まる前はいぶし銀なイメージを抱いていたが、声がつくとかなり青年感が出ますね。その一方でキャラクターの掛け合いがあまりなかった。

■演出(作画や音響等)

点数:5

ポイント:美術、作画は並みです。ただひとたびバーの描写になるとその演出が姿を現します。スローテンポなシナリオの割にストレスフリーに観られたのは、この神のような演出に魅了されたから。

 

  感想

地味に話題どころなバーテンダー神のグラス。どんな話になるのか想像もつかなかったけど、意外とストーリー調で引きもしっかりしてるので毎週楽しみになりそう。本編についてはまだホテルで働くかもわからない状態、つまり物語の舞台がまだ分からない状態なんですよね。常連さんがいる銀座のバーでのやり取りも見たいところですが、あのホテルでシナリオが進むと面白そうなんですよ。。。そういえばスナックバス江とかいう問題作(笑)がやっていたな。方向性は異なるけど舞台は近いものがあったのでいい対比になりそう。

それでは以上(笑)