フクロウの声が聞こえる | 寿之助のブログ

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主に音楽の事とスポーツの事と車周辺に関することを40代後半に差し掛かったおじさんが書き殴ってるブログです。

こんばんは。そして遅くはなってしまいましたが明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 

以前にも書きましたが、最近の寿之助はインスタの投稿がメインとなっておりまして、インスタの投稿で長くなりそうな場合や関連する内容で新たに話したりないときに限ってブログを使ってます。

 

昨日のインスタ投稿で小沢健二のアルバム「So Kakkoii 宇宙」を紹介しました。このアルバムは2019年11月のリリースで一冬超えてまた聴きたくなって最近プチヘビロテなアルバムでもあります。

 

アルバム「So Kakkoii 宇宙」の中で最近はM3:「フクロウの声が聞こえる」という曲にドハマりしています。でもこの曲は2017年に小沢健二+SEKAI NO OWARI名義でシングルにもなってます。

でもこの時はそれほどいい曲って思えなかったんです(笑)。SEKAI NO OWARIファンの人には申し訳ないけど…

 

 

2曲を聴き比べていただけるとわかりますが、シングルバージョンは時間は丁度いいんだけど、音が盛りに盛っている感じになってます。SEKAI NO OWARIとのコラボなので仕方がない部分もあります。少なくともメンバーの音の分だけはコラボしている訳なのでSEKAI NO OWARIのキャラの主張も必要になってきます。

 

でもね、オリジナルのバージョンも音数はそれなりに豊富なんです。しかも演奏時間はこちらの方が長め。シングルバージョンが5分弱なのに対してアルバム収録バージョンは6分ちょっとです。となるとアルバムバージョンの方が時間が長い分聴いているとダレそうになります。でも実際はアルバムバージョンの方が心惹かれます。理由を色々と考えました。

 

・そもそも寿之助は小沢健二が大好き

・寿之助はそもそも長尺な曲が好き

 

確かに上の理由は図星なんですが、SEKAI NO OWARIも好きなんです。更に聴き込んでいると以下の理由じゃないかな?と…

 

・アルバムの構成に「フクロウの声が聞こえる」が見事にハマってる

・小沢健二の詩の世界観

 

大きく分けるとこの2点です。

 

先ず…

“アルバムの構成に「フクロウの声が聞こえる」が見事にハマってる”

ですが、アルバム「So Kakkoii 宇宙」は1曲目と2曲目がシングルカットされたポップな曲で始まります。3曲目の「フクロウの声が聞こえる」も同様にシングルカットされていますが、ポップな曲かというと立ち上がりはとても軽快とは真逆な重厚な立ち上がりな雰囲気で始まります。

 

だから、アルバムを聴き始めたころは急に重くなる感じが逆に違和感でもありました。

 

音楽って不思議なもので聴いた瞬間ひとめぼれをする曲もあれば、何度か聴いているうちにどハマりする曲もあります。「フクロウの声が聞こえる」は僕の中では明らかに後者のパターンで、じっくり聴いているうちに魅力が増していった曲でもあります。そして「フクロウの声が聞こえる」がお気に入りになるとアルバム全体の流れも不思議と自分なりに理解することが出来ました。

 

次に…

“小沢健二の詩の世界観”
ですが、「フクロウの声が聞こえる」は小沢健二がお父さん目線で作った歌詞となってます。

「天を縫い合わす飛行機 その翼の美しさを チョコレートのスープは映しているよ」

「ちゃんと食べること眠ること 怪物を恐れずに進むこと」

の部分はお父さん目線としての小沢健二の想いが全開です。つまり…

 

小沢健二ひとりで歌い上げた方が説得力が増す

 

訳です。それと小沢健二ひとりで歌い上げなきゃいけない理由。それは…

 

(相変わらず)韻の踏み方が絶妙そしてリズミカル

 

なんです。いま始まった話ではないんですが、その切れ味は相変わらずです。僕の中ではリズミカルに韻を踏み倒して歌う様は小沢健二の魅力の1つ。いや僕の中では最大な魅力でもあったりします。シングルでは韻の部分でパートを分けてしまったりハモってるので、シングルで聴いた時はグッと来なかったのかな?と…。

 

以上がアルバム「So Kakkoii 宇宙」に収録されている「フクロウの声が聞こえる」の僕なりの雑感でした。やはりインスタでは書き切れない内容になってしまいました(笑)。

それではまた…。