ぬかるんだ土壌の上を諸々が撤収の準備。
またね!と手を振りそれぞれがそれぞれの帰路へと向かい去って行く。
僕たちは近隣の栃尾集落に行く。
お風呂に入る為と、我々の楽しみ「栃尾の油揚げ」を食べる為に。
この栃尾の油揚げは東京でも有名で飲み屋さんによく出回っている。
とっても分厚い油揚げでとても食べ出がある。
飲食店だと一枚安くて600円位。高いと1000円とかで供されている。
でも、栃尾で食べれば揚げたてが250円~350円位。しかもおぼろ豆腐が付いてくるところが多い。
本当に大きいので昼食がわりになります。
この安くて美味しい油揚げ探訪が僕らの趣味。
お店によって油揚げへのアプローチが微妙に異なるのも面白い。
焼きに向くもの、煮て美味しいもの。様々だ。
だっちゃんやらセイちゃんやらに初来訪の折案内を受けてから我々独自に調査を実施しておりますが、今日も新店の門を叩く。
持ち帰り170円。その場食べは250円。
お豆腐は付かない。
五分ほど待って熱々の揚げたてを食べられる。
ネギが散らしてあって軽めの食感。
非常にオーソドックスな味である。
煮物とかに良いだろうか?
カヤと同い年くらいの娘さんがレジ前に居て可愛らしかった。
美味しかったです。ご馳走様でした!
その後は名前を失念しましたが、とても良い温泉に行きました。(市営の保養施設みたいな感じだった気がする。)
緑色を帯びた湯色。ヌルヌル系の泉質。凄く良い。
ウタマルも最近は僕と入るのを嫌がらなくなり一安心。
(このウタマル。人生の半分以上を車上で生活しているという強者。)
自分で洋服も脱げるようになりました。
で、風呂上がりにやっぱり油揚げ。
僕ら大ファン。安定の「毘沙門」さんに。
毎度毎度行くから店員さんに、あ!まだ日本中回っておられたんですね!とか、言われちゃって少し恥ずかしかった。
毎度毎度美味いです。ご馳走様でした!
で、お土産に味噌味の揚げさん(190円)を買って今日のお宿のセイちゃんちに。
セイちゃん家にはついつい寄ってしまう。
忙しいのに大らかで何でも手作ってしまう尊敬すべきお姉さん。
土鍋の中で粒立った半透明の宝石。
そこに今が旬のメギスが炊き込まれている。
骨を取ったそれらを混ぜ合わせて、そこに大葉やら薬味が鮮やかな手つきにて入る。
お茶碗によそって貰って皆で頂きまーす!!
激ウマです。
なんだ?新米って。。
このパンチ力というか、日本人の血を否応無く揺さぶるような力強さがある。
食べるだけで良い気が体を巡る気がいたしました。
いやいや、新潟。
お米への揺るぎないプライドがおありだ。
七輪に火を入れて焼き焼き大会再び。
どう考えても今晩中には焼き切れない量の食材が並ぶ。
なんて豊かな土地なのだろうか。
ここは幸せな土地です。
少し前に登場したのは妖怪「泥田坊」ことラガ兄ぃ兄ぃ。
泥の他にも赤いペンキで体中がペインティングされている。。。
一体何があったのだろうか?
セイちゃん家にお風呂を求めて立ち寄ったのだという。
ラガ兄ぃ兄ぃ。青キャンに必要不可欠なレジェンドだ。
湯浴みの音すら勇ましく聴こえる。正に勇者なり。
青キャン実行委員の太い柱。
だっちゃん家族合流。
愛娘のモッカちゃんは歩さん大のお気に入り。
何と無く小さな頃のカヤに似ているからだろうか?
偶然通りかかった青キャンの歌姫Phokaちゃんも合流。
長らく青空キャンプというパーティーに携わる面々が集まったからか?各々の考察が聞けた。
決して真っ直ぐ進んで来れてはいない。
紆余曲折めっちゃある。
代表主催者に挙手する人間がいなくて開催出来ないかも!?って年もあったみたい。
大小の問題を乗り越えて今があるようだ。
諸々と問題はある様だが門外漢の僕の目線からは皆、青キャン大好き!と叫んでいるようにしか見えない。
俺の方が好きだー!
あたしの方が好きだー!
好きのぶつけ合いをしていて羨ましくすらある。
こんなに見守り甲斐のあるパーティーを僕は知らない。
このパーティーは世代交代をしながらどんな風になって行くのだろう?
僕は演者でもそうでなくてもいつまでも見守って行きます。
この度もセイちゃんの家のガレージは煙と笑いに包まれました。
p.s.
鋼の肉体と弥勒菩薩のようなお心を併せ持つラガ兄ぃ兄ぃ。
インドへのカレー修行の話。本当に面白かった。顎外れるかと思いました。笑い声を有難う。