524日目(大相撲 秋場所 初日) | 続 junnos一家キャンピングカー歌い旅 目指せ種子島!!!

続 junnos一家キャンピングカー歌い旅 目指せ種子島!!!

ミュージシャンJUNNOSが2014から家族をキャンピングカーに乗せて敢行していた全国ツアー。47都道府県を踏破した翌日にキャンピングカー横転により終了っていう壮絶な着地の続きです。今度は父ちゃ出稼ぎ一人旅。の筈がやっぱり一人では行かせられないと家族旅続行の日記。

昨晩、染色家のヨシオさんに誘われて今日は大相撲を観に行く。
二年ぶりの国技館へ。

僕にとって国技館はディズニーランドなのでありますよ。

初日っていうのも縁起が良いし、お誘いの声を掛けて頂いた事に感謝を。


江戸風情たっぷりの街。清澄白河で待ち合わせ。
鬼平犯科帳なんか見てると、よく登場する町。

築地の職人さんモリさんと、フランス人のシェフ。アンドレさんも合流、ヨシオさんのお店で少し飲ませて頂いて後、升席に向かっていざ出陣。


相撲部屋も数多くあるこの街。随所でお相撲さんを見掛ける。

関取衆もよく見掛けるというからなんとも羨ましい話だ。



運転手さん!
そこでUターンかましてよぉ~国技館の前にバシぃっと付けてくんなっ!!!かっこ良く降ろしてくれよ。


ヨシオ兄さん江戸弁全開!かっこいいぜ!


さあさあ、到着です。
ミッキーの代わりに力士がおります。



お茶屋さんに案内されて場内へ。



雑踏人混みの廊下を歩いて行き、場内へ入る時のどーーーっんって開き感ったら素晴らしい。
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血湧き肉躍るとはこの事だ。


今生き残っている人間は僕も含めて好戦民族なのだろうなぁと実感する様な雰囲気。
アドレナリンが出る。


男四人で升席。
やることは決まってます。


カンパーイ!!!!!



ビール飲んでワイン飲んで。ワイワイ過ごす。
ちょうど十両の取り組みが始まったところ。


各々、贔屓の力士を見守る。


そして、この升席流石に凄まじい。


声出す、声出す。


間違いなくヨシオ席がこの日一番の咆哮を土俵に送って居た。
大ファンなのです。



皆さんお相撲にとても詳しいので解説付きで凄く楽しい。幕内に入る。

お相撲は一瞬で勝負が決まる。
立会いでほぼほぼ決まると言っても過言ではない。

こう、麦酒を仰ぎ飲んでいる瞬間に勝負が決してしまう事もあるので凝視して観る。



途中、贔屓の関取の出待ちに行ったりお土産見たり。

其の間ずっと飲みっぱなし。


国技館で飲むと何故か酔うんだよなぁ。。素敵な事でごわす。


高安ぅぅぅぅーーーーーー!!!!!嘉風ぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!


高安関及び嘉風関の時のヴォリューム半端ないw

あの升席の一番の贔屓は誰某か!?と周囲にバレた瞬間でした。



日本人力士とモンゴル勢の違いはやはりハングリー精神の有無に違いない。

若手の日本人勢も相撲は上手だし、身体にも恵まれている方が多い。実力でも引けを取らない。

だが、一族を背負っている者の気迫のような物がモンゴル勢にはある。

その気迫が寸分の違いを生む。

しかし、相撲にとってその寸分は大なるものでいかんともし難い優劣を刻んで行く。


何とも厳しい世界だ。



日馬富士を欠くこの場所。
結びの一番。


白鵬関と隠岐の海関の一戦。

立会いを焦る隠岐の海関。
一度の乱れからの番狂わせ。


隠岐の海関が白鵬関を見事に寄り切る番狂わせ。


飛び交う紫色の座布団。花が舞う様。


よもや、初日から座布団投げられるとは思わなかった。

清々しい。



ヨシオさん曰く、相撲巧者の白鵬関はわざとだろうとの見解。
場所の盛り上げなど総合的に加味しての事だろうとの事。
うーん、見ているところが深いですなぁ。



熱気が国技館を包む。
身体の憑き物が取れたような爽快感。


これだからお相撲はやめられない。



終えて、我々は深川飯食べに行ったりまた飲んだり。
終電逃してまた飲んだり。。


ヨシオ氏のお店で飲んでいる時に話を伺った氏のお父上の話しが鮮烈に残っている。


故人の晩年は息子であるヨシオさんと仕事をして過ごしたと言う。
プロのお酒飲みと形容されるお父さんはヨシオさんの仲間と夜な夜な飲むのが何よりも好きだったとの事。

亡くなった時のお葬式には多くの若い飲み友達が馳せ参じたとの事。

いい話だなぁと思った。



親孝行ですね。

いやいや、そんな事ねえんだけどよ。。。と頭を掻くヨシオさん。


清澄白河と言う街で生まれて落語や鬼平犯科帳やお相撲が大好きな氏。
江戸の文化の守護聖人みたい。


ちゃきちゃきとした口調。
いちいち粋な立ち居振る舞い。
生き方に美学を持つ人はなかなか出会えない。


学び見る事の多い人物。


僕はまた両国に、清澄白河に馳せるのだろう。

江戸を感じる良き一日であった。