上原先生講演録 その1 純米じゃないと日本酒じゃないと断言します | 心も体も温かく さいたま市の純米酒専門店「池田屋酒店」の店長、三平の酒飲み徒然草
2010-10-28 17:04:10

上原先生講演録 その1 純米じゃないと日本酒じゃないと断言します

テーマ:上原先生
2001年11月に東京で開かれた『上原先生を囲む会』において、上原先生が講演されたスピーチを原稿起こししたものを、これから数回にわたって公開させていただきます。

生前の先生をご存知の方なら、その語り口調など、懐かしく感じていただけるのではないでしょうか。
「毒舌ナンバー1」と言われていた、しかし日本酒の前途を憂えておられた先生の、面目躍如の講演を、どうぞお楽しみ下さい。



純米じゃないと日本酒じゃないと断言します


上原でございます。

懇切丁寧に紹介いただきました。しかし、まぁ、それほどの男じゃないと思います。

だいたい私はですね、少し変わった、もともと変わった人間なんです。

ある人に言わせると、「お前は純米狂いじゃな」と言われております。

私は、純米じゃないと日本酒じゃないと断言します。

あとは清酒なんです。これは酒税法で決まってますからね。

アルコール添加したり増醸を足したりしたものは、これは清酒です。これは間違いありません。

日本酒って言うのは純米酒であると思うとります。だから変人だって言われるのかも知れません。

喩えは悪いんですが、ビール業界の方が怒るかどうか知りませんが、最近オールモルトっていうビールが出ておりますね。あれはやっぱり純米酒に似たものだろうと思います。

じゃあ、発泡酒は何だっていうと、・・あれは三倍増醸酒ですな。

米の使用量25%が三倍増醸で、麦芽の使用量25%が発泡酒になっておりますから、これは偶然の一致にしてはうまいこと出来過ぎだわいと思っております。

最初からビールと発泡酒は、税の種類を違えてやっとったからうまくいったんです。

ところが、清酒の場合は、純米酒もその他の清酒も一緒型税ですね、同じ税率で同じ価格で売られとったところに大きな誤りがあったんです。

だんだん飲む人が「おかしいじゃないか」、「何だか書いてあるのが変なこと書いてあるぞ」となりました。原材料って書いてあるでしょ、あれに糖類、何とか酸類、等と勝手なこと書いてありますから、だんだんこれ信頼度が薄らいできました。

ビールの消費量が減ったのは、これはまあ発泡酒が多くなったからだろうと思いますが、清酒の場合もビールと同じように多い年が7~8%、少ない年が6~7%、いや5~6%は減少しております、消費量がですよ。

ビールも清酒も同じことなんです。ただウィスキーほど急速には減らなかったですな。

ウィスキーはこれはもう途方もなく減ってます。数字はもうご承知でしょうから申し上げませんが、最盛期の半分も出ておりません。

じゃあ、何が増えたか?

一番は発泡酒、二番に焼酎乙、昔でいう旧式焼酎です。

これは一回はどん底まで落ちましたが、今は増えております。この二つが増えてますが、あとはどれも減っております。

私は純米狂いって言われるくらいですから、純米が大好きです。純米以外ほとんど飲みません。

ただいろんな会に出た時に、自分だけ飲まんというわけにはいきませんので、仕方ないからグラスに3杯5杯飲みますけど、まぁ(飲むのは)その程度です。


続く

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