シナモンスティック──cafe Leben(レーベン) | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

治療院で身体のメンテナンスをしてもらったあと



果物と野菜を買いに行った


郵便局で住民税を納めたり

母親に頼まれた事をしたり


なんだか休まるヒマがない



バカみたいに暑いし


これはダメだ

リセットせねばと


先週行った喫茶店へ向かう






店に入ると

別世界が広がる


店主が奥の部屋で何か作業をしていて

自分の来店に気づかないが


それも良い

ゆっくりとメニューをみて待つ



人の良さそうな店主が

「すみません気がつかなくて」


とやってきた


シナモンの効いた珈琲が呑みたくて

シナモンスティックが付いている珈琲があれば。。。。と伝えると


「以前はあったけれど

シナモンスティックがつくメニューは今はないんです」


というちょっと残念な返事だった


がっかりした顔をしてしまったかもしれない



店主は

「カフェ・オ・レにシナモンパウダーを振るのはサービスしますよ」


と言ってくれる




うん、そうしよう


そのメニューを注文し

先日行った時に座った席と違う席に座ってみる






村上春樹を読みながらしばし待つ



ジャズが流れる店内に

時々カチャカチャという食器の音と

店主の小さな

「よし」という声が聞こえる



真面目な人なんだな。。。。と思う






カフェ・オ・レができたようで

取りに行くと


「ギリギリ。。。。」


と店主がいう


何がギリギリなんだろう。。。。と


村上春樹ワールドに入っていた自分は

カフェ・オ・レがカップギリギリまで入っているから気をつけてという意味か?


と思っていたら


「ギリギリ。。。使えそうなのが一本あったのでつけておきました」



シナモンスティックだ!



ちょっと前にがっかりしたばかりで
諦めていたのに


目の前のカフェ・オ・レに
シナモンスティックが鎮座している





なんと


嬉しい。。。
がっかりしたあとのこの嬉しさったらない

大切にいただきます



カップとソーサーの色が
ブックカバーの色とリンクしている


子供の頃に読んだ本の影響で
シナモンスティックが好きになった


シナモンスティックを見ると
妙にテンションが上がる



シナモンスティックの香りが
カフェ・オ・レに静かに移ってゆく




なんて居心地の良い場所だろう
お客様がいる時はここも賑やかになるのだろうか



静かにシナモンスティックの香りのする
カフェ・オ・レと村上春樹を楽しんだ


一時間程ゆっくりした



こんな事をするのはマナーに反しているかもしれないが

シナモンスティックを口にくわえて
直に香りを楽しむ

サイコーすぎる


店主に
御礼を言うと

「次の仕入れの時は
シナモンスティックを検討しておきますね」

と言ってくれる


ところで
シナモンスティックの感動もあったが
カフェ・オ・レも驚く美味しさだった


ミルクはどこのものを使っているのかをきくと
美瑛の牛乳だという


子供の頃、酪農家さんから搾りたての牛乳を時々いただいていた

あの濃い牛乳だ



またきますね


と言い、店を出て
現実世界へと戻っていく





秘密基地
cafeレーベン



静かに休める貴重な喫茶店