御用聞きの電器屋さんの想い出 | pinocoのブログ

pinocoのブログ

巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

子供の頃

家に御用聞きの電器屋さんが来てくれていた


隣町の個人で経営する電器屋さんだった




家電というものはいい頃に壊れて行くもので


電球ひとつ取っても

来てくれた時に見てもらったり


急なトラブルには電話をかけるとすぐに対応してくれた




子供の頃の自分はとても人見知りだったので

来てくれる電器屋さんとも

たいした話しをすることもなかったが


ピンポーンと鳴らし普通に家に入って来る

親戚みたいな感じのおじさんだった



自分が高校生の頃か就職してすぐの頃だったかに

その電器屋さんの訃報が入った




自死だった



お通夜に行ったけれど

まだ中学生のお子さんがいて


その光景が今でも目に焼き付いている



家電量販店があちこちに出来ていた時代で

そこに行けば安く手に入れる事ができたし


お店に行っただけで何か景品がもらえた時代だった


個人経営の電器屋さんには

相当なダメージだったと今ならわかる





でも。。。。なぜ死を選んだのかは

わからない



訃報が入る少し前に

バスの中からか

自分で運転していたか忘れてしまったけれど


旭川の交差点ですれ違ったのを覚えている

電器屋さんの車は横に名前が大きく入っているのですぐにわかる


その時見た暗い表情が気になっていたが



死ぬ程思い詰めていたんだなと思う


すれ違った時の電器屋さんの表情を

今でも思い出せる




生きていると

まぁまぁキツい事もある


もう楽になりたいと思う事もある


でも生きていることは

何か意味があるのだろうし

やはり生きていたほうがいいのではないかと思う





生きている事が不思議だなと子供の頃からずっと思っていて


目に見えない「心」についても

ずっと不思議だと思っていたし

今も思っている





ところで



参議院選挙の投票日まで一ヶ月を切った


最近身体がしんどい事が多いのだが


選挙大好き人間としては

血湧き肉躍る一ヶ月になるだろう



選挙に出る人の中で

本当に国民の事を思い世の中を良くしようと

心から思っている人は何%くらいいるのだろうか



今回はなんだかそんな事を思いながら

立候補者の演説に耳を傾けたいと思う


御用聞きの電器屋さんの話しから

選挙の話しになってしまったけれど




皆が安心して生きられる世の中に

なると良いなと思う



今年初めての冷やしラーメン


ちょっと寒い日の冷やしラーメン