ああ、それにしてもドイツの戦い方は残念な感じだったなぁ。
アルゼンチン相手に4-0で圧勝したチームとは到底思えない。
今のドイツは負ける気がしない…と、スペイン戦が始まる直前までそう思ってたけど、前半の数分観て、こりゃ勝てる気がせんわ…って思っちゃった。


日本がパラグアイに負けたあと、「日本は勝ちにいくのではなく、負けないようにしようとしたのが敗因だった」みたいな評を新聞とかで読んでふむふむと思ったけど、今回のドイツこそがまさにそう。
「勝つんだ!」ってのと「負けないようにせんと」っていうのとでは、こんなにも違うんだっていう。
逆に「勝つんだ!」っていう闘志が漲ってたのはスペインのほうだったものね。


ドイツ、ミュラーの出場停止はそりゃ大きかっただろうけど、ならば尚更ガツガツ攻め立ててほしかった。
闘志剥き出しに見えたのはシュバインシュタイガーぐらいのもの。
4年前に比べてだいぶ柔らかくなったように感じてたけど、それでも勝ちに対する凶暴なまでの執念を感じるし、何かこうやばいものを持ち続けてるようで血が騒ぐね、彼を観てると。
だから尚更、決着がついたときのあのどうにもやり場のないというような悔しさが観てるこっちにもズンと伝わってきて胸が苦しくなった。


チョン・テセ(北朝鮮)、ドログバ(コートジボワール)、ギャン(ガーナ)、シュバインシュタイガー(ドイツ)。
僕にとって、今大会で涙を誘うほど胸を揺さぶって去っていったのはこんな男たちです。

この感じ、わかるかな?  わかる人にはわかると思うんだけど。


ええっと、昨日の花田~ルースターズ(Z)のことを書こうと思って書き始めたんだが、それはまた今度にします。