古くから東西問わず世界中の様々な民族が『魔法の石』として代々受け継がれてるほどに大切にされてきた石、翡翠(ひすい・ジェード)。
日本でも縄文時代の遺跡などから勾玉(まがたま)や装飾品として見つかっており、馴染みの深い石です。
また中国では玉(ぎょく)と呼ばれ、神秘な精霊が宿るとして皇帝や神として崇められていました。
古代中国では朝礼の儀式に欠かせない礼器とされ、周の時代(紀元前12世紀頃~紀元前3世紀)には皇帝が天地四方を礼拝する儀式において、翡翠で作られた器を用いたという記録が残っており、その後の文献からも神との交信に使われており、石自体が神聖なパワーを持っていると信じられてきました。
また神聖な石であると同時に幸運の石でもあり、子供が生まれた時、結婚など幸運のお守りとして現在でも用いられています。
翡翠の石言葉は安定や平穏・慈悲・知恵・忍耐力や健康、長寿などを表していると伝わっています。
翡翠は中国に限らず、古代より世界各地で様々な民族に魔法の石として崇めてきたとされています。
翡翠の持つエネルギーを利用して、その時代の権力者たちは冷静さや落ち着いた判断ができるように願ったとされており、また健康や長寿の意味も持っていたため、ただの宝石としてだけでなくエネルギーの源として珍重していたようです。
現在精神的な不安定を感じる方や、体力的な不安が常につきまとう方は、この翡翠が持つ石言葉をよく理解したうえで身につけますと、少々の物事では揺るぐ事の無い強靭な精神力と様々な災難に際しましてもくじけることの無い忍耐力を養うことができると信じられております。
また中国を中心とする東洋的な考えとしまして、翡翠は繁栄と成功をシンボルとする宝石として、権力者や財を成した者が身につけてきたこともあり、事業の成功を願う事業家や政治家、芸能人の間でも宝石の持つ意味にあやかりたいと願って身につける傾向にあるようです。
このことは持ち主が潜在的に有している能力を開花させる働きがあるとも考えられますし、また忍耐力や物事に対する柔軟な考え方ができるようになるという石言葉に人気が集まっている証拠であります。
何か新しいことに挑戦する時や何かを決断する時、旅や冒険に出る時に、翡翠を手の中に握って擦る(こする)ようにすると、その結果が幸運なものになると信じられてきました。
また恋人同士や夫婦・家族などで同じ翡翠を持つと、関係を守り、絆を深めてくれると言われています。
カルセドニーはとても穏やかなエネルギーを持つ石で、人との結びつきを象徴する石です。
微小な石英が集まって形成されている石であるという、その成り立ちに関係するのですが、アゲート、カルセドニーグループは全般的に人の縁を繋げる力を持っています。
その中でも、ブルーカルセドニーやホワイトのカルセドニー等、薄い色のカルセドニーは最もその性質を強く持つようです。
ホワイトカルセドニーやピンクカルセドニ―も、人の縁を繋ぐという特性はブルーカルセドニーと非常に近いものがあるので、好みで選ばれると良いでしょう。


