離島の大島の後、気仙沼の温泉で一泊、翌日はBRT、三陸鉄道を乗り継いで、釜石へ向かいます。道中、陸前高田ではあの奇跡の一本松とも出逢います。また、釜石では世界遺産のツアーを見学、三陸は見どころ満載です。

 

気仙沼から行く離島、大島。海水浴場があったり、地引網体験が出来たりします。

大島汽船で40分ほど、一時間に一便くらいのペースで船があります。

  

 

ノープランで上陸したジュニアーズ、観光協会に行き、電動アシスト付きのレンタサイクルで、高台の神社に行きました。その後、海水浴場の田中浜に向かいます。夏を前に、そこは誰も居ない浜辺、波の音だけが穏やかに響くなかを、のんびりお散歩です。

無 人 浜  清 和 の 波 の  耳 打 ち は

 

気仙沼の宿泊はプラザホテル。濃厚な塩分を含んだ良質の温泉で、体がぷかぷか浮かぶお湯は地元でも人気となっています。朝食付きで、一泊一万円でした。

 

 

翌朝、気仙沼に別れを告げて、再びBRTの旅。今度は大船渡=渡駅まで北上します。

  

 

途中に通過する、陸前高田。遠目から「奇跡の一本松」を望みます。海沿いの広大な敷地は、未だに盛り土が進行中で、人の気配は殆どありません。

 

未だに盛り土が続く広大な土地、町民は、本当に、ここに戻ってくるのでしょうか。震災よりも寧ろ、その後の人の手による愚行、蛮行に背筋が寒くなりました。

河北新報に、詳細な記載が御座いました。

  

 

津波で消失した大船渡の駅。今、そこはBRTのみで使われていて、三陸鉄道の駅としては盛駅が始発となります。

 

 

テレビ番組『あまちゃん』で大ブレイクした三陸鉄道。単線一両、のんびり走ります。

運転手が乗客の写真撮影をお手伝いしてくれたり、のどかな路線です。

 

 

 

残念ながら、三陸鉄道は全線復旧を果たせていません。盛~釜石の南リアス線と、宮古~久慈間の北リアス線に分かれて営業しています。

 

 

盛りを出てから50分ほどで、三陸鉄道・南リアス線の終点・釜石に到着です。車窓から新日鉄釜石工場が見えます。日曜日にもかかわらず、巨大な青い煙突からモクモクと吹き上がる白煙、迫力満点の光景です。

 

 

 

駅に着くとSL銀河が出発の準備で客車を連結するところでした。

 

  

 

釜石には世界遺産があります。かなり地味な存在なのですが、ツアーに参加しました。

 

明治日本の産業革命遺産は、鎖国状態にあった日本が、50年という短期間で飛躍的な経済発展を遂げた際の産業遺産群です。歴史上重要な存在となっている各地の遺された建築物などが評価され、2015年、世界文化遺産に登録されました。構成資産は、北九州、山口を中心に、岩手県から鹿児島県にまたがる8エリアに点在、幕末の1850年代から明治末期の1910年までの23資産のひとつが、ここ釜石の橋野鉄鉱山・高炉跡です。

 

以下二点は釜石市郷土資料館にある模型からの画像です。こちらも合わせてみると、理解が深まりますよ。

 

 

遺跡は釜石駅から車で53分、一人2,000円のツアーにはJRsを含め参加者四名。ガイドさんが付きっ切りですので、至れる尽くせり、なんでも教えてくれます。

 

橋野鉄鉱山の高炉跡とは、日本に三か所存在した、高炉のうち、唯一現存する存在なのだそうです。近くの山から鉄鉱石が産出されたため、ここ橋野に高炉が建築されましたが、生産が軌道に乗ると、海に近い今の町の中心部に移転していったのだそうです。

 

 

  

 

釜石名物と云えば、海宝漬け。有名な中村家があり、市場などで販売していましたので、お土産として購入です。今回の旅では、わかめ、マグロの缶詰、漬け秋刀魚などの海産物、うるいなどの地野菜、花巻のどぶろく‥など、いっぱいお買い物。

 

 

♪三陸良いとこ一度はおいで、酒は美味いし、夕陽も綺麗だ‥♪ 

田植えを終えた水面に映りこむ夕陽、ゆっくり沈む夕陽を見ながら、帰路につきました。

 

 

パート1はこちら 

パート3 ホテル・グルメ篇はこちら

(2017年5月20・21日)