サンジェルマン•デ•プレからはじまるパリ花物語

junnette 花道場入門中のチカちゃん、こうへいさんを伴ってランジスへ行った朝、

いつものキャフェで、

バラエティに富んだ会話の中で、

サロンドショコラのデコの件になり、

デコ参加のお二人に図面を見せながら説明、

そして、

サロン繋がりから、かのうちゃんの話を出した。



かのうちゃんとは、茅ヶ崎出身の自称サーファー、

一見、イケメン風(昔はチャラ男風。。。)だけれど、

どこか田舎っぽくて優しい彼は、

一応、あんな感じでも、都内で輸入食材の会社を経営する社長だ。



バブル期を過ごした一人。





間もなくパリで開催されるサロンドショコラは、

お祭りのようなものであり、

真剣なプレゼンテーションの場であり、

新たな取引が始まる商談の場でもあり、

とにかく大イベント。




クライアントのSadaharu AOKI Parisが、

サロン主催者からの熱い要請を受け、参加出店した時から、

この時期の我々の運命は決まっている。



関係者一同、

一緒に神輿を担ぐような気持ちでスタンドに立つ。




この5日間のために、遠土はるばる日本からも応援部隊がやってくる。

当然のことのように、私も、スタンドのデコを終えたタイミングから、

スタンド内に立つ。




お菓子を作ったことが皆無に近い人間ながら、

おかげさまで講釈だけはかなりのものかも知れない。




あれは数年前のサロンで。

サダさんも、横ちゃんも(←塔子ちゃんの『パリごはん』に登場するサトちゃん)、

誰もかれも、


隣のステージで開催されるショーのためにいなくなり、

お客様もショーの方へ流れたため、

スタンドに立つのは、かのうちゃんと私のコンビのみになった時のこと。



大きな一眼レフカメラを下げた日本人男性&女性2名が我々の前に現れた。

すると、その男性は、かのうちゃんに向かって、


「あんた、アオキさん?」


ストレートにきた。



あの優しい、かのうちゃんの顔が厳しいものになったことを私は見逃さなかった。


「いえ、ちがいます。」



すると、その男性は、今度は私に向かって、


「じゃ、あんた?」



フランスに暮らし始めて、顔を剃る習慣がなくなったとは言え、ひげ面はしていない。


しかも、いきなり、人に向かって、それがたとえサービスする側の人間に対してでも、あんた? はないのではないだろうか。



だが、私は怒りよりも、あまりにストレートなトンチンカンぶりに吹き出し笑いをしたら止まらなくなってしまった。





なんていうことを、

チカちゃん、こうへいさんに話しながら大笑いをした

その日の午後、


SADA Boutique Segur 店でいけ込みをしていたところ、



突然、

その かのうちゃんが入ってきた。。。



東京はお隣ではない。



私「気持ち悪いな~。」


かのうちゃん「ひさびさに会って、気持ち悪いはないでしょう。」
      

「じゅんちゃん、どうよ、げんき?」

 
「へ~。。。。」


この人が、人に物を尋ねておきながら、返してくる言葉が「へ~。。。」と出たら、まるで聞いていないサイン。




かのうちゃん「明日帰るけど、またサロンの前に来るから。」




こういう時、ひらめいてしまうのだ。。。




私「サロンが終わって帰る時に、少しばかり持って行ってもらいたい物があるの。」


かのうちゃん「いいよ。」


私「ほんとに!?」


かのうちゃん「いいよ。なに?」


私「資材。●●キロ。」



かのうちゃん、うな垂れながらも


「事務所で預かって、代官山の会場へ持って行けばいいんでしょ。」






あ~、なんて優しい人なんだろう。

今年こそは、真剣に、お嫁さん探しに協力をしてあげないと。




.......................................................................................


encore plus ...


今年も残りあと2ヶ月半か。。。

厳しいな。。。





かのうちゃん「可愛いね~。」
と撫でるが、
いつもの嬉しくて嬉しくて尻尾をふる、
ことがなかったウィ。。。

応援、よろしくお願い致します!