表題の楽曲を金管八重奏版(Trpx3 , Trbx3 , Hrnx1 , Tubx1)のアレンジをし、ミュージック・ベルズさんより出版いただきました。
ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004」の終曲「シャコンヌ」。宗教音楽ではありませんが、どこか厳粛で敬虔な気持ちにさせられる大バッハならではの素晴らしい作品です。
原曲は無伴奏ヴァイオリンのための楽曲。しかし、その素晴らさに、後の音楽家が様々な楽器、編成でアレンジしていることで知られています。例えば、ブラームスやブゾーニがピアノ用に、ストコフスキーがオーケストラ用にアレンジしたものが有名で、一本のヴァイオリンの楽曲がこれほど多彩に広がるのかと音楽の可能性を感じずにはいられません。このアレンジをするにあたり、50種類くらいの様々なアレンジ、演奏を聴いて勉強しましたが、それぞれが全く違った解釈で、これもまたバッハ作品の懐の深さだと思いました。
今回はブゾーニのピアノ版を参考に金管八重奏、トランペット五重奏、ユーフォニアム・チューバ四重奏にアレンジしました。原曲は15分以上の演奏時間ですが5分弱に抜粋しまとめましたので、アンサンブルコンテストでも使っていただけます。
【参考音源】
◆金管八重奏版(私がアレンジしたMIDI音源)
◆トランペット五重奏版(私がアレンジしたMIDI音源)
◆ユーフォニアム・チューバ四重奏版(私がアレンジしたMIDI音源)
◆ピアノ / ブゾーニ編曲版
◆オーケストラ / 齋藤秀雄編曲版(小澤征爾指揮/ サイトウキネンオーケストラ)
◆オーケストラ / ストコフスキー編曲版
◆吹奏楽/ 磐城高校吹奏楽部(吹奏楽コンクール全国大会にて)
◆金管アンサンブル / London Brass
◆トランペットアンサンブル / The Most
◆トランペットアンサンブル / Marco Pierobon 多重録音