左乳房温存手術から昨日でちょうど半年でした。
傷の内側はたまにズキズキ。
日によって違いますが、ズッキーンと急激に激しい痛みが走ることもあります。
リンパ節郭清はしていませんが、傷周辺〜脇〜腕の内側あたりはヒリヒリ、ピリピリ、ジンジンがずーっと続いています。
これはいつかなくなる日が来るのかな…
傷はすっかり平らにはなりましたが、まだ色が濃くてはっきりとわかります。
やっぱりケアをしないと綺麗にはなりませんよね
乳腺外科の診察は放射線初回と同日の2月18日でした。
半年経って、一区切り。
毎月通った乳腺外科もこれからは毎月ではなくなるのですね。
主治医と会えないのはちょっと寂しいかも…
副作用もなんとか大丈夫そうなので、ホルモン剤も今回は3ヶ月分の処方です。
辛い時は1週間単位で休薬してみてもいいとのこと。
もちろん、その時は報告してくださいと。
次回の予約は4月ですが、放射線治療中に何かあったらいつでも寄るようにと言ってくれました。
診察室を出るときに、
「ご主人さまによろしくお伝えください」と声をかけてくれた主治医でした。
いつにも増して優しく感じました。
病理結果が再検査になったり、癌研にセカンドオピニオンを聞きに行ったり、夫共々、他の温存患者さんよりも主治医とは多く接してきたと思います。
主治医の言葉がとても嬉しかったです。
そして、昨日は放射線治療5回目。
線が薄くなっていたので…というか、大事な中心のところがほとんど消えてしまっていたので、技師さんが苦笑。
また赤紫色でクッキリと書き足されました。
月曜日まで消えないように頑張ってくださいね!って
ブロ友のみきさんを真似て、ライナックに名前をつけてみましたよ〜
愛着が湧きますよね
みきさん、励ましをありがとう
命名:アンパンマン
頭の中で歌が流れて止まらないので、もうそれしか思い浮かびませんでした
実は、アンパンマンの4回目を受ける日、明け方から急に咳が出始めたのです。
病院に向かう途中も胸が痛くて息苦しくなりました。
照射前に看護師さんと技師さんに伝えたら、照射中は軽めの咳なら問題ないとのこと。
我慢しすぎると大きな咳き込みになるから、我慢しないで流すように軽くコホコホなら大丈夫だと言われました。
ちょうど診察日だったので、照射後に先生と話しました。
「始めたばかりのこの段階で放治が悪さをすることはないから風邪だと思いますよ」とキッパリ言われてしまいました
でも、乳腺外科だけでなく、消化器内科、リウマチ膠原病内科の薬を飲んでいる話になると、先生の表情が変わりました。
電子カルテの受診科の記録や採血結果などを見て、膠原病の話に。
もし今後の検査結果で、膠原病の病名がついた場合は放射線とは相性が悪くなるのでとても注意が必要だそうで…
放射線治療後半にはもっと咳が増えるかもしれないと言われました
一昨日は胸部のレントゲンを撮ってから帰りました。
昨日、アンパンマンの5回目は早目に受付を済ませたのに1時間近く待たされました。
放射線治療でそんなに待たされるなんて
時間がなくて、レントゲンの結果を聞けずに病院を後にしました。
私の放射線治療スケジュールは全20回です。
乳がんの通常分割照射は50グレイです。
1回2グレイ× 25回で50グレイ。
人によっては2グレイ× 5回を追加して、合計30回で60グレイの方もいます。
私は寡分割照射といって、1回の量を多めにして通う回数を減らしています。
1回2.66グレイ× 16回、プラス4回の全20回で、合計53.2グレイの照射をします。
ある病院のHPからコピーさせていただきました。
放射線治療の回数について
従来の治療と短期照射
乳癌術後の放射線治療は昔から中等度(45~50Gy程度)の線量で25回/5週間程度の期間の治療を行うことが一般的でした。前述のとおり放射線治療を行うことで再発の予防効果はありますが、5週間の治療期間を負担に感じる方は多くいらっしゃいます。できれば短期で治療を済ませたいというニーズから、40Gy程度の線量を15回程度で治療をすることで代用できるのではないか(1回あたりの線量が多くなる分、総線量を抑えても理屈上同等の効果がある)という仮説が出され1990年代に検証されました。
英国(START-A START-B試験)、カナダなどの試験ではそれぞれ1000人以上の患者さんをくじ引きで短期照射(13~16分割)か通常分割(25回程度)のどちらかに振り分け経過を観察しました。その他にも多数の試験がなされ、20年ほどの経過観察期間になっています。
これらの試験を統合してみると
- 治療の効果(再発予防効果)に差はない
- 晩期反応、治療後の見た目も差はない
- 急性期反応は短期照射のほうが軽度である
という結論が得られ、短期照射が標準的な治療と考えられています。
国内でもJCOGという臨床試験グループで2010年ごろから同様の治療を行う試験が(JCOG0906)が実施されました。その結果、安全性が検証され、国内でも短期的には特に副作用の増加なく期間短縮が可能という結論が得られています。
ご注意いただきたいのは、短期照射はあくまでも領域リンパ節の予防的治療が必要「ない」方が対象になる治療です。リンパ節の予防的治療が必要な場合、短期照射を希望されない場合は通常分割での治療を行っています。また前述の臨床試験に主に参加されたグループ(50歳以上、化学療法を行っていない)以外の患者さんでは慎重に検討すべき(細心の注意のもと行うことを考慮してもよい)とされています。
当院での短期照射の導入
当院でも2017年より短期照射を開始しました。日本のJCOG試験で行われた治療に合わせて、1回あたり2.66Gyで治療を行っています。(下表参照)
仕事や家の都合で長い治療期間がネックになることがありましたが、治療期間が2週間ほど短くなるためメリットは大きいとの評判をいただいております。
参考 治療回数と期間
治療 | 治療回数 | 1回の線量 | 総線量 | 期間(目安) |
通常分割 従来型 | 25回 | 2.0Gy | 50.0Gy | 5週間 |
30回 | 2.0Gy | 60.0Gy | 6週間 |
短期照射 | 16回 | 2.66Gy | 42.56Gy | 3週間 |
20回 | 2.66Gy | 53.20Gy | 4週間
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「通常分割照射も寡分割照射も効果は変わらないから、短い方がいいですよね?」と
16回+4回の合計20回の放射線治療スケジュールになりました。
推奨度に違いがあるのは、今まで一般的に行われてきた通常分割のデータはたくさんあるけれど、寡分割のデータが少ないというだけらしいです。(私の病院の放射線科医師の話によると)
病院によってはまだ取り入れていないところもあるようです。
あとは、保険も絡んでいるそうです。
保険会社によっては、50グレイ以上でなければ保険金が下りない契約もあるそうで、
患者さんの中には50グレイ以上じゃないと困るわ!と訴えて、敢えて多く通う方もいらっしゃるとか。
保険の内容も要チェックですね。
改めて表を見たら、私は25回の方よりも総量は多くなるんですね。
何事もなく最後まで通えるといいなと思っています
それにしても…
始めたばかりで副作用は絶対にないと本当に言い切れるのかな…と疑問です。
先にランチ写真
写真だと実際の色がわかりにくいのですが…
術側、つまり照射されている側の胸から鎖骨周辺、首、脇から上腕内側が赤く腫れて炎症を起こしているんです。
かなり痛いし、痒いしで眠れませんでした
一昨日から鎖骨あたりに触れる衣類がチクチクするなぁとは思っていましたが、昨日の5回目を終えた後は首や腕に急に広がりました。
今まで普通に身に付けていた衣類が急にダメになりました。擦れて痛いです。
突然敏感肌になった感じです
これを副作用と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか…
2.66グレイで5回終了だと、2グレイの6回〜7回に相当するので、副作用の出方が早いのかな?
効果も副作用も変わらない!と先生に言われるかもしれませんが…
月曜日に相談してみます。
咳はそれほど酷くなっていないので、本当に風邪なのかもしれません。
昨日ベッドに入る前にかなり悪寒がしてブルブルしていたら、次女が自分の羽毛を私の羽毛の上にかけてくれました。
ダブル羽毛
ぬくぬくになりました
この週末は出来るだけ身体を休ませて、来週の治療に備えようと思います
みなさんの痛みや辛さが和らぎますように
穏やかに過ごせますように
いつも読んでくださって
ありがとうございます🌻