無性に寂しいときってありますよね。

 

 

そんなとき、私たちはガス欠の車みたいにカラダが動かなくなります。

 

ふとんのなかに縮こまって、ただただ誰かが助けてくれることを求めてしまいます。

 

 

けれども、そんなあなたにやってくるのは救いではなく、批判かもしれません。

 

「そんなふうに引きこもっているから寂しいんだよ!」とかね、批判してくる人が現れがちです。

 

 

いえいえ、逆ですよね。

 

引きこもっていたから寂しいのではありません。

 

寂しいから動けなくて、

自分の殻に

引きこもってしまっているだけ。

 

 

でも、こういうことを分かってくれない人って多いもの。

 

 

それに今の世の中、みんな忙しく、自分のことで精いっぱいです。

 

寂しい人をふとんから引っ張り出してくれる人ってなかなか見つかりません。

 

 

 

だからといって、立ち直ることが不可能なわけでは決してありません。

 

 

それどころか、実は簡単なことなのです。

 

とりあえず、

孤独について、

寂しさについて、

考えることを止めてみてください。

 

 

「どうしてこんなに孤独なのか……」とか

「私の何がいけないのか……」とか

「いつになったら、こんな気持ちとサヨナラできるのか……」とか

そういうことを考えていけません。

 

 

これも逆です。

そういう考えは全部、どこかに追い払ってしまいましょう。

 

 

たとえば、カラダのどこかが痒くなったときのことを思い出してほしいのです。

 

楽しいことをしている最中なら、痒さのことはあまり気にせずに過ごしますよね。

すごく忙しい場合もそう。痒さを気にする暇がありません。

 

そうするうち、痒みはだんだん収まっていくでしょう。

よかった、よかった。

 

 

ところが、たまたま暇だと「痒い部分」に意識が集中します。

そのため、痒みがひどくなってしまいます。

 

 

孤独もまったく同じです。

孤独について考え始めると、孤独がどんどん強まるのです。

 

 

というわけで、

寂しい気持ちが募ってきたら、

スリリングな映画でも見て、寂しいことを忘れようとしましょう。

 

そうするうちに、本当に寂しさは収まっていきますよ。

 

 

もしかすると翌日の夜も、また寂しくなるかもしれません。

そうしたらまた、気をそらすことに打ち込みましょう。

 

 

「そんなふうに、気を紛らわせるだけなんて、もうイヤだ!

この孤独から本気で逃れたいのに、ごまかさないで!!」

 

と思いますか?

 

 

だとしたら、あなたは「孤独」というものを勘違いしています。

 

孤独というのは、消すことが出来ないもの。

そして、「上手に飼いならしていくべきもの」なんですよ。

 

 

それなのに、あなたは孤独のことを

「消してしまわなければならないもの」だと考え、「今すぐ消えてほしい」と願い、

 

それなのになかなか消えていかないから、絶望してしまっています。

 

 

そのうえ、

自分が孤独な理由について、いろいろと自分の人生を振り返り、自らにダメ出ししたり、自分で自分を憐れんだり、いろんなことをやってしまっているかもしれません。

 

 

それって、どこかが痒いときに、ガリガリ、バリバリ引っ掻いて、痒みをますますこじらせることに似ています。

 

 

 

恋人がいないからではありません。

あなたがダメな人間だからでもありません。

人づき合いが下手だからでもありません。

 

どんな人生を歩んでいても、

寂しいときってあるんですね。

 

 

「寂しさ」とは痒みと同じで、なんだか急に湧いてくる、神経上の不快な感覚なのです。

 

 

よく言うではありませんか。

 

隣に恋人がいても寂しいとか、

たくさんの人に囲まれていても寂しいとか、

 

思春期は寂しくなるものだとか、

歳がいくと寂しいものだとか、

 

雨の夜は寂しくなりやすいとか、

雲ひとつない空が私を寂しくさせるとか、

 

秋になると寂しく感じるとか、

春なのに寂しいとか。。

 

 

それってつまり、

「なにをしていても寂しいときってある」ということを言っているわけなのです。

 

 

ですから、一番いいのは、

「寂しい」という感情を「痒い」と同じことだと考えておくことです。

 

 

カラダのどこかが痒いとき、

いちいち、大病を疑ったりはしませんよね。

 

また、痒くなった理由について、

自分を責めたり、

自分の置かれた環境を呪ったりもしないでしょう。

 

 

「あ、なんか痒い!

でも、ここで掻くとひどくなるから、

とりあえず、何かして気をそらそう!!」

 

そう思うのと同じ感覚になりましょう。

 

 

「あ、なんか寂しい!

でも、寂しさから逃れようとするとますます寂しくなるから、

なんかして、気をそらそう!!」

 

こんな感じです。

 

 

もしかすると、今日のブログを読んで、「ふざけた話」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

「孤独の辛さ」をちゃかされているようで、不快に思われたら申し訳なく思います。

 

 

けれども、

今のあなたが孤独の苦痛にものすごく悩まされているのなら、

どうぞ、騙されたと思って、「あまりクヨクヨ考えず気を紛らわす作戦」

を試してみてくだされば幸いです。

 

 

上手に孤独とつき合っていけたら、

人生がとてもラクになりますよ。

 

 

孤独のことを「消さなければならないもの」と思う人は、好きでもない相手とつき合おうとしたり、憎い相手でも別れられずにいたり、寂しさを埋めてくれる人に騙されたり、いろいろと辛い想いをしてしまうこともあります。。

 

逃れられないものから逃れようとしないことも、生きるコツのひとつです。

 

 

今夜は話が長くなってしまいましたが、

みなさん、今日もお疲れさまでした。

 

おやすみなさい!

いい夢を。。