車検を頼まれたんですが、これが大変でした・・・
見た目は綺麗だったんですが電装がえらい事に、
バイクはスズキのGT380・・・また2サイクル3気筒じゃん(笑)
先ずは、キルスイッチが使えないのとホーンが鳴らないって事だったので見てみる事に
キルスイッチの方は、スロットルボックス開けてみたらすぐに原因がつかめたので直しました。
ホーン側は、やはりスイッチかと思いボックスを開けてみたんですが問題が無く
配線を疑ってヘッドライトの中の配線まで探ったんですが導通もあり問題なかったのでホーン本体を調べてみた所、導通が無かったのでホーン自体が原因でした。
問題は、ホーン内部の電磁石の断線だと修理不能でホーン交換なのですが古い車両ですからね
純正は出ないしデザイン的にもこのまま使いたい所ですね、何にしても開けてみることに。
テスターで計測してみると、電磁石は問題無でした(^▽^;)
どうやら内部スイッチの接触不良の様です。(ピンクと黄色の線の間にあるネジの先端にあるのが接点です)
構造と作動原理は蓋になってる振動版に付いてるフランジ状の物が真ん中の電磁石に入ります、電源が入ると吸い寄せられるのですがフランジ部分がスイッチを踏むので電源が切れます、すると電磁石も切れるのでフランジが開放されます、そうすると又電源が回復するので電磁石に吸い寄せられる。
これが何回も高速で起こるので、振動版が鳴動するって事ですね。
クラシカルで機械的な構造です(笑)
接点を外して磨いたら回復しました。
このまま戻すと内部に水が浸入してしまいますのでガスケットを造ります
円カッターで丸く切り出します、幅を決めてさらに中を抜きます
穴位置を振動版を使って決めたら、ポンチで穴を開けます、で出来上がり
ホーンに残ってる古いガスケットを取り除いて組み立てれば終わりです
最後にホーンの調整をかねてチェックをします。
導通してますね、真ん中を押すと
導通が切れます、押しても切れないようならスイッチを押す位置の調整をします、
このホーンの場合裏側のナットと表の真ん中のナットで調整します。
最後は車両に付けて鳴らして微調整をして下さい、
音が濁っていると車検に通らない事もありますので。
これで問題点は解消されたはずなので車検に行ったのですが・・・更なる問題が・・・
なんと!ヘッドライトが問題で車検落ち・・・
今回の車両GT380の初期型なので元々はシールドビームなのですが
どうやらバルブ切れで前のオーナーなのか?何処かで改造されていたのですが
光軸テスターで数値が出ないほどで、
テスター屋さんの話では、光が拡散して光軸自体が存在しないそうです。
誰がしたのかは知りませんが、いい加減な改造でした。
シールドビームの裏側からソケット部分を外して、
その部分にH4バルブの傘を外してハンダ付けしただけのヘッドライトです。
そのまま付けただけ状態のため、
光源の位置が後ろになり過ぎて、光が拡散してるようです
外してみると
こんな感じでした、このままではバルブ切れた時にも対処に困るので再加工します。
今回は、バルブ自体を前に出さないといけないので少し悩みましたが
丁度事故で壊れていたヘッドライトに良い部品が付いていたので流用します
H4バルブ用のソケットです(笑)
カシメてあっただけなのですぐに外れました。
こんな感じで付けばいいですが、
溶接はリフレクターを痛めるので使いたくないのとこのまま付けてもバルブが前に出ないので同じ事になってしまいますからリフレクターを加工します。
先ずは位置決めしますがスプリングフックが邪魔ですから外します
やはり此処もメッキを痛めない様サンダーでは無くリューターを使って地道に外しました
こんな感じで入る様に削って終わりですよ
一応、軽圧入で入るぐらいに調整してあります、また外れない様三ヶ所爪を残して削りました。
この状態で、点灯確認しましたが、しっかり光軸が出ていましたので成功ですね
微調整はバルブの傘側の爪ですれば良いので(笑)
リムに組み込めば完成ですが、スプリングフックが無くなってしまいましたので
代わりにネジ部分にスプリングを追加しました
こんな風にですよ~
いや~しかし今回の車検は大変でした