【俳句】その40

11月前半の俳句

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 ぶんかさい　　

文化祭

あと片付けし

しぐれにじ

時雨虹

季語【秋】＝「時雨虹」

「虹」は夏の季語ですね

朝虹、夕虹、虹立つ、虹の帯

虹の梁、虹の橋、二重虹、白虹・・・

時雨が降る晩秋にこそ

虹をよく見ることができるのが

ここ山陰

冬もけっこう出現しやすいです

実は！

「文化祭」も秋の季語なのです！

文化祭を言い換えるならば

発表会、記念祭、周年際

創立祭…

それとも「時雨虹」をやめる？

最終的には「季重なり回避」で

俳句勉強会には参加しました

文化祭の後片付けを終えたところに

お天気雨が降って

北東の空に虹が架かりましたよ

・・・というリアル俳句でした

それより何より中七！

かなり悩みました

古語体に替えたのが下の句

 ぶんかさい

文化祭

とりやり

とり遣り

たれば

しぐれにじ

時雨虹

どっちもどっちでしょうかね

ギブアップ

老いて

なお愛し

君と落ち葉

かさこそ

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字余り俳句ですが

「かさこそ」に〝想い〟を

込めました

「愛し」で切ってよむべきか

「なお」で切るべきか・・・

老いてなお

愛し君と

落ち葉

かさこそ

老いる対象が

自分なのか「君」なのか

双方なのか

「君」とは誰をさすのか

読み手によっては

共に年を重ねた熟年夫婦の俳句

・・・とも受けとれるでしょう

実はこの俳句

もうすぐ16歳になる

愛犬との日々をつづる

飼い主さんのブログを詠んだもの

です

ブロガー猫科のエリーさんには

ご快諾をいただきましての

作句そして勉強会投句と

この記事アップに至っております

『15歳９ヶ月になりました。』

『「一瞬一生」』

『爺柴てつからのお礼』

「かさこそ」と落ち葉を踏む音が

聞こえてきそうなんですよ〜click

『爺柴walk』

ななじゅうごじょう

七十五畳

日の丸仰ぐ

かみ　の　あき

神の秋

出雲大社の杜を背景に

はためく日本国旗の大きさは

七十五畳分もあるのです！

出雲大社の日の丸の旗は、なんとタタミ◯◯畳分！ 出雲市の結婚式場アンジェグレースガーデン

最初に詠んだのは

縁（えにし）の杜

たなびく日の丸

神の秋

でした

そこから

上五を推敲し

中七も

「日章旗」「国旗」「日の丸」

「揺れる」「はためく」・・・

と、迷走しました（これを推敲と呼ぶw）

動画もございます

〜某ブロ友さん提供〜

『第１４１回　花月俳句勉強会』