４月前半の俳句
※「しまね観光ナビ」サイトより拝借
あさもや
朝靄の
しんじこ
宍道湖船影
しじみ掻き
春の季語＝蜆【しじみ】
「霧」は冬の季語ですが
「靄【もや】」は
季語を持たないそうです
ちなみに「朝霧」は秋の季語
あさもや けぶ
朝靄に烟る…
としていましたが
「烟らない靄があったらもって来い！」
と某先生に叱られるパターンだと
ギリギリで気づいて直し
投句しました
私としては「烟る」が
〝肝〟だったのですが
また別の機会に
烟ってみたいと思います
私が生まれ育った城下町・松江
風光明媚な宍道湖のある
県庁所在地です
いたってマイナーな町であり
宍道湖でありますが
全国１位２位をあらそう
蜆（しじみ）の名産地でもあります
（ライバルは青森県）
※「しまね観光ナビ」サイトより拝借
「じょれん」というカゴの付いた
長い竿を使う漁の様子は
宍道湖の風物詩
穏やかな湖面を
ゆっくりと進みながら
じょれんを操り
しじみを獲る漁師さんの姿は
とても絵になります
汽水湖の宍道湖で
しじみが獲れるのは
水深が約４m以下の場所で
湖岸に限られます
漁法は
舟上から人力でじょれんを扱う
「手掻き」
人が湖に浸かる
「入り掻き」
船の動力でじょれんを引く
「機械掻き」
の
３種類があります
〜「しまね観光ナビ」サイトより抜粋〜
宍道湖にまつわる思い出の数々・・・
語りつくせません
ただ単にまとまらないだけ
宍道湖への思いが重すぎて
いたってベタで凡庸な一句です
離任の春
エール
贈る子
離島の子
先月末
私が目にしたTVニュースは
貼り付けた動画とは別でしたが
私が視たニュースでは
島を離れる教頭先生へ
マスク姿の男子児童（５年生くらい）が
顔を紅潮させ
フレーー！ フレーー！
と
応援団長さながらにエールを贈るシーンが
流れていました
どこの島、どこの学校だったのでしょ？
ちゃんと視ていなかったのですが
体いっぱいに声を出す児童
その場面が胸に迫り
じーーーーん・・・
別の俳句を準備していましたが
急遽こちらの一句を
勉強会参加に加えました
このめだち
木の芽立ち
気後れの我
いそじなか（いそじはん）
五十路半
はい
わたくし此の春５５歳になりました
下五は「いそじはん」と詠むべきか
「いそじなか」なのか
どっちが正解でしょう？
実際のところ
年齢に関係なく毎年のことなのですが
木の芽、草の芽が立って
若葉が萌えはじめるこの季節が
苦手なのでございます
あのパワーに気後れします
「山笑う」という有名な季語がありますが
ほんと
気後れして呆然と立ちつくすしかない
ちっぽけな私を
嘲笑うかのような
山の萌え萌え感・・・
毎朝庭先で発見する発芽や
花芽に嬉々とし
今にも咲きそうに膨らむ蕾に
ワクワクしながらも
どこか気後れしている
そんな自分がいるのです
五十路半ばだから？？
最終的に
俳句勉強会へ参加したのは
中七を変えたこちらです
このめだち
木の芽立ち
き ゆう
喜憂
な い ま ぜ
綯い交ぜ
いそじなか（いそじはん）
五十路半
